登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

白駒池 ~ 麦草峠 ~ 縞枯山 ~ 雨池 〜 双子池へ

この日のルートは2つ考えていました。

白駒荘~麦草峠~大石峠~縞枯山~雨池山~北横岳~亀甲池~双子池ヒュッテで、コースタイムは7時間ほど。

暑さで疲れていたり、雨がじゃんじゃん降っていたら、ちょっと長いかなー。

少しの雨なら、水をたっぷり含んだ苔を見ながらの森歩きが楽しそう。

 

もうひとつのルートは、白駒池~縞枯山までは同じ。

雨池峠から雨池へ向かって、双子池ヒュッテまでは林道も含むなだらかな道で、5時間かからない。

雨が強かったら、絶対にこっち。

それに雨池も、気になる…

白駒池から雨池、双子池、と池をつなぐルートも楽しそう。

北横岳経由は時間も長くなるし、違う季節にとっておいて、今回は雨池のルートにします。

 

 

7:05

陽が射し込む美しい苔の森へ出発~。

 

清々しい空気。

 

7:55 

麦草峠へ向かいます。

 

今日もいい天気だ。

 

8:20 麦草峠

 

2番目の鹿よけネットを通ると、トイレや無料の駐車場(白駒池の近くは有料)があります。

 

このあと、山小屋までトイレはありませんので行っとく。

車道を右に、麦草峠の方へ少し戻ると「麦草峠登山口」があります。

 

8:30 大石峠、茶臼山

 

すぐに茶水(ちゃすい)の池があります。

水が茶色なのではなくて、池の底の土の色だそう。

 

昨日まで、木道は好きじゃなかったけど。

今は、ありがたみがわかる。

この木道を整備してくれている人たちへ、感謝の気持ちは忘れないようにしたいです。

 

8:40 大石峠

 

この苔の森は、そこそこ急坂です。

 

9:00 中小場 △2232

いい景色が見えると、今までの急坂は忘れる。

 

緑にも、いろんな色がある。

 

また急坂だ~。

長いなぁ。

下りじゃなくてよかった、と休み休み登ります。

 

新芽の緑も美しい。

 

このあと、勾配は少し緩やかになりました。

終わらない坂はないのだ。

 

9:30 展望台へ

 

9:35 茶臼山 △2384

やっと着いた…

 

昨日まで、あのあたりにいたのに。

ずいぶん歩いてきたもんだ。

 

いい景色。

 

9:40 分岐まで戻って、縞枯山

思っていたとおり、急坂の下りです。

石もゴロゴロだー。

 

空が見えると、気持ちが上がる。

 

9:55

 

10:10

縞枯山の山頂には展望がありませんので、ここで展望台へ。

すぐですから。

にゅうの辺りでは虫が多かったけれど、今日は全然いないや。

トンボが多いからかな。

 

この岩の上が展望台。

休憩にもいいですね~。

 

10:15

歩いてきたことを実感できる。

嬉しい。

 

ほんとに人の一歩はすごい。

9時間歩き続ければ、ここまで来られるのだから。

 

まん丸な穴のあいた岩は他にもありました。

 

10:20

分岐へ戻り、雨池峠へ。

 

 

北八ヶ岳では縞枯現象が見られます。

縞枯れ現象 - Wikipedia

 

10:35 縞枯山 △2403

 

ここからも長~い下り坂です。

もちろん急坂。

 

11:00 雨池峠 △2248

双子池、雨池へ。

 

あと3時間かからずに着くんだ。

ちょっと気がラクになりました。

のんびり行こー。

 

これを見て、立ち尽くす…

通行止め?

戻って、北横岳経由で行かなければならない?

到着時間が遅くなる。

双子池ヒュッテへ16:00までに着くようにと言われているが、間に合わないのではないか。

大石川林道が通行止め、って意味でした。

あー、よかった。

それなら地図に、もともと書いてあった。

「大石川林道」って書いてくれればいいのに…

ドキッとしたわ。

雨池まで下れば、その周囲に双子池へ続く登山道があります。

 

ロープが張られていて、迷いようがない森を下っていきます。

 

11:35 林道にぶつかったら右へ。

左に行く道が通行止めでした。

 

ずっと薄暗い森を歩いてきたから、暑いけれど、この明るさが気持ちいい。

 

平坦ってすばらしい。

茶臼山への急坂で疲れた。

でも、いつまでも平坦じゃ着かないわな。

 

バッサーと道をふさいでいるので、くぐります。

 

11:50 

 

12:00 雨池 △2060

 

大きな、静かな池。

ここ好きだなぁ。

日陰にちょうどいい岩があったので、そこでパンを食べて休憩。

 

12:30 

池の周囲につけられた登山道を歩きます。

そのまま、ふちを歩いていけそうだけど、思ったところで登山道に戻れない可能性もあるし。

 

悪天候や疲れたときのエスケープルートにもなるな。

歩きやすい道です。

ピンクリボンは豊富だし、登山道の両脇は笹なので迷う心配もありません。

 

13:25

△1970まで下ってきました。

 

この橋を渡り、緩やかに登っていきます。

 

平坦じゃなくていい。

これくらい緩やかなら、いつまでも歩けるのですが。

そういう山、ありませんかね?

 

13:45

このカーブミラーは、熊といきなり出会わないためにも使えるなぁ。

前に奥多摩の日の出山で、子熊と出会い頭になりました。

私も驚いたけれど、子熊もビクッとしてた。

あれから、先の見えないカーブの先へ不用意に出ていかないようにしています。

 

14:00

 

緩やかに下り、7分ほどで双子池ヒュッテです。

 

美しい池が見えました。

 

△2030の双子池ヒュッテへ着きました。

続きます。