登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

2024年秋 久米島へ その3

海の中を漂っているだけでは、カロリーを大して消費しないと思うのです。

お散歩行こう〜。

葉なのか、花なのか…

 

紫のネコジャラシみたいです。

 

暑い。

終了。

海で涼もう。

私にとってはまだ温かい水温(だいたい26℃)なのですが、寒いと感じている人も増えてきているようです。

なぜー。

 

久米島のダイビングショップ / JiC久米島

この色、いいですよね〜。

これぞ、沖縄の海!

という気持ちになります。

このあとすぐ、雲が空をおおいました。

太陽がなく北風だと、気温が28℃あっても海から上がったあとは体が濡れているため、寒く感じます。

ボートの上では、風を遮る上着が必要です。

1本目「洞窟前」

強風を避けて、島の陰になるポイントへ。

ポイントまで、ボートで約25分。

けっこう遠い…

波も高く、酔わないかドキドキでした。

海中は思ったほどうねってなくてよかった〜。

 

石がゴロゴロしていたり。

 

砂地が広がっていたり。

この、ぼぉっとした青が好き。

 

きれいな模様。

図鑑を忘れていなければ、すぐに調べられるのに!

ガイドさんにあとで聞いたら、ハタタテサンカクハゼですって。

 

緑のゼリーみたい。

カイメンです。

カイメン類 – しかたに自然案内

 

立った姿勢で泳ぐ、アオギハゼ。

 

星空を抱く、ルリホシスズメダイ

 

このイソギンチャク、きれいだなぁ〜。

 

交尾中のコイボウミウシ

ウミウシにオスとメスの区別はなく、お互いの体の右側をくっつけて交尾となるそうです。

 

 

2本目「マンタステーション」

ポイントにボートが着きましたが、大揺れ。

早く、早くタンクを背負って海中へ。

いちばんにドボン。

 

海中も、ずっとうねうね。

今日も、潜り始めてから5分ほどでマンタがお出ましになりました。

 

でも昨日も30分以上見てるし、飽きてしまった(←マンタに失礼)。

でも、見てなくても

「マンタはこういう根にクリーニングしてもらいに来るとき以外は、どこにいるんだろう?」

とかは考えていましたよ。

ガイドさんによると

「サメにかじられたあとがある個体もいるので、普段は深いところにいるのではないか」

とのことでした。

久米島で見られるマンタが、慶良間諸島でも確認されているらしいです。

行動範囲は広そう。

 

何度も頭上を旋回してくれるので、マンタに泡を当てないように留意しつつ、今にも発射しそうなメガネゴンベイバラカンザシを撮っていました。

マンタを見るために、着底して静かにいるせいか、魚が寄ってきてくれて楽しい。

ボートに上がって、ガイドさんに笑われた〜。

「マンタがいるのに、背向けてちっちゃいもの探してるんだもん。マンタも、こっち見てよ〜みたいな感じで何度も(私の)上にいくし」

見たい見たい、と思いが強いときほど見れないこともあるのは、山の景色と同じかもしれない。

見れたらラッキー、くらいがちょうどよいのかも?

チラチラと頭上を確認していて、何度目かに顔を上げたときのこと。

マンタが2枚に増えていました。

昨日より海中が暗かったため、はっきりと写りませんでしたが…

嬉しかったなぁ。

港へ戻るボートも、うねうね〜。

 

 

今日もランチは「スリーピース」の焼きそばを。

夏に来たとき、ダイビング1日目でひどい日焼けをしまして、顔が赤く腫れました。

そのときに、氷を入れた袋をくださった店員さんがいて「久しぶり〜」と。

覚えていてくださって。

あのときはありがとうございました。

おかげさまであのときの日焼けは落ち着きましたが、どんどん黒くなってきています。

 

 

3本目「親子岩」

好きなポイントです。

滞在中に一度は潜れたらいいな、とリクエストしてありました。

陽の光が射し込んでいれば、もっともっときれいなんだろうけど…

それでも、洞窟から見上げる久米島ブルーは美しい。

 

イシガキカエルウオ

穴からぴょこっと顔を出しているときと、こうやって全身を見せているとき。

いつでも隠れていたいわけじゃないのかな。

けっこう、この状態を見るし。

 

最近、海が荒れる日が続いていたため、海底の石が磨かれてきれいになっているんですって。

 

あー、ムラサメモンガラの幼魚!

ムラサメモンガラ、好きなんです。

成魚とほぼ同じ柄なんだ〜。

かわいい!

 

枯れ葉にしか見えない、ツマジロオコゼ。

どうしてこれを見つけられるのか…

見つけたときは、貝と石の間に挟まっていたんですよ〜。

ガイドさんたちの目がすごい。

 

イソギンチャクって、しぼむとダルダルなんですね…

 

洞窟をくぐりまーす。

その先の光へ向かって。

 

昨日に続き、極小のウルトラマンホヤ。

 

イソギンチャクにうもれていたセジロクマノミ

全然、出てこない。

ぬくいなぁ〜、と思ってそう。

私たちにとっての羽毛布団のような感じでしょうか。

 

そのイソギンチャクの下にいた、アカホシカニダマシ

ヤドカリの仲間です。

 

カンムリべラの幼魚。

オレンジの斑点がかわいい〜。

 

こちらは、オレンジの斑点がなくなっています。

まだ幼魚の範囲内ですが、さきほどのよりは少し大きくなったカンムリベラ。

目の周りも点々だ。

どこが目か、わからなくするためかな。

 

おまけ。

今年、柏島で撮りました。

カンムリベラの成魚は、こんなですよ…

点々、どこいっちゃったの。

強そうな顔。

 

 

1日中、波が高くてうねりもあったのに、一度も吐きませんでした。

ボートでは酔いにくい場所に座らせてくれ、ポイントに着けばいちばんに潜り、最後にボートへ上がるように気を遣ってくれるガイドさんたちのおかげです。

いつもごめんなさい…

そして、いつもありがとう。

「楽しく潜ってもらうのがいちばんだから、気にしないで」と言ってくれるのです。

こんなステキなガイドさんたち、他にいないと思う。

酔ったら優しくしてもらって当たり前、とは思っていないけれど、吐く私を見てるだけのガイドさんが以前いまして、乗り合わせたお客さんたちが

「ここの方が揺れないよ」

「もたれて座ったらラクになる?」

「水もってこようか? 口ゆすぐ?」

と気を遣ってくださって、今でも忘れません。

その後、今のガイドさん(ジック久米島)たちに出会えて、それからはずっとお世話になっています。

本当に楽しいダイビングをいつもありがとう、と思います。

 

夜は雨になりました。

今夜も「南島食楽園」へ。

レバニラの気分でした。

レバーはやや厚みがあり柔らかかったけれど…

味が好みではなかった。

残念。

車海老の塩焼きは、うまい!

頭からパリパリ、全部いただきまーす。

デザートは、紅芋のアイス。

 

明日の朝食べる納豆巻きを買って部屋へ戻り、今日見た魚を思い出すのが至福のとき

図鑑があれば、もっといい。

持ってくるのを忘れた自分に、ちょっと腹たててます。

 

続きます。