出発前に、天気予報をおそるおそる見てみると…
秋雨前線が停滞するそうで、天気予報は全国的にずらりと曇と雨マークが並んでいました。
あーあ。
晴れている山に登りたい。
誰もがそう思っています。
でも岡山や鳥取は、東京からは遠い。
思い立ってすぐ行ける場所ではありません。
それに、少しの雨かもしれないし。
運良く、晴れる時間があるかもしれないし!
そのとき、そこにいなければ登ることはできないのだから、とりあえず向かいます。
でも、山へ登れなかったときのために図書館で「岡山」「鳥取」のガイドブックを借りておきました。
あくまで、念のためですがね!
山に登れることがいちばんですが、せっかく遠くへ行くのだから、もし登れなくても楽しもうと思います。
温泉とか、おいしいものとか。
ふふー。
雨でけぶる羽田空港へ到着。
手荷物を預けたあとは、いつもの5階のスタバへ。
メニューがありすぎて選べないので、いつも店員さんのオススメをきいています。
今回は、季節限定のドリンクにしました。
ふわふわのチョコホイップがのっています。
甘いわぁ。
おぉ〜、大谷翔平ジェットです。
自分の顔が飛行機になるなんて、すごいや…
このあと出発ロビーからも見えましたが、顔のところにちょうど翼がかかっていたので、この角度がベストでした。
羽田空港ののボードでは、岡山桃太郎空港の天気は「曇り」となっています。
雨の運転、あまりしたことない。
空港でレンタカーを予約していますが、昨夜は緊張で眠れませんでした。
蒜山と大山へ車で行くことを決めてから3ヶ月。
普段、原付には乗りますが、車はほとんど運転しません。
ツレにお願いして、都内の道はせまくて怖いので出かけたときに交通量の少ない道路から練習してきました。
久米島で小さな電気自動車に乗ったときは1人でしたが、普通の車で1人は今回が初めてです。
免許をとったきっかけは、高齢になる両親の役に立つから、ともうひとつ。
「公共交通機関では行けない山へ行きたい」でした。
そして免許はとったものの、甲州街道が信号で3車線になったときの狭さが怖くて運転しなくなりました。
そのまま10年以上。
そりゃ、運転に慣れるはずもない。
でも今回、この山旅を決めて、変わりたいと思いました。
自分さえやればできることなのに、やりたいと思ったことをいつまでもやらないままにするのか。
機体は雲に突っ込み、真っ白な視界の中を高度を上げ、雲の上に出ました。
昨日も一昨日も曇りだったから、青空が嬉しい。
モニターを見ると、静岡県か長野県の上空です。
雲の切れ間から街並みが見えました。
あ、山頂に池がある。
濃い青が美しい。
なんて山だろうか。
岡山桃太郎空港のターンテーブルもかわいい!
高知はカツオだったなぁ…
外へ出ても、やっぱり桃太郎。
到着日は、岡山空港から2~3時間ほどで着く蒜山へ登ろうと計画していました。
蒜山・ひるぜん(岡山県) | はじめての登山・トレッキングガイド【名鉄観光】
蒜山は、上蒜山、中蒜山、下蒜山とあり、もちろん縦走をしたいのですが、時間的に無理。
下蒜山だけをピストンと思っていたけれど、昨日からの雨で、粘土質の登山道は滑りやすいでしょう。
それに、運転の緊張で2時間も寝てない。
飛行機の中でも眠れなかったし…
レンタカーに乗り、蒜山高原へ向かうことにしました。
そこでお昼ごはんを食べてから考えよう。
慣れない運転で疲れるでしょうし。
私ひとりなので、どうにでもなる。
大きな目的は、大山と氷ノ山です。
だから無理はしません。
米子道へ入ったあたりで、カーナビが道じゃないとこ走ってるわ〜。
以前、ツレと行った沖縄本島のレンタカーもそうでした。
高速で走っても50km以上出ないうえ、カーナビはずっと海の上を走行中だったなぁ。
約2時間かけて100km走れました。
「蒜山高原サービスエリア」で休憩して、モカソフトをいただきます。
カーナビはどこかを走行中ですが、蒜山ICから蒜山高原エリアの「高原亭」へ。
「蒜山高原 ランチ」で調べたら、たーくさんお店がありました。
塩ホル麺というのを食べてみたくて、こちらへ。
ホルモン大好き!
単品でジンギスカン、ジャージー牛ホルモン(100gくらいだそうです)と塩ホル麺を注文。
「ひるぜん焼そば」も、もちろん気になるんです。
でも、さすがに麺類ダブルはだめ。
羊、うまい〜。
ホルモンは盛り合わせなんだ。
ぷりんぷりん脂たっぷりでした。
肌もツヤツヤになるか…?
そして、塩ホル麺。
のっているホルモンも麺もおいしくて、これにしてよかった!
食べ終えると、本降りの雨になっていました。
山へは行くな、ってことだ。
もともと、そのつもりだったからこんなに満腹になるまで食べたんですけどね。
この腹では、晴れていても登れまい。
ここから今日の宿までは10kmありません。
最後まで慎重に。
山に登らなかったので到着が早すぎました。
広い駐車場の隅っこで、後ろ向き駐車の練習に励みます。
今はまだ、両隣が空いていないと駐車できませんが、いつか… いつか…
続きます。