手前にうつっている松ぼっくり、これをほぐしたのは、さて誰でしょう?
熊です。
この岩をテーブル代わりにしたのでしょうか。
ハイマツ(松ぼっくりの後ろにうつっている、背の低い這っているような松)を踏まないように、360°探してみます。
あ、いた。
薬師岳のカールの底の底、もう小さい黒い点にしか見えないような距離を黒い体が走り去っていきました。
熊は対面で会ってしまうのは怖すぎるので勘弁してほしいのですが、見かけてみたいと思っている登山者はけっこう多いのです。
このときも周囲にいた人たちで大興奮でした。