土肥ダイビングサービス | Toi Diving Service
9月に西伊豆で泊まったときに田子か黄金崎でダイビングのつもりでしたが、海が荒れており、ダイビングはせずにツレと温泉につかるだけになりました。
泊まった宿から見えたのが、このダイビングショップ。
土肥で潜ったことがないので潜ってみたいな、と。
天候が安定していなかったので事前に問い合わせや予約をせず、到着した日に連絡してお店へうかがい、翌日の海況をお聞きして予約しました。
初めて潜るお店は緊張します。
ガイドさんはどんな方なのか、ボートダイビングなら船の使い勝手は、などなど。
ボートでいけるポイントでも近いところはありましたが、ビーチダイビングもできるようだったので、それで申し込みました。
雨の予報が、なぜかいいお天気。
風もそよそよ、波もなくホッ。
1本目、2本目ともに「通り崎ビーチ」というポイントで潜ります。
お店から歩いても5分くらい。
漁師さんたちが船をつけている手前にハシゴがあり、そこでフィンをはいて海に入ります。
青と白の旗があるところにハシゴがあります。
器材を背負って、そこまでノコノコ歩きます。
器材はけっこう重いです。
タンクだけで13kgだっけな、それプラス沈むための重りもつけていますし、自分も重いですし。
さて、1本目いきます。
水がとてもきれい!
驚きました、透明度の高さに。
上から見てもきれい、潜ってもきれいでした。
ニシキフウライウオのペア。
ペアですが、絶対に離れてるんですって。
岩の反対側、とか。
こちらはオス。
メスは、お腹に卵を抱いていました。
体の右側が膨らんでいますが、その中につぶつぶが見えます。
ニシキフウライウオの産卵は少し変わっていて、一斉にハッチアウトするのではなく、純美が整った卵から順番にハッチアウトしていくそうです。
オキゴンベの鮮やかなオレンジ色、とても美しいと思います。
このあたりには、沈船がたくさん。
そのあたりに、アカオビハナダイが群れていました。
この前の柏島で見て以来、この魚が気になって。
すごくきれいなんですもん。
ヒレの白さとか、朱色のグラデーションとか。
船と一緒に沈んだのでしょうか。
絵の具で塗ったような色です。
ゴシキエビ。
隠れてる…?
つもりはないね?
だって、穴のサイズが合ってないのもいたし、長〜い触覚が絶対に出ているのですぐ分かる。
イセエビ科ですが、いろいろな色なので五色海老だそう。
漁師さんたちが仕掛けている網を下から見上げます。
射し込む光が、きれいです〜。
テーブルやベンチ、お手洗いもあります。
ズラリと並んだタンクが壮観。
このあとも充填されたタンクが運ばれてきました。
2本目〜。
次は沈船の方をメインに行ってみよう、って。
楽しみだ。
また、アカオビハナダイの繊細なカラーリングに見惚れる。
石がゴロゴロしてるところを泳いでいきます。
あらぁ〜。
イロカエルアンコウです。
キョトンとしたような、まんまるな目やぷくっと丸い顔もかわいい!
色もかわいらしい。
ちょっと目を離したら、絶妙なバランス感覚でつかまっていたり。
アカハチハゼのペア。
なぜ、キハチハゼじゃないのだろう。
見るたびにそう思うのですが、どうやら死んだあとに赤くなるそうです。
死んだあとの色じゃなくて、生きてるときの色でいんじゃね?
これも水色のラインがきれいで好き。
ちっちゃなネジリンボウ。
ナマコが防御のために出した腸(白くて長いの)にくっついてしまったヤドカリ。
決してヤドカリがナマコになんかしたわけじゃないと思うんです。
たまたま、ここにあった腸に触ってしまっただけかと。
片方のハサミで抑えて離れようとしても、反対のハサミが取れなくなる…
エンドレスです。
おそらく、どちらかのハサミを自切するしか、離れられないのでしょう。
私たちも触れば、しばらくベタベタがとれません。
居心地いいでしょ、そこ。
トラウツボは、いいとこ見つけましたね〜。
このウツボも、口の中まで模様が美しいので好き。
あ〜、楽しい。
すごく楽しかった。
ツレが「明日も潜ったら?」と言ってくれたので、ボートダイビングを申し込みました。
2本潜ったあと、迎えに来てくれたツレと昼ごはん。
「体を温めたほうがいいよ」と、潜っている間に探してくれていたラーメン屋さんへ。
海水温は、平年より高いであろう24℃ありましたが、さすがに1時間近く潜っていると冷えを感じます。
私は広東麺、ツレは五目そばを注文。
広東麺、今まで食べたものと全く違うけれどおいしかった。
五目そばは具がたっぷり。
具だけでお腹いっぱいになりそうで、野菜を分け合いました。
さすが西伊豆。
美しい夕暮れです。
明日はどんな海だろう。
続きます。