雷鳥です。
カタカナの方がしっくりくる。
下半身が白いのは、冬のときには真っ白でもふもふだったときの名残です。
北アルプスでしか見たことがありませんが、双六岳、室堂の周辺、蝶ヶ岳、七倉岳では5羽以上、同時に見たこともありました。
登山を始めた頃は出会えるのが楽しみだったのですが、けっこう遭遇率が高く、最近ではなんとなく挨拶をするだけ(全然逃げないからしゃべりかけてみる)になっています。
でも誰かが「ライチョウがいたの!」と教えてくれたときは一緒に喜びます。
嬉しくて教えてくれてるんですもんね。
数年前、ハイマツ(岩場などに生えている、地を這うような低さの松)の中をずっとのぞきこんでいる女性がいました。
ライチョウはその中にいることも多いのです。
私が歩いてそこに着くまで5分以上もそうしていたので
「ライチョウですか?」
と声をかけると、
「そうなの、さっき2羽いて…」
と言うので一緒に探しました。
少し離れた場所で見つけました。
ライチョウと写真を撮ってあげたりしても、なんだか元気がないのでどうしたのかな、と思っていると
「さっき通ったおじさんに、ライチョウがいるって教えたら怒鳴られちゃって…」
と言います。
なんで?
「ライチョウは天気が悪くなるときに出る鳥なんだから、縁起でもないこと言うな!!って」
ふぅん。
晴れているときでも何回も見たことあるし。
晴れていたってライチョウは生きてるし。