登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

2024年秋 久米島へ その6

沖縄本島付近では、広く雨が降っています。久米島は雨のち曇でしょう」

いや…

今、青空で太陽ギラギラなんだわ。

雨でも曇でもない。

けっこう天気予報、外れてます。

先のことではなく、そもそも今が違うし。

でも、いいほうに外れているのでヨシ!

久米島のダイビングショップ / JiC久米島

あっという間の5日間でした。

最終日は、いつもさみしい。

 

1本目「トンバラザシ」

夏に、オニカマスを見たとこだ。

昨日、島の北側のポイント「ウーマガイ」へ行ったときは波が高くうねうねだったのに、今日はしーん。

その日の風向きで、こんなにも違うのね。

 

さてさて〜、ウミウシ街道(勝手にそう呼んでる)に行く前に、イバラカンザシを観察。

ほんとにきれい。

11/16のブログにものせましたが、イバラカンザシ大好きなのです。

1ダイブ約50分、まるまる見てられる。

イバラカンザシだらけのポイント、ないかなぁ〜。

 

涼し気な水色、ミゾレウミウシ

 

シロウネイボウミウシ

背中に三本の白い畝があり、よく見るとイボもありました。

ちっちゃ〜。

よく見つけられるなぁ、こんなの。

「今まで見た中でいちばん大きい」

と、ガイドさんがスレートにさらさら〜っと書いたではありませんか!

これで、いちばん大きいの?

小指の爪じゃん。

オトナの目になりかけているお年頃なので…

小さなウミウシたちは、間もなくピントが合わなくなりそうです。

 

大きなサンゴが、スイカ割りをしたかのようにパカァッと割れていました。

中はこんなふうになってるんだ。

 

ネッタイミノカサゴの幼魚が、サンゴのすきまに。

 

顔を上げれば、サバヒーの群れが遠くに。

台湾料理によく使われる、白身のおいしい魚だそうです。

 

中のぼわぁんとした緑色がきれいなシャコ貝。

 

ルリメイシガキスズメダイ

目が瑠璃色です。

 

こういう、同じ長さでないヒトデは、長い1本がもともとの長さで、他の4本が再生中と聞いたことがあります。

 

 

2本目「マンタステーション」

今年のラストダイビング。

「次はマンタステーション」と聞こえたとき、今日は南風だから南のポイントはうねってそうで行きたくない…

マンタ、もう見た。

そう思いながら、揺れるボートで

「どうか酔いませんように」

と祈っていました。

 

ダイビング後の感想。

ここにしてくれて、ありがとうございます。

行きたくない、って思ってごめんなさい。

まさかまさか!

4枚のマンタが見れました。

頭上を大きなマンタたちが、行き交います。

同時に写真におさめることはできませんでしたが、そこには確かに4枚のマンタがいて。

みんな、あちこちに首を振りながらマンタを見つめます。

前から来るマンタに泡を当てないように、と呼吸のタイミングを調整していると、後ろからもマンタが現れたり。

30分以上もマンタを見つめ続け、そろそろボートへ戻ろうか、となりました。

 

器材を洗って干してから、昼ごはん。

「スリーピース」で、ピリ辛味噌そばを。

今日は時間を気にしなくていいから、ぜんざいも食べちゃおうかな。

小豆ではなく、金時豆が下に入っています。

上には練乳がかかっていて甘い。

 

 

夜ごはんは、昨日と同じ「島の猿」へ〜。

初日に食べておいしかった麻婆豆腐にしようと決めていました。

あと、卵料理は前日の夜に食べても船酔いにつながると知り、ダイビング中はやめていたので卵を食べたい。

海ぶどうのオムレツにしよう。

 

「餃子」の看板が、私を招きます。

幸い、主食がまだだし。

ハシゴすっか。

 

あぐーの餃子、うまい!

車海老の塩焼きと醤油ラーメンもきた〜。

あ、半ラーメンもあるのか。

なら、次回からは気にしないでハシゴできるな。

車海老のヒゲが歯のすきまに刺さってる。

アイス買って帰ろう。

 

 

宿へ戻ってからも、海の中の光景が繰り返し、頭に浮かびます。

楽しかった、ほんとに楽しかったな。

 

 

ぐっすり眠り、宿で朝食をいただきました。

早くて7時半からなので、ダイビングの集合時間が8時の日もあるため、ダイビングをしない最終日だけいただくのです。

焼きたてのトーストが恋しくなっているので…

夏に来たときは工事中だったテラスが完成して、ここで朝食をいただけます。

トーストのいい香り〜。

 

昨日の夜、器材を屋上から屋根のあるところに移動させるの忘れてた。

雨の音で二度寝から目覚めたとき、乾いていたはずの器材はぐっしょりと濡れていました。

私、バカだー。

「餃子、おいしかったな〜」って、昨夜はアイス片手にくつろいで忘れた。

空港で確実に重量オーバーになるくらい、ボートコートとウェットスーツが濡れて重くなってしまった…

特にボートコートは、絞っても絞っても水が出てくる。

 

どうしよう…

空港で追加料金を支払えば預けられるのか。

とぼとぼとバス停へ向かい、近くのファミリマートが見えて閃いた!

今年のダイビングはこれで終わり。

毎年、ダイビングをしない期間に器材のオーバーホールをしています。

そこへ送っちゃおう。

もともと、東京へ戻ったら送るつもりだったんだもの。

離島からだと送料はアップするだろうけど、空港でゴタゴタするより、よっぽどいい。

器材が入るサイズのダンボールを探してくれた店員さんとパッキングをし、荷物を預けてバス停に走ったら、ちょうど空港行きのバスが。

間に合った〜。

送った器材が5kg近くあったので、水を含んだボートコートが入っていても、重量は問題ナシ。

 

那覇空港で乗り継ぎの合間にA&Wへ。

混んでいるのですが、空港という場所柄でしょうか。

ゆっくりする人は少なく、10分並んだら座れました。

メルティダブル、空港限定のチリチーズカーリーフライ、クラムチャウダーです。

すんごいおいしいわけじゃないけど、沖縄へ来ると「食べとくか」って気分になることもあります。

 

 

来年は、ここ久米島で1年のダイビングを始めようと思います。

久米島の海、大好き!

ガイドさんたち、大好き!