登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

本沢温泉 ~ 硫黄岳 ~ 赤岳 ~ 権現岳へ その2

硫黄岳が見えています。

また来たよ~。

好きな山なんです。

今は曇っているけれど、青空も見えているから山頂からの景色楽しみだなぁ。

 

7:10 出発

外の気温は1.5℃でした。

樹林帯の登りなので、ドライナミックメッシュに長袖でちょうどいい。

緩やかな登りでスタートです。

汗をかかぬよう、息が上がらぬよう、ゆっくり歩きます。

 

本沢温泉、また泊まりたい。

次は下山のときにしよう。

そうすれば、ゆっくり湯につかれるもの。

 

硫黄の匂いがしてきた。

 

野天風呂が見えました。

左下、乳白色の湯船です。

職場の先輩が、私が発った1時間ほどあとにこの野天風呂へ入りに来たんですって。

北岳で偶然会った先輩も一緒だったとのこと。

お互いビックリでした。

 

8:20 夏沢峠

 

天狗岳方面へ行くとトイレがあるのですが、使用不可。

期待して着いて閉まってたら、きっと泣きたくなる。

 

いい景色だー。

スタンプをぽんぽんと押したかのような優しい色の黄葉です。

景色を楽しんで、8:35に出発。

 

霜柱です。

この時点では、翌日、雪が降るとはこれっぽっちも思わなかったんですけどね。

 

20分ほど登ると、風が強く吹きつけるようになりました。

硫黄岳は風が強いことが多いです。

このときニット帽をかぶったのですが、暑い。

耳は暖めたいけれど頭は涼しい方がいいので、次回からはヘアバンドタイプにしよう。

トリロジーのマークとグレーって、とっても合うと思うのです。

この色の組み合わせが好きで、ニット帽も持ってる~。

 

9:15

ケルンが見えると、山頂まであと少し。

風はあっても太陽が正面からになるので、さっきまでより暖かい。

 

振り返ると、この夏に登った天狗岳蓼科山が見えました。

 

何度見ても迫力があります。

あと少しで、この火口も真っ白になるんだなー。

私は今までに何枚、この火口の写真を撮っているだろう?

 

9:40 硫黄岳 △2760

 

これから向かう赤岳を眺めます。

 

恒例の、火口のふちさんぽ〜。

 

9:55

左下にちょこっと見えている硫黄岳山荘で、ランチにしよう。

20分くらいで着きます。

 

私の中ではここがいちばん、山の上ということを忘れてしまう山小屋です。

清潔さがピカイチ。

山小屋に泊まったことがないキレイ好きな方にも、自信をもってオススメできる山小屋です。

 

カレーにする。

昨日、しらびそ小屋で食べる気満々だったから。

 

ここはカフェですか?

電源もあるんですよ。

私の好きな席で、カレーを待ちます。

 

エアコンって、すごいや…

 

具はナスと玉ねぎでした。

 

すてきなスタンプがいっぱい!

 

こんなにきれいな公衆トイレ、下界でもそうそうないですよね?

 

ここが山の上ということ、外を見れば思い出します。

 

11:00 出発

稜線は、そこそこ風があります。

北アルプス御嶽山中央アルプス

きれいだー。

こんなに快晴だけど、平日だからかなぁ?

それとも紅葉が終わりかけてるから?

人が全然いません。

 

11:25

下から見上げていた場所に、ちゃんと着いた。

1歩1歩の積み重ねなのだなぁ、と思います。

硫黄岳山荘が下に見える。

 

少し先へ進むと、富士山も見えました。

白くなってるー。

富士山の初冠雪 甲府地方気象台が発表 平年より21日遅い観測 - ウェザーニュース

初冠雪が発表されたその日(10/23)に、ちょうど歩いてたんだ!

 

稜線歩き、楽しい~。

 

鎖やハシゴが続きます。

 

11:50 横岳(奥の院) △2829

最高の景色。

いちばん高い山が赤岳です。

少し下がった場所に建っているのが、今日お世話になる赤岳天望荘。

左奥には富士山が見えています。

 

12:10 三叉峰

 

赤岳天望荘がもう見えてるし、こんなに天気がいいのだからゆっくり歩こう。

もったいないもん。

 

振り返る。

あそこから下りてきたんだ。

自分が歩いてきたことをちゃんと分かることができるのも、山を好きな理由かもしれません。

 

13:05 地蔵の頭

前掛けには「赤岳」の文字が。

 

赤岳でなく、赤嶽山。

見慣れないので、不思議な感じがします。

 

ずっと、見守っていてほしい。

 

ここから5分かかりません。

見えてきた、見えてきた。

 

ヤマザキー!

富士山とヤマザキのコンテナの組み合わせがおもしろすぎて、ここを通るのが楽しみなのです。

 

赤岳天望荘に到着しました。

続きます。