登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

高知 柏島でダイビング(2023年)その4

柏島ダイビングサービス フィンハウス

最終日の朝は、毎年ほんとにさみしい気持ちになります。

イルカにも、さよなら。

特に今年は、一度も酔わず、天気にも恵まれ、楽しくてたまらなかったから。

沖縄に住みたい、とずっと思ってきたけれど、高知にも住んでみたいなぁ。

食事もおいしいし。

でも、花粉症がな…

 

 

1本目「シシナカセ」

 

ネッタイミノカサゴの幼魚、トリオです。

なんかヒソヒソ、話してそう。

 

ミナミハコフグ

やっぱりかわいい~。

 

イバラカンザシは本当にきれいです。

たくさんの色があり、飽きません。

海中のお花畑です。

 

砂の中へ隠れる瞬間!

ハゼなどは、近づきすぎるとこうなります…

ボコボコと出る泡(呼吸音)で驚かせてしまうことも。

 

 

2本目「後浜3」

出港しようとすると、船の脇に枯れ葉のようなものが…

でも、意思をもってヒラヒラ動いている感じがあるので、魚だとわかります。

ツバメウオの幼魚です。

 

最後のポイントは、リクエストを聞いてくれました。

浅くて明るくて、群れがいっぱいで、のんびり潜れるとこがいいです!

ガイドさんが「そう言うと思ってました〜」と、後浜3.5へ向かうも、先着の船がいたので3へ。 

潜降している間も、たくさんのキビナゴにまかれます。

 

エイがすぐ横を、すぃっと。

 

メジナの群れだ〜。

 

チョウチョウウオミノカサゴが、ひとつ屋根の下。

奥にいる、体がシマシマ、尾が水玉の魚はタカノハダイです。

 

ぷかぷか浮かびながら、ただ眺めるだけ。

あぁ、いいなぁ。

明るい海はいいなぁ。

幸せだ〜。

写真はほとんど撮らずに、無重力を楽しみました。

くるっと仰向けになったり。

 

 

 

今日は2ダイブで終了です。

大阪から来ている、毎年ここで一緒に潜っているご夫婦に、今年赤ちゃんが産まれました。

常にどちらかはダッコしているので、今回、ふたりは一緒に潜っていません。

「子守してるから、ふたりでいってきなよ〜」と。

初めてのお留守番だったようで、船で遠ざかってゆくふたりを見て、赤ちゃんはキョトンとしていました。

ウニャウニャと泣き始めましたが「浜辺の歌」を歌っているうちに、寝てくれた!

響き渡る町内放送により、10分たたぬうちに目覚めてしまったのですが。

みんなが戻ってくる頃、橋の上へお迎えに行って手を振りました。

 

ほんとに、終わっちゃったな…

楽しかった。

 

器材を発送する準備を終えて、宿毛駅まで送ってもらいます。

潜った当日は飛行機に乗れないので、高知駅前で泊まって翌日の便で帰ります。

魚はおいしいのをいっぱい食べたから、高知駅前の餃子の王将へ行こうと思っていましたが、満席。

前に行ったことのある居酒屋なども見てみたけれど、どこもけっこう混んでるなぁ。

いいや。

野菜ジュース飲んで寝よ〜。

 

ぐっすり眠りました。

お腹すいた。

こんなにご当地アイスがあるんですよ。

全部食べたい。

1日目にうどんをいただいたカフェで、今朝は「おにぎりモーニングセット」です。

コーヒーバナナのケーキをプラス。

「昨日の夜、食べてないからね」と自分に言い訳をして豪華にいきました。

 

ダイビングのログ付けに使おうと、ご当地ボールペンも買いました。

ちょうど書けなくなったので、いいタイミング。

一緒に写っているのは龍馬旅券です。

スタンプラリーのように、スタンプをためています。

ダイビングばかりで観光はほとんどしないためスタンプはあまり増えませんが、提示すればお土産を買うときに割引になったりしてお得です。

 

柏島の海は遠い。

でも、また来ちゃいます。

 

 

高知 柏島でナイトダイビング 2夜目

柏島ダイビングサービス フィンハウス

結論からいえば、二晩ともサンゴは産卵しませんでした。

その兆候ともいえる、チョウチョウウオが群れる(食べにくる)こともなく。

でも、すっごく楽しかった。

潜ってよかった。

やっぱりナイトダイビングはいいな。

また来年、夜も潜ろう。

静かに船着き場を出て、いつもポイントへ向かうよりもゆっくりのスピードで船は進みます。

エンジン音をうるさくしないためです。

 

今夜も、サンゴにいちばん近いポイントへ一番乗りでした。

ひとつのブイに船は1隻しかつけないので、ほかの船はサンゴから少し離れたブイになります。

昨夜は私たちだけでしたが、泳いでいる途中で他にも潜っているグループを見かけました。

水中で呼吸するホース(レギュレーター)から、夜のカツオのタタキに添えられていたニンニクのにおいがする…

おいしかったなぁ。

ダイビングはもちろん、ここは食も楽しみで。

 

泳いでいたら、黄色のヤガラ(の長いくちばし)に、正面衝突されました…

えー、なんで?

夜は見えてないの?

しっかり見えてると思っていたのに~。

横に目がついているから、正面は弱いのかな?

理由を簡単にまとめると、肉食のヤガラは他の魚に警戒されずに獲物に近づくために、自分の体と色が似た草食の魚にくっついて移動するのをよく見かけるからです。

自分の色も分かっていて、なおかつ同じ色の魚を選べるってことですよね。

「その2」で書きましたが、今回の柏島では黒いヤガラを見ました。

これは以前撮ったものです。

今回ぶつかってきたのと同じ、黄色いヤガラです。

ちゃんと黄色の魚についてますね。

 

昼間、「隠れてもすぐ分かっちゃうぞ」と思ったワニゴチが、またいました。

怪談を話す人が顔を照らすアングルになってしまった。

 

ワニゴチより、こっちの方が怖いです。

カサゴが画面の中にいますが、どれかお分かりでしょうか。

うっかり手をついたら、大変なことに。

 

タコ。

寝てるのかなぁ。

色も変わらないし、ぴくりとも動かなかったです。

 

セミエビ。

ほんとにセミみたい。

 

昼間、手の甲にのっけたモクズショイ。

この大きさだと、ごついクモみたい。

直径は10cmを超えています。

 

夜のカメ。

ゆったり泳いでいました。

 

ヤドカリ。

引っ越しの瞬間を、いつか見てみたいものです。

どれだけの時間がかかるんだろう。

 

またブダイが寝ていました。

やっぱり繭にはくるまれてないかぁ。

照らしてごめんね。

 

楽しかった。

ほんとうに楽しかった。

寝床に入ってからも、何度も思い出す。

 

続きます。

 

 

高知 柏島でダイビング(2023年)その3

柏島ダイビングサービス フィンハウス

今朝も虹が見えました。

今日もきっと、いい日です。

満ちてるなぁ。

今はヒョイとうつれる高さにあるボートですが、潮がひくとハシゴを下らないと届かないところまで下がります。

 

漁から戻ってきた、ガイドさんのお父さん。

「今夜が最後やろ~?」

え、私、そうなの?

もう4泊になるの?

「最後の夜ごはんだから、ごちそうな~」

いえいえ、毎晩ごちそうですって。

そして、お腹いっぱい食べているのに、魚だからか太りません。

ダイビングで楽しむことが水圧ダイエットになっているのか、帰ったら3キロも痩せてました…

筋肉量は落ちずに体脂肪と内臓脂肪だけ減った!

健康診断前なので、ありがたいです。

 

 

1本目「勤崎(つとめさき)」

ガラスハゼ。

目がまんまるです。

 

ミウサギガイ。

黒のビロードで包んでいるかのよう。

穴から透ける白がとても美しい貝です。

 

モンハナシャコ。

鮮やかな色、グラデーションがきれいです。

 

ちっちゃなモクズショイ。

目の前に落ちてきたのです。

手にのせてみたら、ちゃんと動いています。

 

また、キビナゴにまかれました~。

幸せ。

 

 

2本目「後浜3.5」

初日も潜って、水深10mの楽園だー! と思った「後浜3」のすぐお隣のポイントです。

ここも好き。

 

写真はイマイチですが、ピグミーシーホースを初めてちゃんと見ることができました。

 

隠れんぼ上手なワニゴチ。

砂地にうまっています。

でも目が飛び出てるから、すぐにわかっちゃう!

ライトあてると、こうです。

 

おもしろかったのが、クライミングするカメ。

片手でぶらさがってる!

リラックスしながら、周りの魚たちを眺めているような表情に見えます。

 

水深4~6mの魚が群れている場所でキョロキョロ楽しく過ごしているうちに、安全停止が終わっているんですよね~。

全部ではありませんが、柏島にはそういうポイントが多いです。

みんなで同じくらいの高さでロープにつかまって、強い流れの中、鯉のぼりのようになって3分待つのって、私にとっては本当につらい。

気分が悪くなるのもつらいし、吐きたくてもそばに人がいて…

流れが強くても自分で動いていれば酔わないこともあるのですが、つかまって振られるともうムリ。

なので、柏島のように、安全停止がいつの間にか終わっているというのがいちばんの理想です。

 

 

昼ごはん。

今日は鯛めしだ〜。

おかわりし放題です。

 

 

3本目「後浜1」

海底に落ちている瓶の中に、ベニミジンハゼ。

思っていたとおりです、ピント合わず!

すっごくかわいかったんだけど。

 

オオウミウマ。

昨年もいた個体だろうか、でかいなぁ…

私の手のひらと同じくらい、大きいのです。

何考えてるの? と顔をのぞきこみたくなる。

 

チンアナゴが3匹。

近づくと引っ込むので、遠くから観察。

ピントが合ったのが奇跡。

 

シマキンチャクフグ…だよね?

ノコギリハギ?

ふたりはよく似ています。

ミナミハコフグと同じくらい、顔が好き。

 

4本目「民家下北北(みんかしたきたきた)」

またまた、カメ。

ブイの根元にいました。

優しい顔~。

 

カメは、毎日見ました。

1日に5回見た日もあります。

カメ好きの方、柏島へどうぞ。

 

最終日までに見られなかったらリクエストしようと思っていたら、いたー。

かわいい応援団、キンチャクガニ。

しかもペアだ〜。

なに、このかわいさ!

もっているポンポンは、イソギンチャクからちぎりとったものだそうです…

 

シンクロした動きがおもしろい、イシヨウジ。

フィギュアのペアのように、呼吸が合っています。

 

アオサハギの幼魚。

これも、表情がかわいいのです。

 

 

夜ごはんです。

今日もナイトダイビングいくけど、なんか絶好調。

潜る直前は食べる量を減らすのですが、昨日もおいしくいただけましたし。

おいしそうだから、いっぱい食べちゃう。

カツオのたたきにのっているのは、ピンクのガリ

ガリの存在感が大きいと思うかもしれませんが、よく合う。

うまい〜。

この刺身、1人前ですよ。

 

昼間に4本潜ったのに、疲れていません。

楽しくてあっという間でした。

酔わずに吐かなければ、私、いくらでも潜れそう。

深場にいかないのもいいのかも。

他のお店で40mより下へ潜っているところもありましたが、その水深にしかいない珍しい魚がいようとも、深場になればなるほど、そこにいられる時間も短い(各自で管理します)ですし、私は好んで行きません。

浅い明るい海で50分くらいのんびり潜る、ここのスタイルが好きです。

今回、いちばん深くて33mでした。

そこからすぐ深度をあげたので、気分も悪くなりませんでした。

 

何日も滞在するので、同じポイントに何度か行くことになるのですが、それでもおもしろいのです。

台風がこない限り、いつも同じ場所にいる魚たちもいますが、群れとの出会いは一期一会ですし、見ることができて嬉しい魚たちばかりですから。

 

さぁ、ナイトダイビングだ〜。

続きます。

 

 

高知 柏島でナイトダイビング 1夜目

柏島ダイビングサービス フィンハウス

 

沖縄では、6月や7月の満月の夜に見られるサンゴの産卵。

まさか柏島でも見ることができるとは…

なんで今まで聞いてみなかったんだろう。

7〜9月の新月の頃だそうです。

どちらも大潮だけれど、満月と新月ではかなりイメージが違います。

 

その話を聞いて、新月がいつなのか調べたら、ちょうど今!

あら、まぁ。

まさかの今週でした。

 

ナイトダイビング、行きたいです!

私ひとりしか希望していないのに、快く

「いいですよ〜」

毎年、柏島で待ち合わせている大阪からのご夫婦や、宿でバイトしている大学生も誘いました。

 

見られなくても、いいんです。

新月を挟んでの1週間、いつ産卵するかは誰にもわからないのですから。

 

久しぶりのナイトダイビング、楽しみだなぁ〜。

どこのお店でもやってくれるわけではありません。

最後のナイトダイビングは、いつだったか…

伊豆大島で15年近く前でした。

黒い海面にぷかりと浮かんだら、遠くがまるで火事のように明るかったのです。

東京の夜景でした。

あまりに明るくて、ビックリしすぎちゃったのを思い出しました。

 

昼間の出港とは違う雰囲気に、ドキドキです。

灯りが減るにつれ、天の川が。

きれいだなぁ…

 

ポイントは「後浜1.5」

ここがサンゴにいちばん近いそうです。

昼間の潜降はフリーですが、夜はブイが見えづらいので船からロープをつたって。

潜降して、ブイの根元にライトを2つ付けました。

ここに戻ってから海面に浮上するのですが、戻ってきたら白いウジみたいなのがいっぱい寄っていて、ちょっとイヤでした。

「あれがいるのを見ちゃったら、マスククリア(マスクが曇った時に海水をあえて入れて曇りをとってから、海水を鼻から吐く息で排出すること)絶対できないね…」

と、2日目の夜は曇り止めをいつもより念入りにしましたもん。

でも不思議なことに、1日目だけでした。

ウジ(?)がいたのは。

 

サンゴを目指して出発だ〜。

ずっと水深が5m前後と浅いので、サンゴを傷つけないような浮力を保ちます。

 

昼間と違って、危険な生物が何気なく視界に入ってくるわけではありません。

自分で照らして確認したところにしか触らないようにします。

例えばガンガゼ

尖ってる部分がかなり長いウニです。

海底にいたり、壁にいたり、いろいろ。

うっかりこれに手や膝をつけば、ウェットスーツを簡単に貫通し、痛みだけでは済まないこともあります。

環境省_せとうちネット:ガンガゼ

 

ガンガゼの中に、ちっちゃなタコ~。

 

そのあと見たものに、みんな興奮。

「タテジマキンチャクダイ」というのですが、左の横ジマ柄が成魚、右の渦巻き柄が幼魚です。

どこがタテジマなんだよ、と思うかもしれませんが、背骨の向きによって模様の呼ばれ方が変わるそうです。

口が上になったときに、模様が背骨と平行なので縦ジマ。

幼魚から成魚へ模様が変わっていくのを、時系列で見てみたいものです。

同じ魚と思えないですよね。

成魚と幼魚を同時に見たのは初めてでした。

ガイドさんは初めてではないでしょうが、みんなで興奮~。

 

でも、そのあとに見たものがすごかった。

船に上がったみんなの第一声が

「バケモノいた~」

だったことからも、衝撃度が分かります。

ニョロニョロしたものが苦手な方は、写真を見るのをご遠慮ください。

「オオイカリナマコ」というナマコです。

ナマコというとボテッっとした感じのが多いのですが、私が何度か見たことのあるオオイカリナマコは色も茶系だし、先端にある触手を除けば、太いロープみたいだと思っていました。

それが…

「これ、なんかが脱皮した?」と思うほど、違う。

暗い中、ライトで照らしているから?

あ、ウミウシカクレエビがしがみついてる。

このエビは好きです。

かわいいんだもん。

ウミウシカクレエビという名前がついていながら、ウミウシについてるの見たことない。

いつもナマコにくっついてます。

昼もナマコについてたし。

 

昼間はせわしなく泳ぐ魚たちも、どこかゆっくりしている夜の海。

サンゴの隙間にキュウキュウに体をねじこんで寝てる魚も。

ライトで照らすと、色が鮮やかだからすぐ見つけられます。

ブダイも寝てました。

自分が出した粘液に包まれて寝ているのを、どこだったかなぁ、沖縄だったかなぁ…? で見たことがあるのですが、柏島では挟まっているだけでした。

あの繭みたいなのもビックリしたなぁ。

チョウチョウウオもすぐ上で寝てますね。

全然、動かなかったです。

 

キリンミノカサゴも昼間より、美しく見えます。

ミノカサゴ系は大好き。

 

あ~、楽しかった。

寝よっと。

髪、バリバリだけどいいや。

明日の朝、すぐ潜るし。

 

続きます。

 

 

高知 柏島でダイビング(2023年)その2

柏島ダイビングサービス フィンハウス

今朝も散歩。

体、のびすぎじゃないか?

 

イルカの親子がまた、船着き場へ来ていました。

なぜ、いつもここに?

ロープについた藻を食べるためなんですって。

しかも、朝昼夕と来ています。

何度も見かけましたもん。

肉食かと思ってたけど、たまにはそういうものも食べたくなるのかな。

 

1本目「後浜2.5」

今日も透明度いい〜。

 

ダゴンベ。

赤の#模様がかわいいです。

 

ニザダイの目の周りなどに寄生虫がいっぱいついています。

ウオノエという、ダンゴムシの大きいやつ。

くっつきすぎだよ…

体液を吸っているそうなのですが、1匹もついていないニザダイもたくさんいるのに、多いのでは8匹もつけていて。

寄生虫だって、分散した方がいっぱい吸えるだろうに、くっつきやすいニザダイがいて、それに集中するのでしょうか。

いつ、くっつくのか。

隙があるのか。

振り落とそうとしているのか、激しく動いているニザダイも。

引っぺがしたように傷がついていることもあって…

痛々しい。

 

ニラミギンポ

 

でこっぱちのアオブダイ

にくめない顔〜。

 

 

2本目「後浜6」

以前のブログにもたまに書いているのですが、ヤガラは肉食でほかの魚に警戒されるため、体の色が似ている草食の魚に寄り添って、自分が食べる魚に近づいていくのです。

ちゃんと自分と同じ色の魚にくっつくので、目が機能しているんだなぁと思っています。

くっつかれている魚が身をよじって離れようとしても、すぐすいーって上にくっつく。

ストーカーかよ、ってくらいつきまとってます。

頭の上に誰かのアゴがのっているのを想像すると…

すごくイヤ。

 

トラウツボ

オレンジ色で鮮やかで、けっこう好き。

口の中も、トラ柄。

 

このポイントは、四角い魚礁がいっぱいあり、そこに魚が群れていました。

 

なんだか絵のようです。

真ん中には、主役が鎮座。

 

でかいオニヒトデ

サンゴを食い荒らすので、定期的に駆除されています。

思ったより、動きがはやくて驚きました。

 

ゾウリエビのペア。

 

3本目の出港時間を確認するために食堂に行ったのですが、鯖寿司がテーブルにのっていました。

時間が書かれているホワイトボードを見る、ということは頭からすっぽ抜け、

「鯖寿司だー!」

と、みんなのもとへ。

お祭り騒ぎです。

「で、何時出港?」

と、大阪から来た毎年ここで一緒に潜っているご夫婦に聞かれて

「あ、見てない。鯖寿司が嬉しすぎて忘れた」

爆笑されました。

それくらい、ここの鯖寿司が好き。

心の中でリクエストしていました。

嬉しい。

ちゃんと覚えてくれてるんです。

鯖寿司の横の白身は?

昨年は、郷土料理のハマチのへら寿司をいただきました。

それかなぁ? と思ったら…

なんと、ニザダイ

イムリーです。

船の上でニザダイ寄生虫の話をしたばかり。

このニザダイは湾内でとれたもので、マグロの養殖の餌を食べているので全く臭みがないとのこと。

脂がのっていて、とろけるようでした。

 

3本目「民家下北北」

水温26℃って、温かいなぁ~。

ウェットスーツの中がすぐ温かくなってしまうので、ファスナーを全開にして海水を循環させます。

 

ニザダイ、けっこういるんです。

きみたち、おいしいんだね。

 

ゼブラガニ。

ラッパウニが食べられて道ができているので、すぐに見つけられます。

 

ウミウシカクレエビが2匹。

真ん中あたりの、ちっこい白いのです。

くっついてるのはウミウシではなく、ナマコですけどね。

 

アミメチョウチョウウオ

ほかにも網目模様があるチョウチョウウオはいるのに、なぜこれに「アミメ」とつけられたのかなぁ。

 

ミナミハコフグの幼魚。

この尖った口がかわいくて、大好き。

あと、黄色い魚が好きなのかもしれません。

 

 

今日の昼間は3ダイブで終えて、夜にまた潜ります。

サンゴの産卵がお目当てですが、産卵しなくてもいい。

久しぶりの夜のダイビングを楽しもうと思います。

黒い海面にポチャンと落ちるドキドキ感。

 

続きます。