「沖縄本島付近では、広く雨が降っています。久米島は雨のち曇でしょう」
いや…
今、青空で太陽ギラギラなんだわ。
雨でも曇でもない。
けっこう天気予報、外れてます。
先のことではなく、そもそも今が違うし。
でも、いいほうに外れているのでヨシ!
あっという間の5日間でした。
最終日は、いつもさみしい。
1本目「トンバラザシ」
夏に、オニカマスを見たとこだ。
昨日、島の北側のポイント「ウーマガイ」へ行ったときは波が高くうねうねだったのに、今日はしーん。
その日の風向きで、こんなにも違うのね。
さてさて〜、ウミウシ街道(勝手にそう呼んでる)に行く前に、イバラカンザシを観察。
ほんとにきれい。
11/16のブログにものせましたが、イバラカンザシ大好きなのです。
1ダイブ約50分、まるまる見てられる。
イバラカンザシだらけのポイント、ないかなぁ〜。
涼し気な水色、ミゾレウミウシ。
シロウネイボウミウシ。
背中に三本の白い畝があり、よく見るとイボもありました。
ちっちゃ〜。
よく見つけられるなぁ、こんなの。
「今まで見た中でいちばん大きい」
と、ガイドさんがスレートにさらさら〜っと書いたではありませんか!
これで、いちばん大きいの?
小指の爪じゃん。
オトナの目になりかけているお年頃なので…
小さなウミウシたちは、間もなくピントが合わなくなりそうです。
大きなサンゴが、スイカ割りをしたかのようにパカァッと割れていました。
中はこんなふうになってるんだ。
ネッタイミノカサゴの幼魚が、サンゴのすきまに。
顔を上げれば、サバヒーの群れが遠くに。
中のぼわぁんとした緑色がきれいなシャコ貝。
ルリメイシガキスズメダイ。
目が瑠璃色です。
こういう、同じ長さでないヒトデは、長い1本がもともとの長さで、他の4本が再生中と聞いたことがあります。
2本目「マンタステーション」
今年のラストダイビング。
「次はマンタステーション」と聞こえたとき、今日は南風だから南のポイントはうねってそうで行きたくない…
マンタ、もう見た。
そう思いながら、揺れるボートで
「どうか酔いませんように」
と祈っていました。
ダイビング後の感想。
ここにしてくれて、ありがとうございます。
行きたくない、って思ってごめんなさい。
まさかまさか!
4枚のマンタが見れました。
頭上を大きなマンタたちが、行き交います。
同時に写真におさめることはできませんでしたが、そこには確かに4枚のマンタがいて。
みんな、あちこちに首を振りながらマンタを見つめます。
前から来るマンタに泡を当てないように、と呼吸のタイミングを調整していると、後ろからもマンタが現れたり。
30分以上もマンタを見つめ続け、そろそろボートへ戻ろうか、となりました。
器材を洗って干してから、昼ごはん。
「スリーピース」で、ピリ辛味噌そばを。
今日は時間を気にしなくていいから、ぜんざいも食べちゃおうかな。
小豆ではなく、金時豆が下に入っています。
上には練乳がかかっていて甘い。
夜ごはんは、昨日と同じ「島の猿」へ〜。
初日に食べておいしかった麻婆豆腐にしようと決めていました。
あと、卵料理は前日の夜に食べても船酔いにつながると知り、ダイビング中はやめていたので卵を食べたい。
海ぶどうのオムレツにしよう。
「餃子」の看板が、私を招きます。
幸い、主食がまだだし。
ハシゴすっか。
あぐーの餃子、うまい!
車海老の塩焼きと醤油ラーメンもきた〜。
あ、半ラーメンもあるのか。
なら、次回からは気にしないでハシゴできるな。
車海老のヒゲが歯のすきまに刺さってる。
アイス買って帰ろう。
宿へ戻ってからも、海の中の光景が繰り返し、頭に浮かびます。
楽しかった、ほんとに楽しかったな。
ぐっすり眠り、宿で朝食をいただきました。
早くて7時半からなので、ダイビングの集合時間が8時の日もあるため、ダイビングをしない最終日だけいただくのです。
焼きたてのトーストが恋しくなっているので…
夏に来たときは工事中だったテラスが完成して、ここで朝食をいただけます。
トーストのいい香り〜。
昨日の夜、器材を屋上から屋根のあるところに移動させるの忘れてた。
雨の音で二度寝から目覚めたとき、乾いていたはずの器材はぐっしょりと濡れていました。
私、バカだー。
「餃子、おいしかったな〜」って、昨夜はアイス片手にくつろいで忘れた。
空港で確実に重量オーバーになるくらい、ボートコートとウェットスーツが濡れて重くなってしまった…
特にボートコートは、絞っても絞っても水が出てくる。
どうしよう…
空港で追加料金を支払えば預けられるのか。
とぼとぼとバス停へ向かい、近くのファミリマートが見えて閃いた!
今年のダイビングはこれで終わり。
毎年、ダイビングをしない期間に器材のオーバーホールをしています。
そこへ送っちゃおう。
もともと、東京へ戻ったら送るつもりだったんだもの。
離島からだと送料はアップするだろうけど、空港でゴタゴタするより、よっぽどいい。
器材が入るサイズのダンボールを探してくれた店員さんとパッキングをし、荷物を預けてバス停に走ったら、ちょうど空港行きのバスが。
間に合った〜。
送った器材が5kg近くあったので、水を含んだボートコートが入っていても、重量は問題ナシ。
那覇空港で乗り継ぎの合間にA&Wへ。
混んでいるのですが、空港という場所柄でしょうか。
ゆっくりする人は少なく、10分並んだら座れました。
メルティダブル、空港限定のチリチーズカーリーフライ、クラムチャウダーです。
すんごいおいしいわけじゃないけど、沖縄へ来ると「食べとくか」って気分になることもあります。
来年は、ここ久米島で1年のダイビングを始めようと思います。
久米島の海、大好き!
ガイドさんたち、大好き!