登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

上高地 中の湯温泉

仕事明けにいつもの高速バスに乗って、平湯温泉バスターミナルへ。
上高地行きの路線バスに乗り換えて安房トンネルを抜けると「中の湯」バス停、宿の迎えの車を待ちます。
そこからはヘアピンカーブの連続で軽く酔う。
中の湯温泉旅館(公式ホームページ)|上高地で通年営業の温泉旅館|日本の秘湯を守る会会員


宿の駐車場には、日本各地のナンバーがずらり。
駐車場入り口の木に彫った動物たちが見ごたえありました。

想像していたよりも大きな建物です。
中に入ると、改装して間もないのか明るくとてもきれい!
ロビーには大きな窓、まるで映画のスクリーンのようです。
山を眺めながらくつろげます。
外には、ひまわりの種が入っている箱があり、野鳥が代わる代わるついばみに来ていました。


上高地散策プラン(ペットボトルの水をもらえちゃう)にしたので2人だと少々狭い部屋ですが、トイレと洗面所はありました。
冷蔵庫はないけれど、自動販売機や売店で買えます
それに洗面所の水は湧水で、キリッと冷たくておいしい。
コロナ対策のため、到着時に布団が敷いてありました。
ひとっ風呂あびたらすぐにゴロンできるから大歓迎!


夕食は、鼻に抜ける香りも味もいいサーモン、ふっくら柔らかい岩魚の塩焼き、鴨鍋など。
ツレがサーモン苦手なので、2人分食べることができました。
連泊したので2日分、続けてご紹介します。


1日目は鹿刺し、2日目は馬刺しをつけました。
鹿刺しはあっさりとしていて臭みもない。
オススメは馬刺しです。
ヒレ肉だそうですが、ねっとりしていてとてもおいしかった~。


中秋の名月にたまたま宿泊しており、食堂の窓から見えました。
白く冴えざえとした月がとても美しかったです。
寝る前に入った露天風呂でも、ずっと見上げていました。


大浴場は、22:00頃に男女が入れ替わるので、その前後は入れません。
お風呂、とっても気に入りました!
たぷたぷとあふれる源泉かけ流し。
硫黄の匂いがほのかにします。
ぬるめの露天風呂は、いつまでも入っていられます。
内湯は温度が2種類あり、最後に熱めの湯にとぷんとつかってから上がりました。
湯冷めしない。
最近気温が低くなってきていますが、いつまでもぽかぽかしていました。

朝は木々の間から射し込む太陽の光に、露天風呂から立ち昇る湯気がゆらゆらしていて、ぼーっと眺めていました。

無料の家族風呂もあり、鍵がかかっていなければ、誰でもいつでも入れます。
浴槽の大きさは、2人でちょうどいいくらい。


大浴場前にある椅子とテーブルの彫りが凝っています。

朝食は、香ばしい匂いを漂わせている朴葉味噌をご飯にのっけて。
2日目はふき味噌もついてました。
ごはんのおともがいっぱいで嬉しい。
ご飯がもう少しおいしく炊きあがってると、なおいいんだけどなぁ。
少し固めなんです。
おにぎりになる(お弁当として頼めます)とおいしいのですが。


上高地の近くで通年営業なんてありがたい。
上高地のホテルなんて、ちょっと高すぎて登山客としては泊まれませんもん。
12,000円ほどで気持ちのいい温泉とおいしい食事がついて、個室でくつろげる。
登山の前後に泊まるなら最高だと思いました。

ここに泊まり、焼岳に登ってきました。
続きます。