登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

八ヶ岳 小海駅 ~ しらびそ小屋へ その2

小海線は大混雑でした。

平日でこれなら、土日はどうなっちゃうの。

清里駅野辺山駅でたくさん降り、そのあとはガラガラになります。

 

小海駅に着きました。

あー、これやりたいわぁ。

 

バスで稲子湯へ。

途中の「みどり池入口」と、終点の「稲子湯」が登山口です。

小海町営路線バス お知らせ・時刻表・運賃表 | 小海町公式ホームページ

小海駅の到着が遅れ、バスが来たらすぐに出ちゃう時間でした。

トイレ寄れない…

「みどり池入口」で下車のつもりだったが、トイレがある終点の「稲子湯」まで行かねばならぬのか…

 

いや、30分も多く歩くのはイヤだ。

みどり池で降りる。

きっと汗ですべて出る、大丈夫!

 

12:15 標高は1566mです。

みどり池入口から、しらびそ小屋までは2時間弱。

久しぶりの縦走なので、初日にこの歩行時間は体に優しいですね。

すでに気温が上がってますし。

 

夏山シーズン最初の縦走は、特に緊張します。

リストに沿って揃えたし、忘れ物はないはず。

今回はかなり余裕のある行程でして、山で4泊します。

今までなら縦走では30リットルのザックを選びますが、今回は先日買ったMILLETのGRX22を背負っています。

前日、床に並べた荷物を見ていたら、22リットルで入りそうなことに気づきました。

ローソンで買ったパン5個、お茶など2リットル、行き帰りに履くサンダルも入れてみなきゃ。

あら、入っちゃった。

胸のポケットにボトルを2本入れられるので、そのおかげでもあります。

重量は7.5kgでした。

八ヶ岳は山小屋がたくさんあって、水も補給しやすい。

年齢を重ねて体力が落ちていたり、久々の縦走ではこういう山域を選びたいです。

 

12:20

サンダルから登山靴に履き替えてゲートに向かいます。

すでに暑い。

当たり前か、昼だもの。

どんなに体が乾いても、一気にたくさん飲んだら吸収できないそうなので、水分も塩分もこまめに補給することを心がけます。

 

12:35 

ここから2kmちょいね。

目的地のしらびそ小屋は、みどり池のほとりに佇む小屋なのです。

 

緑がモリモリだー。

とてもきれい。

 

思ったほど暑くはないけれど、それでも31℃。

もちろんすぐに滝汗。

緩やかな道をのろのろと上がっていきます。

 

13:15 こまどり沢

ここまで標高差300mほど上がってきました。

日陰では風が心地よい。

 

かわいい。

どんな人が並べたんだろう。

 

この先は、今までより勾配がきついところ、長いところもあります。

下山してきたのは5組だけ。

こっちはやっぱり人が少ないルートです。

鳥の声しか聞こえません。

 

「のろのろ」って、気持ちわかってくれてる~。

稲子湯で汗を流して帰るのも気持ちいいだろうなぁ。

私は今、流したいです。

ん?

しらびそ小屋まで、あと2分だって!

 

登山道の両脇には苔がいっぱい。

もう着くってわかったから、植物を観察しながらのんびり歩きます。

 

歩いていれば、ちゃんと着く。

 

13:45

標高2097m、着きました~。

 

こんな贅沢な行程にしたいちばんの理由は、暑いから。

あと、今年初めての縦走だからです。

 

初日、公共交通機関利用で登山口最寄りの駅に着くのが昼。

この気温で早い時間に出発できないのであれば、無理をしてはいけない。

今年の遭難のニュースでいちばん多いのが「疲労による行動不能」ですが、それは計画をたてる段階で防げると思っています。

 

休憩を除き、

・1日目の歩行時間は2時間弱

・2日目の歩行時間は4時間、大好きな硫黄岳でのんびりする時間は確保、硫黄岳から赤岳の稜線も好きなので元気があれば散歩する

・3日目の歩行時間は6時間ちょい

・4日目の歩行時間は6時間弱、初めて歩くルートなので、暑くてバテることも考えて雨池峠からは短いルートを設定

・5日目の歩行時間は7時間弱

 

このあと泊まった白駒荘での食事の際に、他のグループ(私より10歳以上は上)から聞こえてくる明日以降の予定。

イヤミじゃなくて、みなさん、よほど自信があるのだなぁと思います。

私だったら、白駒荘から赤岳まで1日で歩く計画なんて怖くてたてられない。

白駒荘で朝食をいただいてから出発となると、どんなに早くても7時過ぎ。

目的地が赤岳の下にある山小屋(もしも山頂の山小屋だとしたらプラス40分)だとしても、歩行時間は9時間弱。

食事だって、どこかでとらねばならないでしょう。

あの日は雷雨になりませんでしたが、夏は早着が基本です。

なんでそんなに無理をするんだろう?

「昔歩けた」は、今は違うかもしれないのに。

それに、ギリギリの計画じゃ、景色がいいところあってもゆっくり過ごせません。

そんなのつまらないじゃないですか。

人それぞれ、景色だったり、花だったり、山に求めているものは違うと思いますが、ただハァハァ歩くためだけじゃない。

あの人たちは歩きとおせたのだろうか。

 

 

明日からも順調に歩けますように。

続きます。