山へ行く日と、晴れの日が重なる幸運。
空の神様と山の神様に、心の底から「ありがとう」を!
富士山が白くなってきましたね〜。
やっぱり、冬の富士山が好き。
海外からのお客さまでおそらくすごい混雑であろう、河口湖へ向かいます。
初日は実家のこまごましたことを済ませて、昼過ぎに出発。
座席もカーテンも、トーマスなのね。
そして、なんとなんと!
おそらく、このバスには私の他に日本人は2人しか乗っていませんでした。
みなさん、座席が窮屈そうです。
今日の空、なんかいいなぁ。
雲がいい感じ。
隣の男の子がカメラを膝に置いていたので、「シート(私が窓際でした)、チェンジ?」と声をかけると、嬉しそうでした。
私は、これからも見れるもん。
「富士吉田」バス停あたりから富士山が見え始め、何度もカメラを向けていて微笑ましかった。
富士急ハイランドのジェットコースターとも一緒に撮れますしね。
以前ニュースになっていた、道路をふさいで写真を撮る人が多いから幕で富士山を隠していたローソンの前は、やはりすごい人でした。
バスの中からパチリ。
河口湖駅でほとんどが下車します。
駅前のロータリーは、完全に異国でした。
日本語、聞こえません。
河口湖駅から歩いて10分くらい、カチカチ山ロープウェイ(もう名称は変わっていますが、これしかでてこない)で上まで行き、そこで夕陽を見るつもりだったのに…
15:00で終わり?
なぜ。
17:00じゃないの?
昨日、HP見たときには、そんなお知らせ載ってなかったように思うんだけど。
2日間メンテナンスですって。
ま、いいや。
富士山スポットがここにはたくさんあるのだから。
河口湖をぐるりと囲むステキな遊歩道がありまして。
の〜んびり歩き、たまに振り返って富士山を眺めます。
秋ならでは。
ススキと富士山!
これまた、秋ならでは。
紅葉と富士山!
歩いているからこそ、いろんな景色を探せます。
今日は雲がダイナミックで、ずっと見ていても飽きませんでした。
富士山が何か呟いているみたい。
うっすらとですが虹の柱が見えます。
すぐに消えてしまった。
富士山のてっぺんにある雲が、陽をあびてぽわんと光ってる。
見とれちゃう。
あと30分もたたぬうちに、日没です。
雲が、空が、どんどん変わる。
雲が背景にあるから、白い頂がくっきり見えないなぁ〜。
歩き始めたときはそう思っていたけれど、見ているうちに
「この空がよかった!」
と思えました。
あぁ、いい夕暮れだなぁ。
幸せ。
もう、ここに来てから1時間半以上たってるではないの。
河口湖らしく、ラベンダー色に染まってゆく雲が富士山を包みました。
いい時間でした。
ぶるっ、寒っ!
宿へ向かおう。
遊歩道を駅に向かっていくと、湖面が輝き始めました。
ほんとにいい散歩道だなぁ。
ここ、好きなんです。
前日の夜に急に決めて予約したので、あまり選択肢がなく「富士河口湖リゾートホテル」なんて、すごい名前のところになってしまった。
でも河口湖周辺にしては、お手頃価格でした。
ロビーにある富士山の形したシャンデリア、すてき~。
ベッドは大きめ、部屋もゆったりです。
大浴場には露天風呂や炭酸泉もあって、すごくいい気分であったまっていたら…
中国語を話す若い子たちが4人、浴衣姿で裾をたくし上げながら入ってきて、露天風呂を指差して歓声をあげています。
そして、露天風呂の前で浴衣をするりと脱ぎ、下着姿でドボン。
かけ湯も、体を洗うことももちろんせずに。
脱衣場からフロントへ電話をしました。
すぐにスタッフが来て注意しましたが、彼女らはタオルも持っておらず、下着姿のまま脱衣場へ入ってきて、床は水びたし。
そして、どうするのかと思ったら再び大浴場へ戻り、内湯へどぼん。
どうして、そんなことになる?
せっかくいい大浴場なのに、残念なことです。
どうにかして「みんなが心地よくいられるお風呂の入り方」を周知できないものか。
ツアーで来る人も多いので、観光バスの中でビデオでも見せてくれないだろうか。
前に泊まった、河口湖の他のホテルでも下着姿で入ってきてビショビショのまま出る(タオルはロッカーの中)人はいっぱいいた。
家でもそうなの?
そうなら、仕方ないやー。
でも当たり前ですが、海外からのみんながみんな、こうじゃないんですけどね。
日本人も、どこかの国で厭われているのだろうか。
気を取り直してホテルの敷地内にあるお店でほうとうを、と思いましたが店内に入っても、目が合っているのに誰もフロアへ出てこない。
もういい。
めんどくさくなった。
斜め向かいにある、洋食っぽい店にしよう。
お米がおいしい、という文字を見たらますます入りたくなりました。
メニューは一応ありますが、好きな組み合わせでいいそうです。
チキンソテーとマグロカツにしました。
明日はどんな景色を見られるだろうか。
続きます。