「この前、ここでじゃないんだけど買ったのがさぁ、全然雨を防いでくれなくて、ビショビショになって、まいったよ〜」
それは大変でしたね。
低体温症にならなくてよかったです。
この前、亡くなった方もいましたから。
「ちゃんと洗濯もしてるし、撥水効果が落ちてきたから、液体のとスプレーのと2通りやったのに、雨のとき着たらビショビショになったんだよ」
(ん? 買ったばかりなのに撥水効果が落ちてる? やな予感 …もしかして…)
それはどういった素材のウェアですか?
「ここにはないな〜」
似てるものを教えてください。
「あ、これこれ、こういうやつ」
(やっぱり…)
お客さま、こういうのはレインウェアではなく、ウィンドブレーカーと呼ばれているものです。
雨に対して、防御力ゼロです。
裏地を比べていただくと、レインウェアは全ての縫い目にセロテープのような幅のテープが貼ってあって雨が侵入しないようになっていますが、他のウェアは縫い目がそのままです。
それで見分けがつくのですが…
「こんなの(テープ)なかった」
ですと、雨は防げないんです…
「あ、そうなの? なんだ〜。じゃあ、今日買ってくわ。どれがオススメ?」
そして、いくつかご説明をして購入していただきました。
防水と撥水、全く違います!
ざっくり分けると…
撥水は、表地を水が玉のようにコロコロ転がって弾くこと。
水が入ってくるか、ではありません。
そして、ある程度の量や時間をオーバーすれば、もちろん濡れます。
防水は、表地を水が転がる転がらないではなく、水が入ってこないためのフィルムが入っていること。
でも、水を弾かずにべったり表地についているとウェア内の湿気がこもりやすくなるので、撥水はあるといいです。
あー、ビックリした。
命にかかわることにならなくて、なによりでした。