7:30 元祖室(がんそむろ)

歩き始めて5時間近くなって、情緒不安定だった子がとても元気になりました。
スロースターターすぎやしないか?
8:00 本八合目 △3350
うーん…
どうしても全部の小屋で休憩せねばならぬか?
歩行時間より休憩の方が長くなっている。

あー。
今、ここで寝たい。
一睡もできなかったから眠くなってきました。

長い長い八合目。
ここは八合五勺だそうです。

さえぎるものなく、肌がジリジリ焼かれます。
久米島でのダイビングと同じように、何も塗らずに焼いてみました。
鼻の下の赤みが目立たなくなるか、悪化するか…
賭けです。
↑
下山して翌日から、鼻の下から唇のふちまでパリパリ引っ張られるように乾燥しています。
触れるとザラザラしていて、肌と思えない。
乾燥しているのに、ジュクジュクした黄色っぽいものが何度も剥がれ落ちてくる。
フシギー。
小鼻の脇は普通に日焼けっぽく、皮が剥け始めてピリピリ痛いです。
サングラスをかけていたので、目の周囲だけ白くて変な顔。

富士山らしい風景。

おぉぉぉ…
やっとだ。

9:15
九合目の木の鳥居まで来ました。
ここから渋滞が始まり、なかなか進まない。
みんな疲れていて足取りが重いのです。
私たちも遅い。
抜きつ抜かれつになるのは面倒なのでノロノロ進みました。

こんなに登ってこれたんだよ。

9:50
十合目の鳥居です。
やっとだ、やっと!

いやー、泣きそうだわ。

ご朱印帳、すてきだなぁ。
でも最近はお寺や神社をめぐる頻度が減ってるし…

ジュゥーッと焼き付けるのではなく、カンカンと打ち付けました。

手ぬぐい買う。

もうすぐ母の誕生日なので、お守りを贈ろうかな。
どれもここにしかないものだそうです。

では夢だったという、山頂カップラーメンをいただきましょうかね。

無風です。
今まででいちばん暑い。
ウィンドブレーカーを夜明け前の休憩時に1度着ただけで、今回に限っては防寒具はザックの底でした。

そういえば、山頂まで2リットルしか飲んでない。
8時間でこれじゃ少なすぎる。
気をつけなきゃ。
山頂の自販機は変わりなく、そこにありました。

さて…
かわいそうだけど言わなくちゃ。
剣ヶ峰まで行くのは無理だって。
不服そうだなぁ。
でも無理だよ。
「剣ヶ峰まで行きたくて、ここまで来たのに」
山頂まで時間がかかり過ぎている。
それも休憩のし過ぎという、よくない状態で。
下りもおそらく同じことが考えられます。

剣ヶ峰が真正面に見えます。
左の坂を上り下りできる?
けっこう急だよ?

「行けます」
ううん、行けない。
郵便局もやめようと思ってる。
私は、このまま吉田口に下山がいいと思ってる。
それがいちばん時間がかからないし、体がラクだよ。
「他の道はないんですか?」
どうしても、と言うなら須走口へ下れるけど、吉田口より五合目の標高が400mくらい下なんだ。
だから歩く距離も時間も長いよ。
1人が「違う道を歩きたい」と言うので「泣き言は言わない?」と確認すると「泣き言は言います。でもちゃんと歩きますから」
言うんだ、泣き言。
正直だなー。
10:50
須走口に下山することにしました。
続きます。
