双六小屋から笠ヶ岳へは6時間くらい。
黒部五郎岳もまた行きたい〜。

山の天気予報なんて、昔はなかったように思います。
あったのかもしれないけれど私は知らず、テレビの天気予報だけを見て、山へ向かっていました。
台風でなければ「山の上は晴れてるかも~」と、勝手な期待を込めて。
電波が入らないところにあってテレビがある山小屋では、NHKのdボタンの情報が参考になります。

その頃の方が、気持ち的には山へ行きやすかったかもしれない。
午後から、などではなく1日雨のマークがついている予報を見てしまうと、そこがどうしても晴れてほしかった日だったとき「変更しようかな…」という気持ちになることも多く、雨量が多ければさらにトーンダウン。
知らないとまずいこともありますが、知らないほうが行きやすい。
5:50 出発
水は明日の分も含めて、5リットル持ちました。
天気は曇り、強風です。

昨日、双六岳に行けてよかったー。
これじゃなんも見えない。

花に興味がないくせに、おもしろい形だったり、すてきな配色だと撮りたくなります。

たっぷりの雫をまとったチングルマの綿毛は、ほんとにきれい。
白い花が咲いたあと綿毛になります。
こんなに小さいけれど、木なんですよ。

6:50
昨日の砂地、今朝はこんなに暗くなってる〜。
視界が悪い日は、赤と黄テープをたどっていきます。

7:00 弓折乗越 △2560
雨の匂いはしないけれど一応、ザックカバーかけとくか。
空気がしっとりしてる。
昨日より水が重いせいか、寝不足のせいか、歩みがのろいような気がしたけれど、コースタイムを見たら、そんなに遅すぎるわけではないのか。
ここは電波が入るので、天気予報を確認します。
このあと晴れるってなってる。
ほんと?

10分くらい休んで歩きだします。
笠ヶ岳に行くと、天気が良くないことが多いような気がするなぁ。
なんでだ?
あ、わかったー。
いつも最後だからだ。
富山県の折立から入山して薬師岳~黒部五郎岳~三俣蓮華岳と歩いてきたり、燕岳~大天井岳~東鎌尾根~槍ヶ岳~西鎌尾根と歩いてきたりして、5日目くらいに笠ヶ岳へ向かうようになります。
そうするともう、入山前に見た天気予報とは全く違っていることも多いわけで。
山に長くいたいから、大荒れにならなければ曇りや小雨だと行っていました。
今日は行く前に調べた予報より、ちょっと悪くなってます。
そういうご縁の山もありますが、今回は晴れてほしいなぁ。

7:20
弓折岳(ゆみおれだけ)には行かないので、直進します。

大ノマ乗越へ200mほど下っていく。
登り返す道が見えてるのにどんどん下るとき、ふくらはぎと太ももに
「申し訳ないが、がんばってくれ」
と声をかけたくなります。

ヤマハハコというらしいです。
漢字で「山母子」
いったい、どういう意味なのだろう。

なんでこんな形になったの?

7:40 大ノマ乗越 △2372.8

再び登ります。
蒸し暑い。
遅くても1歩1歩、足を前に出せば必ず着く。
ちゃんとここまで来たんだもん。

雪の結晶みたい。

よく言えば幻想的な景色の中を、のろのろと進みます。
曇ってるから、水の減りが遅くて助かるわー。
ライチョウを見つけるのを楽しみに歩こう。

8:25
大ノマ岳の下からは、なだらかになりました。


この花、見とれる〜。
雫とガクがとてもきれいです。

お、くっきりと見えるようになってきたのでは?

そうでもなかったわ。
その先は、やっぱり墨絵の世界でした。

オヤマリンドウですって。
すれ違ったおじさまが教えてくれました。

おぉぉ。

薬局で新たな日焼け止めを見つけて買ってまました。
手で塗らずに、リップクリームみたいに繰り出して塗るタイプです。
顔のくぼみにもフィットしていい。
でもやっぱり焼けた。
汗かいて、ゴシゴシ顔を拭いちゃうからなぁ。
そして塗り直すことはないのだから、当たり前か。

9:15 秩父平
これからの登りに備えて、パンを食べます。
9:35 出発

肉眼で見るより、撮って見たら余計に美しさがわかる。
細かいものにピントが合いづらくなってくるお年頃なもので…
白と黄緑の組み合わせがやっぱり好きです。

繊細なもようだよなぁ。

石仏のよう。

歩いてきた道が見えます。
双六小屋も見えるんだ!

まもなく稜線。
ハイマツの海を登ります。

10:00
標高差80m上がってきました。
ライチョウはいねが~。
秋田のナマハゲ風に呟きながら歩きます。

10:50 抜戸岳(ぬけどだけ)分岐
もちろん行きません。

10:55 笠新道分岐

笠ヶ岳は雲の中。

ライチョウはいないけど、ホシガラスはいる。


景色が目まぐるしく変わります。


笠ヶ岳山荘がガスっていて見えないことで「まだあんなに遠い〜」と思わずにすんでいます。
幻想的な景色をただ楽しみながら歩いている。

11:40
この岩、なつかしいなぁ。

あ、笠ヶ岳を隠していた雲がとれた。

たぶん、あと30~40分なんだけどお腹空いた。
やっぱりこの羊羹が、山ではいちばんです。
一口で食べれて、手も汚れない。
サイズもちょうどいい、何よりおいしい。

笠ヶ岳山荘が見えたー。

12:10
テント場の手前です。
いつも励ましてくれてありがとう。




なげぇ…

12:20
着いたー。

続きます。