登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

河口湖 御坂山〜黒岳へ その1

朝の気温は2℃。

東京と比べると、河口湖の冷え込みはぐっときついです。

バスを待って、じっとしてるから余計に寒い!

高速バスから下りてくるみなさん、言葉は分からないけれど「寒い」の仕草をしていました。

 

9:50

天下茶屋行きのバスに乗ります。

河口湖駅から三ツ峠登山口を経て「天下茶屋」へ行くバスは、9:50発の1本のみ。


昨日、夕陽を見たあたりをバスが通過しました。

今日の富士山はくっきりだ!

きれいだなぁ〜。

バスの中からパチリ。

 

他の方は全員「三ツ峠登山口」で下車。

終点の「天下茶屋」には10:25に着きました。

いい雰囲気だなぁ。

御坂峠|天下茶屋

2階は「太宰治記念館」だっけな、茶屋を利用すれば見学できます。

茶屋の前からも富士山が見える〜。

 

ほうとうは、煮込むのに15分かかるとのこと。

今だけの「かぼちゃのほうとう」が、すごくおいしいんだって。

いいなぁ…

食べたいけれど、熱々だと食べるのにも時間がかかるからなぁ…

私、食べるの遅いし。

今回はあきらめて、いもだんごと山椒みそおでんにする。

 

のりを振ったバターをのせていただく、熱々いもだんご。

うめぇ!


田楽の山椒味噌もいい味。

ご飯にのっけたいなぁ。

米がないのが残念です。


11:00

天下茶屋 △1330

富士山にご挨拶をしてから出発します。

 

落ち葉で、登山道や段差の境目が見づらい季節です。

いつも以上に慎重に足を置きます。


息が上がるほどではありませんが、つづら折りの階段で標高を150mほど登っていきます。


落ち葉を踏みしめる音しかしない。

静かな山です。

みんな、三ツ峠山に行っちゃうのかな。


山が風を遮ってくれていて、河口湖駅でバスを待っていたときよりも暖かく感じて、すぐ半袖になりました。


木の影がおもしろーい。


11:25    ひとつめの御坂峠

急に風が冷たい。

15分前に脱いだ長袖を再び着ます。

正直、めんどくさい。

でもこうしないと、汗で冷えたり、風で冷えて快適に歩けなくなります。

 

気持ちのいい道だ〜。


登ってきたのに、すぐ下りかぁ。

そう思いながら下っていたら…

あぁっ!

富士山と河口湖が、いきなり遮るものなく一瞬だけ。

茶屋の前でも見てるけれど、何回見てもいいもんです。

今までは木の間から見えていて、これからもしばらくは全体は見えません。

 

イヤになるほどではない、こまかなアップダウンを繰り返しながら、徐々に標高を上げていきます。

最高の天気だなぁ。

 

12:05    御坂山 △1596

今は葉が落ちているから、木の間から景色も見えるし開放感があるけれど、冬以外は見えないだろうな。

 

いい道。

のんびり歩きます。


おっきいなぁ〜。

 

もうひとつの御坂峠へと、まずは下っていきます。

 

12:25    鉄塔


また富士山が見えました。


登って下って、11:25に通過したのとは違う御坂峠に着きました。


茶屋があったようですね。

毛布などもあるから、誰かいるのかと思っちゃった。

トイレは使えそうにないです。

そもそも扉がないし。


おまいり。

 

このあとは御坂山塊の最高峰、黒岳へ向かいます。


霜がありますね。

日陰が続き、少し寒い。

 

こういう感じではありますが、左にずっと富士山を見ながら歩けます。

 

少し岩があったり。

 

霜柱って、繊細ですよねぇ。

 

13:45    黒岳 △1792

山頂は展望がありません。

 

数分下れば展望台です。

 

いい景色。

ここは陽当たりがよく暖かいので、ローソンで買っておいたパンを食べよう。

温かい紅茶、あったまるなぁ。


14:20

私はこのまま、下山していくルートです。

だーれもいない。

ひとりで静かに歩けて嬉しい。

 

続きます。