登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

上高地さんぽ

中の湯温泉の宿泊者は、マイクロバスで上高地まで送ってくもらえます(4月中旬~11月中旬)。
土日は大正池までだそうですが、ちょうどいいではありませんか!
大正池から上高地までも、すてきな道ですから。

気温は10℃。
空気がヒンヤリして気持ちいです。
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約100年前に焼岳が噴火して梓川をせきとめたときに水没したカラマツなどの木々が立ち枯れて、独特な風景を作り出しているのです。
上高地は何度も来ているものの、登山でしか来ないため、上高地バスターミナルでバスに乗ってしまいます。
大正池をじっくり歩いたのもおそらく3度目。
木がずいぶん減っている…減っているどころじゃないか。
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ほとんどなくなっている。
…でも100年前の木なんですもんね。
倒れて当たり前なのかもしれない、とも思います。
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のんびり歩ける道がずっと続きます。
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ここから3時間くらいの横尾(涸沢、槍ヶ岳蝶ヶ岳への登山口)までは、こんな道。
登山の前も後も、とくに一人で歩いていると疲れ&飽きて、何を考えたらいいか分からなくなることがあります。

ここでも秋が始まっていました。
田代池です。
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木道の下は、油(?)でぎとぎと人工的な色に光っているところもあって、こういうのはどうしたらいいんでしょう。
澱んでいて、自然にどうこうなるものでもなさそうです。
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梓川は、ほんとうに宝石のような色をしています。
大雨のあとの濁流になっているのも何回も見ていますから、今日はこの色でよかった。
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朝ご飯をしっかり食べたにもかかわらず、トワサンク(五千尺ホテルのアップルパイを売っているカフェ)の前で足が止まりました。
アップルパイなんて、普段は全く食べようと思わないのだけれど、今はちょっと食べてみたい。
お土産で買って行く人も多いようで、棚に、丸ごとの取り置きがいくつもありました。
…冷たい。
温めてほしいな。
きっとずっとおいしいと思う。
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登山の帰りはバスターミナルに直行で、各ホテルのショップなどを見ることもありません。
どのホテルの佇まいも、とても高級そうです。
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今回はいくつかショップを見て、自分にお土産を買いました。
版画の山の風景の絵葉書。
どれもステキです。
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ウェストンさんにご挨拶します。
日本アルプスを世界に紹介し、日本人に山へ登る楽しさを教えてくれた方だそうです。
ありがとう。
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デザートが先になってしまいましたが、11:00オープンの五千尺キッチンで、ちょっと贅沢なランチ。
大きな窓、すてきなレストラン。
正面には河童橋
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山賊焼きが大好きです。
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さて、平湯温泉バスターミナルに向かいます。
バスは補助席をつかうほどで、増便していました。
温泉につかるほどの時間はないので、ひらゆの森の入り口にある足湯でのんびり。
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ひらゆの森の館内に入り、フロントの方に声をかけてからお土産を買いに入らせていただきます。
ここの「とちの実サンドクッキー」はオススメ!
ザクザクしたクッキーに小豆のクリームがサンド。
誰にあげても「おいしい!」と言ってもらえています。
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平湯バスターミナルへ戻る歩道の足元から、硫黄の匂いがぷんぷんします。
乗っかると暖かい〜。
お腹の辺りまで熱が上がってきます。
動きたくなくなるくらいの暖かさ。
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ん?
ツレが発見。
変わった形の赤い実がありました。
「カナダイチイ」というそうです。
ウォークマンのイヤホンみたい。
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あとはバスに乗って帰るだけ。
終わっちゃったなぁ。
とても楽しかった。
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平湯バスターミナルのベンチがとてもかわいくなっていました。

「山は秋真っ盛りだったな」と高速バスを下りて帰る途中で、クラクラするほど甘いキンモクセイの香り。
東京も秋でした。