登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

硫黄岳山荘 ~ 天狗岳 ~ にゅう ~ 白駒池へ

今回持背負っているのは22リットルなので、アタックザックもいらない(散歩もこれで行けちゃう)し、なんといっても軽い!

結局、赤岳まで散歩しなかったけど。

眠れなかったけれど、11℃ほどの気温なので元気に歩けます。

 

青空だー。

6:30 出発!

 

風があるからアームカバーしよう。

日よけではなく、この使い方しかしてないや…

長袖をまくると、腕が太いのですぐに袖口がゆるゆるになってしまうので、肌寒いときはアームカバーするのがいいかも。

 

ケルンが山小屋と山頂をつないでくれています。

視界が悪いとき、どれだけ助けられることか。

 

来てよかった。

ほんとに幸せ。

 

6:50

誰もいない硫黄岳って、私にとってはレアです。

同じ時間に20人くらい出発したのですが、全員、赤岳方面へ行ってしまったのでひとりじめだ。

贅沢!

 

今日は硫黄岳「らしく」強風です。

昨日も歩いたけれど、今日も行く。

 

いやー、いい時間でした。

じっくり、火口を堪能しました。

昨日もよかったけれど、今日はもっといい。

 

7:05

名残惜しい…

でも先へ行かねば。

またね。

 

昨日通ってきた、夏沢峠へ下りていきます。

 

下り、特に朝イチは慎重に。

 

火口の断面をまだ振り返る。

しつこいですかね。

でも好きなんだもん。

 

太陽が見えなくなると、体感温度がぐっと下がります。

 

標高2500mあたりで森の中へ。

暑い~。

 

毎日見る遭難のニュース。

他人事ではありません。

10年後、60歳手前ですが、私はどんなふうに山を歩いているのだろう。

1週間の縦走はもうしなくなっているのだろうか。

八ヶ岳なら、今のペースで歩いていれば年齢を重ねても登れるのではないか。

山小屋が2~3時間おきくらいにあるので、天候や体力に応じて余裕のある計画をたてられます。

トイレも行けるし、水の補充もできる。

快適と安全と安心を、お金で買えばいいと思います。

たとえばザックだってずいぶん進化していて、昔のものに比べてはるかに背負いやすい。

それだって快適を買っているのですから。

時間の余裕があれば焦りもうまれず、事故につながることも減ると思っています。

「昔は一気に歩けた」とか、どーでもいいじゃないですか。

今と全く関係ない。

歩いているのは、今日の私なんです。

今の私が安全に元気に、たどり着くべきところまで歩ければいいと思うんですけど。

70代、80代になってこの暑さで、猿倉から大雪渓を登り1泊2日で白馬岳を往復、なんてできなくなっていたっていいじゃない、と思うんですけど…

標高差もあるし、特に今年はついこの間まで前爪のあるアイゼンて、と白馬館からお知らせが出ているほどの積雪だったのですから。

栂池から白馬大池で1泊、白馬岳で1泊、3日目に下山。

私、この日程じゃなきゃ登りません。

時間と体力が残っていなければ、景色だって楽しめないです。

 

7:50 夏沢峠 △2440

 

メンテナンス中でお休み。

 

トイレは近くにありました。

 

ここからは、昨日歩いていないルートです。

天狗岳方面へ向かいます。

 

暑い…

毎年、思うんです。

もう真夏は歩けないんじゃないか、と。

 

8:30 みかぶりやま、と読みます。

△2590

標高差150m登ってきました。

 

このあと、根石岳へ。

天狗岳も通ります。

西天狗岳は行きません。

 

少し下ります。

 

トイレをお借りしました。

8:45 出発

 

すぐそこだから、あの上で休憩しよう。

 

10分かからず到着。

誰もいません。

パン食べようっと。

 

右が東天狗岳、左が西天狗岳です。

間に見えてるのが蓼科山かな。

2日後にあの山頂へ向かっているなんて信じられない。

 

9:10 よし、行こう。

天狗岳へは短いですが、急坂もありますね。

 

初めて気づいた。

硫黄岳の壁面が、両面宿儺(りょうめんすくな)やアンコールワットの遺跡のようだ。

 

9:20

本沢温泉に行きたい気持ちもある。

 

目にまぶしい、白いザレ場を登っていきます。

途中で白くなくなりました。

 

歩いてきた道が見える。

赤岳も硫黄岳も、ずいぶん遠くなりました。

 

9:40 東天狗岳 △2640

 

中山峠、黒百合平方面へ下ります。

いい景色~。

 

9:55

 

黒百合ヒュッテが見えます。

名物はボルシチだっけ。

一度、冬に泊まったことがあります。

食事がおいしかったなぁ〜。

 

やっぱりあれは蓼科山だよね。

遠いなぁ。

ソフトボールのピッチャーをやっているときに言われました。

キャッチャーまでが近い、と思えるときは調子がいいのだと。

 

10:40 中山峠 △2410

にゅう、白駒の池方面へ。

 

エネルギー切れになりそうだ。

こんなときは、ひとくち羊羹です。

手が汚れないし、つるんと出てきて食べやすい。

いつもの(かし原の塩羊羹)がなかったので、今回は違うのを買いました。

やっぱりいつものがいい。

スーパー、はしごして探せばよかった。

東京都足立区|塩ようかん | バウムクーヘン|バームクーヘン|株式会社かし原

そのあと梅干しで口の中をサッパリさせます。

 

このあと、乾いている道のありがたさをかみしめます。

 

10:45 見晴台

名前のとおり、硫黄岳と天狗岳が見えます。

夏はやっぱり、雲がかかるのが早いですね。

 

「にゅう」

地図で見つけたやわらかい響き。

初めて登ったのは、いつだったっけ。

今日、久しぶりに行きます。


八ヶ岳っぽい感じの道。

木の根っこや石をまたいでいくの、好きじゃない…

 

やっとだ〜。

 

あの岩の向こう。

 

11:45 にゅう △2352.2

疲れた、休憩!

気づいたら20分たっていて、よっこらしょーと立ち上がりました。

 

12:15

ニューは違うんじゃねか?

「新しい中山峠」みたいになっちゃってます。

 

歩きづらい…

そして記憶より、急坂。

やっぱり若い頃と全然違うってことです。

 

途中で水が足りなくなっていたら、黒百合ヒュッテや高見石小屋へ寄れます。

今回は1リットル弱あったので、そのまま「にゅう」へ行きましたが、思っていたより歩きづらい道で、次は高見石小屋から白駒池を目指したいと思います。

よく水を大量に持っていることを言いながら歩いているご年配の方を見かけるのですが、なぜ? と思います。

疲れません?

重い荷物を背負ってもバテないのはかっこいいけれど、自分の体に見合った量プラス予備にペットボトル1本でいいのではないか。

重くて歩くのがつらくなったら、距離を歩けなくなります。

幸い、八ヶ岳には水を補給させてくれる山小屋がたくさんあるのですから。

そのときの体力に見合った山を探すのも、きっと楽しいはずです。

 

ピンクリボン、心強い。

似たような景色が続くと、なんか分からなくなるときがあって。

 

12:40 

もうすぐ、白駒池だ。

 

フリガナ、違うんじゃないか?

なぜ、ここで「NYUU」なのよ。

 

あと30分ほどで白駒池へ出られる。

ぬかるみはまだありますが、徐々に石ゴロゴロはなくなりました。

 

木道、ありがとう!

3分で終わった。

そうよね、湿原の保護のためだよね。

 

それでも、ぬかるみがなくなれば歩きやすい。

 

この木道の先に見えるのはっ。

白駒池だ!

 

13:00

木道を左に行きます。

右に行ったら池をほぼ1周しちゃう!

 

「ニュー」はなんとなくイヤだけど「ニュウ」ならいっかな…

 

13:20 △2115

白駒荘に着いた〜。

続きます。