登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

2025年春 久米島へ その5

沖縄の天気予報には、花粉の飛散情報がありません。

3日後には、また薬とマスクの生活だー。

 

久米島のダイビングショップ / JiC久米島

昨日と全然違う!

静かな海です。

酔わないから寒さも感じませんでした。

水温は0.2℃ずつ上がってきていますが、まだ例年の24〜25℃には届かず。

 

1本目「トンバラザシ」

おととい潜ったウミウシ街道ではなく、ガイドさんも初めてという方面へ泳いでいきました。

光が射し込む海は、やっぱりいいなぁ。

 

白化して蛍光色になっているエンタクイソギンチャク。

 

小さめのゴシキエビ。

 

こういうウミシダの根元につく、コマチコシオリエビ。

このウミシダは根元が立ち上がっていたので、よく見えます。

全身は撮れません(ハサミしか写ってませね…)でしたが、ハサミをブルブルと震わせて威嚇しているようでした。

 

カンザシヤドカリの住んでいる穴は、もともとはイバラカンザシがいた穴だそう。

 

苦労せず家を手に入れてるんですね。

でも誰も入居してないなら、争いにもなりませんし。

 

一時、水温の高さで真っ白になってしまったそうですが復活をとげたサンゴ!

よかった。

 

ヌノサラシ

英語だとソープフィッシュと言うそうです。

今日のガイドさんは、英語ペラペラ。

ヌルヌルしている魚なんですって。

 

その横に、モンハナシャコ。

こんなに無防備に全身をさらしてるの、あまり見たことないんですけど…

撮り放題。

色がきれいだし、目がとんぼ玉のよう。

 

ハタタテハゼの赤ちゃんたち。

一糸乱れず。

 

上から見ると、ピンクのラインが入ってるんだ〜。

 

よっこらしょ。

そう言っていそうな、キヌハダウミウシ

 

何をそんなに、ほおばったの…

ほっぺ、ふくれすぎ。

違和感があると気づくものですね。

いっぱいいるオキナワスズメダイの中で、これだけがスポットライトに照らされたように視界に入ってきました。

 

 

船の上での休憩も、昨日は

「これ以上酔ったらマズイ」

という緊張感に支配されていましたが、今日は日焼けしながらぼけぇ〜。

 

2本目「シチューガマ」

遠目で見ると、ぷるぷるしてそう。

白子のような、わらび餅のような…

近くで見たら、平べったいすべすべした石っぽかったミズタマサンゴ。

色味もやわらか、ぽわぽわな感じです。

家に置いておきたい。

 

横から見たときは体を縁取る青いラインが目立つけれど、上から見たらアイシャドウも目立っていました。

サザナミヤッコ。

 

ハナビラユキバナ。

なんて繊細なお花だろう。

名前のとおり、雪の結晶のようにも見えます。

 

マダライロウミウシ

昨日のコンシボリガイを見たとき思ったのですが、私はこういうぼんやりした色や模様のウミウシが好きみたい。

 

ウルトラマンホヤの根っこ部分を初めて見ました。

いつもは、丸いところしか見えてなかった。

こうなってるんだ〜。

 

この穴を浮上していきました。

 

サンゴの中にいるホシゴンベが、目をぐりぐり回してる。

警戒中でしょうか。

 

警戒心がないのか、近づいても引っ込まなかったヒトスジギンポ

おかけで、きれいな目が撮れました。

こんなに体が黒いのもいるんだ。

くちびるのオレンジが目立ちますね〜。

 

ランチは、スリーピースで焼きそば。

昨日食べられなかったから、余計においしい。

あったまるなぁ〜。

60代で初めて飛行機に乗って、ダイバーになる講習を受けに来た女性たちとランチでした。

元気で明るくて。

私も年齢を重ねてもやりたいことやれるよう、たくさん笑って元気でいようと思いました。

 

 

3本目「イチュンザ沖」

コブシメを見たいなぁ〜、とリクエストしてまして。

コブシメが産卵するサンゴが多いポイントに連れていってもらえました。

 

ところが…

そのサンゴが全部死んでしまっていた。

藻がからまっていて、まるで廃墟のように見えました。

 

いつも群れているノコギリダイが1匹でポツンといると、はぐれたのか心配になります。

 

キャベツのような、リュウキュウキッカサンゴが視界いっぱいに広がる好きなポイントです。

 

キクメイシというサンゴです。

脳みそみたいだし、色にビックリ。

加工してませんよ〜。

海中でこの色、すっごい目立ちます。

 

サンゴの断面。

 

このイソギンチャクはもう、白化したままなんだろうな…

 

セジロクマノミの白いラインは、口元までのびています。

ペンキで塗ったみたい。

 

クサビライシという、自分で移動できるサンゴです。

石にくっつかず、単体で海底にいます。

 

ミゾレフグ。

細かいドット柄がかわいいです。

 

ルリホシスズメダイ、大好き。

見るといつも「海の中に星空がある」と思います。

 

アマミスズメダイの幼魚。

かわいー。

 

ベラの幼魚。

親指の半分もない大きさです。

透明感がすごい。

 

この水路の感じ、好きだなぁ。

そう思ったら、ガイドさんが同じことをスレートに書きました。

なんか嬉しかった。

 

初日にも見た、ヤミスズキ。

そのときは、すぐに離れていってしまい、観察できませんでした。

その名のとおりに闇を好み、穴の中など薄暗いところにいます。

尾びれの黄色い点も特徴。

横倒しになって、まるで寝てるみたい。

1分くらい観察していたら、急に起き上がり(ほんとにそんな感じ)行ってしまいました。

電車で降りる駅を、寝ていて乗り過ごした人のような動きで、海中で笑っちゃった。

 

最後の外食を、今夜しようかな。

南島食楽園 - 久米島町/沖縄料理 | 食べログ

「南島食楽園」の車海老の塩焼きでしょう、やっぱり。

納豆やとろろも、食べたい。

刺身や海ぶどうも入ってる、ばくだん丼にしよう。

混ぜて醤油をたらして。

うまーい。

 

ありゃ、卵を食べちゃった…

せっかく今まで食べるのガマンしてきたのに。

明日、酔いませんように。

 

続きます。