舗装路歩きが長いのはつまらないので、自然探勝路へ。
これが失敗でした。
工事をしていなければ、自然探勝路でよかったのだけれど。
足元には…
ジャゴケだっけ?
蛇みたいな柄です。
青木ヶ原樹海ツアーのとき、教えてもらいました。
このときのガイドさん、すごくよかったなー。
倒れてるんじゃなく、こう生えてるんだよね?
△935あたりまで下ってきました。
ここから少し、登ります。
工事中の広場に出ました。
「まわり道」とありますが、どう迂回すればいいの?
看板の向きも、いまいち。
よくわからない。
「仙谷コース合流」へは、行ってもいいのか。
ダメって書いてないもんな。
だって普通、工事車両の方へは行かないよね?
そう判断し、苔ロードを登ります。
どう見ても、その先が道ですが…
でも仕方ない。
斜面を登ってショートカットして、再び登山道へ。
14:15
△920から△1020まで登ってきました。
あと少しで仙谷コース合流の地点というところまで歩いていくと、工事関係者に「落石のため通れない」と…
この網を、苔ロードの下に張ってくれればよかったと思いますよ…?
でも、落石で通行止めなら仕方ない。
登ってきた道を下ります。
下ってきたら、ちょっとイラッときました。
間違えたのは私だけかもしれない。
でも…でも…
苔ロードの入口に立入禁止の看板をたててよ!
仙谷コースが歩けないのは事前に調べて知っていたけれど「自然探勝路は通れる」って言われたら、通行止めなのは自然探勝路と仙谷コースが合流するところより上なんだって思うじゃん。
手前に「まわり道」看板を置かれたって、どう迂回していいのかわからない。
こんなことなら三ノ丸登山口へ素直に下ればよかった。
舗装路なの、どっちも変わらないし。
時間のロスが腹立たしい。
工事車両の方へ歩き、そのまま柵に沿って下りました。
14:35 登山口
下りは、ひとりも会いませんでした。
どうやら氷ノ山は、兵庫からの方がメジャールートのようです。
ここからは上り坂だよねぇ。
なんか、もう疲れた。
でも、今歩いている車道は朝、車で通ってきた道。
だから、確信があるので気持ちはラクです。
15:05 駐車場
振り返ると、さっき下ってきた階段が急なゲレンデが見えました。
あそこから歩いてきたんだ。
しばらくトボトボ歩いて車が見えたとき、すごく嬉しかったです。
さて、岡山まで運転がんばろ。
謎の道を示すナビに翻弄され、高速道路優先にしたら時間かかっちゃった。
1時間半かけて登山口へいき、氷ノ山を5時間かけて歩いて、岡山まで5時間半。
車線変更できなくて遠回りしちゃったり、ガソリンの残量が心配になって途中で高速おりたり。
ツレに
「なぜ、そんなところに…」
と言われた、真庭のパーキングエリアで休憩。
私も、そう思ったもん。
初日に蒜山へ行くときに「真庭市」を地図かなんかで見たと記憶していたので、パーキングでこの名前が見えたとき、気が遠くなりかけました。
でも、食べてみたかったホルモンうどんを食べられました。
おいしかった〜。
下山して駐車場に着いてから、6時間(休憩もしましたが)かかって岡山国際ホテルにやっと到着。
あぁ、なんかステキだわ。
私にとっては、ちょっとお高めのホテル。
ではなぜ、選んだか。
岡山ICから近いところで、駐車場が広かったから!
玄関から遠ざかれば、絶対に空いていそうだと思ったからです。
せっかくホテルへ着いても
「どこにも駐車できない…」
となったら大変です。
後ろ向き駐車が技術的に不安で、両側に車があればとめられないのですから。
翌朝、お腹がぐぅぐぅで目覚めました。
山でパンと和菓子、パーキングエリアでホルモンうどんを食べただけで、お腹が空いていたけれど、くたくたでお風呂に入ってすぐ寝たのです。
うめぇ、うめぇ!
国際ホテルの名のとおり、日本語がほとんど聞こえない朝食会場でした。
さて、車を返しに空港へ行きましょう。
岡山市内の朝のラッシュにドキドキしながら走りました。
577km…
よく走りました。
そのうちの300kmが昨日ですけどね。
岡山桃太郎空港に着き、お土産を選ぶ時間がとても楽しかった。
ままかり、きびだんご…
パッケージもかわいい!
飛行機に乗り込んだら、ぐったりでした。
でも景色を見る。
寝ない。
雲の間を切り裂くように、青空が面積を広げたり。
飛行機の中から飛行機を見たり。
飛行機へ預ける荷物は20kgまでですが、本なども入っているのでけっこう重くなっていて。
片手で持ち上げて、ちょっと重いか〜? と思うと、だいたいそれくらいなのですが、オーバーしてしまって空港でスーツケース開けて中身をちょっと取る、とか面倒じゃないですか。
羽田空港で、いいもの見つけました。
50kgまで量れます。
帰ってから、重さ当てっこをしています。
けっこう当たるのが楽しい。
このあと行くダイビング器材を量り、「これは20kgいかないなぁ〜」と思ったら18.9kgでした。
山のザックも毎回、まず体重計に空身で乗り、その後ザックを抱えて乗って引き算していましたが、これからは簡単に量れるぞ〜。
この山旅は疲れました。
でも寝たら、楽しかったのとおいしかった思い出だけが残っていました。
行ってよかった。
最初で最後かもしれないけれど。
おしまい。