登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

青春18きっぷ 諏訪湖へ その1

4/10までに使いきれるか、青春18きっぷ
日光への往復でつかうのを忘れてしまったため、4月に入ったのに4回分余ってしまった。

つかうために出かける、っていうのもおかしいけど…

それを言い訳にお出かけします。

 

よし、銚子へ海を見に行こう!

と思ったら北東の風が強い予報。

海はダメだ。

じゃあ…諏訪湖だ。

高尾から西へ、各駅電車でのんびり。

車窓から見える桜は西へ向かうにつれて、満開になりました。

東京では葉桜になっていたので、トクした気分です。

桜の先には南アルプス??の山々の白い頂。

車内がわきたち、みんな笑顔。

外国の方たちが、窓にはりついて写真を撮っている。

前にテレビでみたのですが、どこからの旅行者だったかなぁ、

「桜は本当に美しい。今の季節に日本へ来られてよかった。一生忘れない」

とインタビューに答えていました。

富士山も見えてきました。

笑顔が弾ける空気で車内がいっぱいになり、こちらも嬉しくなります。

甲府で人がぐっと減ります。

本を読んだり、うとうとしたり。

5分に一度くらい、顔をあげると、景色が変わっている。

電車のゆっくりした移動は、これがあるから好きです。

新幹線は足も伸ばせて快適だけど、速すぎる。

加納朋子さんの「空をこえて七星のかなた」を読みました。

いくつかの短編で構成されています。

「星は、すばる」の一文に

「私が何者にもなれなかったとしても、それは私のせいじゃなく」とあります。

目標があっても頑張る前から「できっこない」と、結果を手放してしまいがちな、努力をしない私のことみたいだ。

でも、どの短編も、読後が爽やかなのです。

最後の最後まで描いていないにもかかわらず、絶対幸せな結末だ、と分かる。

登場人物のその後をいくらでも想像できる。

すてきな本だと思いました。

 

上諏訪駅に到着〜。

こういう駅の階段、好きです。

人がいなくなるまで待ち、撮る。

 

ランチはここ。

昨年の秋にも来ています。

くらすわ本店 | くらすわ

サラダはビュッフェ形式。

赤のクルクルしたのは、ビーツでした。

パリパリしてる。

古代米のサラダなんて、珍しい〜。

揚げた人参やジャガイモや、人参のピクルスは甘くておいしくて、いくらでもいける!

パンはイチジクが入っていました。

クロモジのお茶っての、めっちゃうまーい。

コンビニで売ってくれないかな…

ピクルスとレタスを2回おかわり。

レタスの上のクルクルしたのは、色人参とありました。

へぇ…初めて食べる。

おいしいし、彩りがいいなぁ。

 

メインの豚肉も柔らかでおいしい。

デザートを食べるつもりなかったのに、ピスタチオのテリーヌが気になり…

味が濃い〜。

ほうじ茶のブリュレとか、ほかにも気になるものありました。


下のショップに、クロモジ茶のティーバッグあった!

エッセンシャルオイルもあるんだ。

けっこうお高いのね。

クロモジ茶のほかに、夕食用にグラノーラとスコーン、おやつにココアのメレンゲも購入。

 

https://www.hananoi.co.jp/

今日は諏訪湖をのぞむ温泉「ROKO華乃井ホテル」に素泊まりします。

諏訪湖は日帰りも可能です、往復8時間以上かかりますが。

ツレが「せっかくならゆっくりしてきなよ」

素泊まりならお安いところがけっこうあり、前日に予約しました。

昔、山の天気が悪くなり、1日下山を早めたときの帰り道になんとなく諏訪湖に泊まって以来、登山帰りに泊まることがあるくらい、好きなところです。

はじめに泊まった宿の方が諏訪大社を案内してくださって、いい思い出になったからかなぁ。

そのとき、ツレも東京から来てくれて上諏訪駅で待ち合わせして、一緒に泊まって、翌日に諏訪大社をめぐりました。

天気が悪くなるから下山しただけあり、しとしと雨が降っており、他のお客さんは全員キャンセル。

ふたりじゃ申し訳ないからやめようかと思ったら、「ぜひ」とホテルの方が言ってくださって。

https://www.kamisuwa-shinyu.com/sightseeing-cd/

雨でけぶる幻想的な諏訪大社めぐりでした。

また、あの宿に行こうかな。

 

ビュッフェで人参を食べすぎて、お腹がくるしい…

諏訪湖を歩こう。

強風で小さなスワンは出ませんが、大きなスワンは出航〜。

 

オブジェがすてきです。

影も。

 

足つぼ、いてぇ…

ひとりなので心の中で悲鳴をあげて、隣の足湯へ。


足湯は無料、ぬるめです。

9:00〜18:30(冬は17:30)まで。 

 

諏訪湖沿い、ずっと満開の桜が続いています。

 

以前は高く噴出していた間欠泉も、ポコポコいってるだけ。

でも、近寄るとあったか〜い。

 

風があるけれど太陽が力強くて、ぽっかぽか。

歩いていて気持ちいいです。

桜並木も終わったし、そろそろ引き返そうかな。

ホテルは反対なので。

さすがに16キロ一周はなぁ…

桜並木を歩いていて遠目に見え、何の像だろう?

と疑問だったので…

やっと着いた。

でかいな。

よ、読みづらい…

 

チェックインして、部屋に行くと…

あれ?

諏訪湖が見えるぞ。

なんでだろう?

予約するとき、湖側の部屋のほうが少し高かったので、

「そのぶん、ソフトクリーム食べよう〜」

と湖側を選ばなかったのですが、なんか嬉しい。

諏訪湖のむこうに太陽が沈むのが見える部屋にしてくださっていました。

 

大浴場へ〜。

脱衣かごの他に、鍵がかけられる大きなロッカーもあるし、ひとりで来ていると部屋の鍵を置きっぱなしにするのが不安なときもあるので、これいいなぁ。

露天風呂には、お酒のお風呂もありました。

香りは全くしませんでしたが、いっぱい「飲用不可」と書いてあり笑える。

地酒風呂、なんてネーミングですからねぇ。

保湿効果がありそう。

内湯が気持ちよかったです。

散歩以上に汗をたくさんかきました。

これから暑くなるから、汗をかく練習をしておかないと、熱中症になりやすくなっちゃいますからね。

汗かくの、気持ちいいですもん。

 

部屋へ戻ると太陽がかたむいてきたので、部屋の中がポッカポカです。

 

買ったばかりのクロモジ茶をいれ、本の続きを読みます。

ホットもおいしいなぁ。

明日、両親にも買って帰ろう。

 

太陽が沈んでゆきます。

また明日ね、って思う。

 

ん?

あれは、槍ヶ岳穂高連峰じゃないか?

真っ白だから、大キレットもくっきり見えます。

うわぁ〜、なんか嬉しい。

今年、行こうと思っているの。

この部屋にしてくれて、ありがとう! 

部屋の灯りは消して、暮れゆく空を眺めます。

太陽が沈んだあとのマジックアワーを堪能してから、夕食の時間帯は、大浴場がすいてるだろう、と思って。

正解!

ひとりだったので、ワニさん歩き〜。

部屋へ戻ったら対岸の灯りがきれいでした。

 

くらすわで買ったグラノーラとスコーン。

あと、セブンイレブン蒸し鶏サラダ。

ランチの人参が相当お腹にきいており、食べずに寝よう。

ランチを終えて7時間後、かなりの腹痛タイムが始まりました。

 

 

続きます。