登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

お客さまからのご報告

毎日のように報道される、熊の目撃情報や街での襲撃情報。

日常生活に突然、熊が現れたら…

そんな想像をしなければならないようになってしまった地域が増えてきています。

 

ご来店されるお客さまからも

「最近、山へ行くの怖くなっちゃった」

「家族にとめられるのもあるし、自分も行く気が失せてる」

「せっかくの紅葉シーズンなのに」

などなど。

 

そんな中、嬉しいご報告をしてくださったお客さまがいらっしゃいました。

今年から始めたテント泊。

「歩行時間が短く水場があり、なおかつ山小屋から近いテント場」

そんなテント場から始めて、先月は燕岳へ。

天気に恵まれ、槍ヶ岳から先までたくさんの山々が見えて感動したというご報告をしてくださったのが先月末でした。

 

今日のご報告は…

涸沢で美しい紅葉の中、テント泊を楽しんできたとのこと。

うらやまし~。

見せていただいたたくさんの写真には、おふたりのたくさんの笑顔。

当たり年と言われた今年の紅葉を存分に楽しんだこと、モルゲンロートは美しかったけれど燕岳のときのように遠くまで見渡せるほうが好きだと感じたこと、初めての雨の中でのテント撤収の様子など、次々と話題が出てきます。

ほんとに楽しかったんだ。

私もすごく嬉しくなりました。

小柄な奥さまが10kgの装備を背負って歩くのは大変だと思うんです。

それでも「帰ってくると、また山へ行きたいって思えるようになりました」とおっしゃるので、じーんときました。

これからも私なりに、山を楽しむお手伝いができたらいい。

3連休はけっこう忙しく、しゃべりすぎ(商品の説明で)て疲れていたけれど、帰る間際にこんな嬉しい時間があったのでルンルンで帰りました。

 

ちなみに私が見た涸沢の紅葉は、10年以上前に上高地 ~ 岳沢 ~ 奥穂高岳 ~ 涸沢 ~ 上高地ルートを妹と歩いたとき。

今のスマホで撮れば、もっときれいに撮れたんだろうな…

穂高岳山荘から見た紅葉もきれいでしたが、ザイテングラードを下りていくにつれて鮮やかになっていく視界にワクワクしっぱなしでした。

このときは「混雑はイヤだ」と紅葉の時期を外したら、たまたまドンピシャになるという運に恵まれて、妹と浮かれたんだった。