登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

西伊豆 土肥(とい)でダイビング その2

土肥ダイビングサービス | Toi Diving Service

静かな朝です。

今日はボートダイビング。

来るはずのお客さんが出航直前にキャンセルしたため、マンツーマンでした。

本来、ボートダイビングは2人以上で催行だそうです。

 

1本目「沈船」

港から5分のポイントです。

昨日はビーチから泳いでいった沈船に、泳ぐことなく到着。

いちばん大きな沈船「水天丸」を目指します。

1991年1月に没した水天丸は、全長約15m、幅4m、およそ20 t の大きな船です。

まずは沈船をぐるりとまわり、大きさや時の流れを感じました。

 

サクラダイのオスです。

濃い赤に白の点々がきれい。

 

今日もアカオビハナダイがいっぱい。

ぼぉっと光るかのような、ヒレの色が美しいです。

 

スケロクウミタケハゼ。

ヒソヒソ話をしてるみたい。

 

水天丸だけでなく、ほかにも沈船がいくつかあります。

 

全体に藻というか、なんか生えていて、一瞬ゴミかと思ってしまったニシキフウライウオ。

 

ヒメジも、このサイズだとかわいらしい。

でかくなると、なかなかの存在感なので…

 

ボートへ上がる前、水深5mで3分の安全停止中、見上げるとダツが数匹。

おいしいらしいですね、ダツって。

 

そのあと、キラキラした魚にまかれました。

キビナゴ?

いや、違う。

でかすぎる。

ボートに上がって聞くと、トウゴロウイワシの群れとのこと。

土肥では、ゴウライワシと呼ばれているそうです。

 

港へ戻り、休憩。

こういう飾り方というか、収納の様子を見ると、ダイビングのガイドさんってキッチリした人が多い気がします。

 

2本目「離れ島」

ここも港から5分のポイントでした。

近いの大好き!

2本目から北風に変わり、ボート上での体感温度がぐっと下がります。

早く水の中へ!

六角台形の漁礁を目指して潜降していきます。

 

カザリイソギンチャクエビ。

 

アナモリチュウコシオリエビが2匹。

光に弱いので、すぐに引っ込むのですが、かわいらしい対のハサミは出っぱなし。

ゴシキエビほどではありませんが、このあとも何匹も見つかりました。

 

なんか好きなんです、オルトマンワラエビ。

インパクトのある外見と、名前のかっこよさ。

なんかすごく、うまく撮れた!

 

ナカザワイソバナガニ。

スポイトのように尖っています。

初めて見た〜。

不思議な形。

 

亀裂は通り抜けできませんが、魚が群れているし、射し込む光がきれいです。

 

ヤドカリ、好き。

 

小さなコンペイトウをたくさんくっつけたかような…

海の中で見つける、小さな植物も好きです。

 

オオモンカエルアンコウ、みっけ〜。

ザビカラマツにシャコ貝みたいなでかいのがくっついていて、なんだろう? と見ていたら、その上にドッヂボールくらいのオオモンカエルアンコウが!

 

「お前、ジロジロ見すぎだぞ」とでも言うかのように、ふわぁ〜っと泳いでいきました。

またね、バイバイ。

 

2ダイブで終了。

お昼ごはんです。

またまたツレが探してくれて「お食事処 和 なごみ」へ。

フライが絶品でした。

イカのゲソは噛み切りにくかったのですが、ツレがサバを食べられるなんて。

 

私は海鮮丼。

〆さばと炙り〆さばがのっていた〜。

大好き。

ほかはイサキ、ヘダイ、フエフキダイだそうです。

西伊豆らしく、ところてん付き。

 

あー、楽しかった!

また来年、土肥の海へ潜ろうと思います。

さすがに私の着ているウェットスーツでは、もう凍えるのでね…