登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

2022年冬 久米島へ その4

足元は、素足にサンダルのみ。

羽田空港那覇行きの待合の椅子に座っている人たちにも、素足にサンダルなんていなかった。

世間では晩秋なんですね。

私の中では、まだ暑いんだけどなぁ。

それに、ダイビングではサンダルが必要だもの。

でも、もともと波が高い予報だったのだから、潜れなかったときのことを考えて、スニーカーも持って来ればよかったな…

このクロックスのサンダル、足の甲をホールドしてくれるし、ビーサンのように指の股が痛くならないので、とても歩きやすいのです。

軽いし、汚れもすぐ落ちる、乾くのも早い。

クロックスはすぐ商品が変わるから、1足買って気に入ったので、色違いで2足買ってストックしてあります。

これ以上に歩きやすいサンダルは、おそらくないと思うので。

でも、さすがに何kmも歩く気はしないなー。

 

運動不足になりそう。

ホテルにジムもあるけれど、汗だくになったあとの着替えもないし。

だから部屋の中で、下着姿で黙々とストレッチ&スクワットです。

 

天気も少しはもちそうだし、島をまわろうかな。

ホテルで、電気自動車を借りられるようです。

 

ひとり乗り、2時間で3000円。

もっと長い時間、借りられませんか?

2時間じゃ、あわただしいです…

 

ホテルの方によると、電池が約3時間しかもたないため、2時間設定らしいです。

支払いは現金のみ。

あと6000円くらいしかないんだよね、現金。

ここで3000円支払ったら、ごはん食べるお店が限られてきちゃう。

どうしよう?

 

レンタカーにする?

ホテルの電気自動車より高いけれど、カードで払えて、1日借りられる。

 

でも、初めてなんです。

ひとりだけで運転するの。

ほぼ運転しないし、するときは誰かが助手席にいる。

大丈夫かな…

でも、東京と違って、車道も狭くないし、フラフラ走る自転車がいないから運転できそう。

 

久米島の周囲は、約48km。

一周するのに、車だと40分とありました。

徒歩だと7時間?

ずいぶんと速歩きだなぁ…と思ったら、少し小さめに24km設定でした。

 

ん?

バスだけだと本数が少ないから、タクシーと組み合わせるのもありだ。

空港までバスで行って、レンタカーで6000円支払って運転して、また空港から戻るよりも…

それに、天気がよければドライブもいいけれど、ごはん行くためだけに乗るなら、この方がいいのかも。

 

迷いながら朝の散歩をしていたら、ホテルの脇にある民宿の前で見つけました!

原付、好き。

しかも4時間1800円って、時間もちょうどいいじゃないの。

島をゆっくり一周して、何か食べて、ホテルへ戻って返却できるし。

 

でも、心配ごとがあります。

もう器材とともに、今着ている服以外は東京へ送り返してしまった。

風は問題ないとして…

雨に濡れたら、ほかに服がない。

ホテルなので、大浴場行くにも部屋着はNG。

雨雲レーダーで「しばらく雨は降りません」ってなってるのに、今、豪雨と呼んでいいくらいの強さで降ってるし。

昨日から、スコールみたいに15分くらい降るのを繰り返してるんだよなぁ…

 

どうすっか。

ずっと雨じゃないから、外に行きたい。

畳石とか、懐かしいもん。

 

決めた。

電気自動車にしよう。

濡れないための選択です。

 

畳石と、おばけ坂へ行って、ごはん食べて戻れば、たぶん2時間くらい。

 

フロントで受け付けをして、まずは畳石へ。

ちっちゃいから、ラクです。

そしてやっぱり、あまり車がいない。

えぇっ、これ100mもの高さがあるの?

砂の下に?

知らなかった…

こんなに狭かったっけ?

あー、そっかぁ。

もうすぐ満潮だからかな。

干潮だともっと面積が広くなるんだ、きっと。

模様がおもしろい。

来てよかった。

 

途中で見かける、歩道のシーサーがかわいいです!

 

さて、おばけ坂。

ここは不思議だったんだよなぁ。

もう一度、確かめに来ました。

ここから、ガードレールのところまで、ゆるい下り坂に見えます。

ということは、ガードレールまで行ったら車は動かないはず。

それなのに…

来た道を、後ろに下がっていく!

 

前向きじゃないと怖いから、少し先まで行ってUターン。

ガードレールのところで、再びスタンバイ。

ニュートラルにしても、ゆるゆると前進してく。

見た目は上り坂なんですけど…

 

ふぅ~、満足。

展望台などは、天気がいいときに巡るとこ。

今回はいいや。

1時間ちょっとの運転の間に、何度も強い雨が降りました。

原付じゃなくてよかった…

 

ごはんを食べて、ホテルへ無事に戻れました。

初めての、ひとり運転。

私にとっての冒険でした。

 

 

最後に、マンホール3連発~。

カッコいい!

 

最後のは、波と畳石かな。

二重なのがセンスいい!

 

 

1日だけのダイビングだったな、結局。

でも、ほんとによかった。

毎晩、写真見てましたもん。

 

おかえり、と言ってくれる人たちのところへ帰りましょう。

帰るから、また次がある。

 

続きます。