私の山歩きの1年は、ほとんど高尾山に始まり、高尾山に終わります。
もしかしたらもう一度行けるかもしれないけれど、天気次第なところもあるし。
休日、用事をすませた昼前、スカッとした青空だったので、高尾山へ向かいました。
高尾山だと、
「よし、山に行くぞ!」
と気負わなくても行けるのがいいです。
京王線には、朝と夕方「京王ライナー」という指定席の電車がありますが、昼間は座席を4列から横並びに変えて運行しています。
その車両でした!
なんか嬉しくなるんです、これに当たると。
高尾山口駅に到着。
ガラーンとしています。
紅葉のピークが過ぎると、こんなにすくんですね。
登りは稲荷山コース。
下りは薬王院におまいりして、途中から琵琶滝のコースにしよう。
稲荷山コースは、はじめに階段。
ここで息が上がらないように、ゆっくり歩き出します。
このあと、少し長めの階段が3回出てきます。
最後がいちばん長い!
お稲荷さんに、今年も山を楽しめたことのお礼と、来年もよろしくお願いします、と頭を下げます。
マスクをしています。
先週、秩父のアルプスを歩いたので調子がいいです。
不思議なのは…追い抜く人全部がダウン着てるんです。
減量中のボクサー!
私は長袖1枚で、すでに汗びっしょりなのですが。
気温8℃、無風。
最後の200段超の階段、ききますね~。
数えてたけど、分からなくなりましたよ。
久々にこれ上りました。
高尾山をゴールにすることがあまりないので。
やっと着きました。
ぜぇぜぇ。
富士山だ~。
先週のあたままで雪が本当に少なかったけれど、週半ばからの寒波でずいぶん白くなりました。
山頂も想像していたより、人出は少ないです。
長居はしません。
薬王院へ向かいます。
1年に1~2回しか寄りませんが、見るたびに何かが増えているような気がします。
くぐるのとか。
複数で来ていれば、この天狗さん達の前で同じポーズをきめるのですが、ひとりですからやめときます。
権現茶屋で遅めのランチ。
メニューを見たら、八王子ラーメンと唐揚げのみ。
ゴマを自分でするラーメンは、感染対策のためにやめているとのことでした。
天狗ラーメンや川エビの唐揚げもなくなっていました。
さみしい…
八王子ラーメンに自然薯が入ったものを注文しました。
玉ねぎのみじん切りが入っているんですね。
おいしい。
自然薯も濃厚。
スープとも合います。
店の前で焼いている団子もおいしそうでしたが、天狗焼きをこのあと食べたいので今日はやめとこう。
あれもこれも食べるから、高尾山は体重が増えるんだよ…
1号路を歩いたときは必ず寄る「仏舎利塔」
高尾山でいちばん静かな場所ではないでしょうか。
青空と紅葉を見るだけで、自分は幸せだなぁと思えます。
静かな時間を過ごして、煩悩の数の階段を下り、天狗焼きへ。
今年の流行語がここに。
黒豆のあんこです。
ほかほか。
1号路はここから先、ずっと舗装路なのでパス。
お子さんを連れているなら、あえてケーブルカーやリフトをつかって乗り物を楽しむのもいいですね。
展望台の脇から、琵琶滝へ下ります。
悪路、とありますが稲荷山コースと大差ありません。
ちゃんと足元に気をつければ歩けますので、ご心配なく。
何度も見ているのに、つい笑ってしまいます。
お顔が強面なのに、この仕打ち…
帽子ではなく、パンチパーマがのっかっているようにしか見えません!
到着~。
ケーブルカー乗り場のサブちゃんもマスクをして咳エチケットを訴えていました。
ずっとマスクをして歩きました。
呼吸も苦しくなるし、人が少なかったので本当はマスクをせずに歩きたかったのですが、外だから開放的になるのか、マスクをせずに大きな声でしゃべっている人が多かったのです。
で、自己防衛のため。
肺を鍛えられました。
苦しかった~。
毎年、花粉の時期にはやっていたんですけどね。
「不織布のマスクでないと、飛沫の飛散はほとんど抑えられない」
そんな実験結果を見たことがあります。
たとえそうだとしても、せめて他のマスクでもしていれば、少々話していても周りを不快にさせないと思います。
1年前と同じように、マスクをせずに大声で笑いあいながら歩くことは当分できません。
私は人が移動すること自体は感染理由にならない、と思っています。
移動した先での行動が理由だと思います。
移動でうつるなら、通勤は?
屁理屈になってしまうでしょうか。
毎日何万人と移動しています。
テレワークできる仕事ばかりではありません。
朝夕は満員電車ですよ、以前ほどではありませんが。
通勤はバスも電車も、窓を開けるようになりましたし、静かな移動だからではないでしょうか。
宿で泊まっても、食事をするときと部屋にいるときしかマスクは外さない。
宿の人に声をかけるときは、食事中でもマスクをする。
交通機関を使うときや、人が多く通行しているときはマスクをする。
大声を出して会話をする状況(酔っていたり、大人数で会話をするために相手が遠くてつい大声になる、など)を作り出さないこと、相手との距離を保つこと、それに尽きると思います。
私は仕事で、マスクをしない方と、多いと日に500人以上接します。
自分がマスクをして、こまめにアルコール消毒をし、目や鼻など粘膜に触らない。
ほかに、うがいと手洗いくらいしか、できることはないんです。
それで、今のところうつっていない。
うつった人、うつした人を責めるのではありませんが、報道で医療従事者の方々の過酷さを見ると、不注意から感染することは避けなければならない。
居酒屋の前を通って、騒いでいる大きな声が聞こえると「あーあ」と思います。
2月からずっと、家族と職場の人としか食事していない。
マスクを外して喋ってしまうことが一番のリスクだと思っているからです。
久しぶり〜、って会いたい人はいるけれど、その人の周りの状況が分からないし、しばらくは我慢です。
といっても、総理は会食していますけどね。
自分ができないこと、やらないこと、守ろうともしない約束は、国民に強いちゃダメですよね。
冬至の前後は、ダイヤモンド富士が見える高尾山の山頂ですが、混んでいるかもしれないので、それはやめました。
混雑しているところは避ける。
それは守ろうと思います。