登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

2023年初夏 久米島でダイビング その5

ダイビング最終日になってしまった。

初日は、まだまだあると思っていたのに…

 

目覚ましをかけずに寝ても、4〜5時に目が覚めてます。

習慣ってすごいですね~。

ツレに黙って持ち出したコップのフチが気づいたら欠けていて、どうしらばっくれようか思案しています。

①持ち帰って食器棚にしまい、ツレが「あれ、欠けてる」と言っていても「知らなーい」と答える

②宿で処分してもらい、ツレが「ないなぁ〜、知らない?」と聞いてきても「知らなーい」と答える

どちらにしようかな〜。

③正直に言う

 

あ、青空が見えるではないか。

お散歩いこうっと。

泊まっているところの前に、フウリンブッソウゲが咲いていました。

雫をまとって、きれい。

 

出港〜。

水平線は曇が多めですが、頭上には太陽がチラチラと見えています。

今日は北風なので島の南側のポイントへ潜ろうとしたそうですが、うねりがあったため、今までと同じく北側のポイントへ。

波がありました、今日は。

でも、なんとかこらえられました。

吐いたのは初日だけ。

いい成績です。

酔いやすい私にたくさん配慮してくださり、ありがたかったです。

 

そして…

酔いやすい体質克服のための秘策を授けてくれました。

ブランコだそうです。

小さい頃から、ほんとに苦手。

気分が悪くなるから、足がつくくらいまでしかこげなかった(ブランコの楽しさ味わってないですね)。

大人になってのブランコかぁ…

朝やったら1日中、具合悪くて仕事にならなそう。

となると夜か?

夜にひとりブランコに乗る40代女。

怖くないですか、ちょっと。

かといって、休みの日の昼間に子どもたちが遊ぶ公園でひとりブランコに乗る40代女。

ちょっと思いつめてそう。

だって酔うから楽しそうにできないし。

ひとりじゃなければいいんですけど。

お母さんたちが安心して子どもたちを遊ばせられないかもしれない。

なので、たぶん克服できない。

せっかく教えてもらったけど。

 

1本目:ウーマガイ

何回ここ潜ってんだよ!

5日間で4回目です。

でも楽しいから、いいのです。

 

深度を下げながら見上げると、オキナワスズメダイ

シルエットもいい~。

 

深場へフチドリハナダイを見に行きましたが、まぁ、ピントが合うわけもなく。

さっと見て、深度を上げよう(深場にいる時間は、なるべく短く!)と体の向きを変えたら、目の前をイソマグロがスイーッて。

近すぎて速すぎて、カメラを構えられなかった。

まぁ、構えられたとしても、おそらく撮れてないです。

目にしっかり焼き付けました。

マグロって無表情だと思うのです。

そのせいか、迫力あるんですよね〜。

 

ハナゴイの幼魚。

どちらも絵になります〜。

 

このアングル、かわいすぎる!

なんだかいじけているような、カスリフサカサゴです。

サンゴの中であまり動かないので、何枚か撮れば1枚くらいはいいのあります。

 

ベニツケタテガミカエルウオの幼魚。

目が赤いですね~、そして顔色が悪い。

心配になります。

でも大人になると、前身黒っぽくなるようです。

 

ナミダクロハギ。

涙を流しているよう。

黄色から黒へのグラデーションがたまらない!

よく見るけど、そのたびに「好き!」って思います。

 

 

2本目:アカ下

今回の久米島ダイビングで、いちばん好きなポイントになりました。

今回最後のダイビングがここで良かった。

深くないのでのんびり潜れますし、ずっと見ていても飽きない景色がはるか遠くまで広がっている。

 

こんなところを通ったり…

 

2日目に潜ったときは、

「冬の蔵王山のモンスターみたいだな」

と思ったパラオハマサンゴですが、ピッタリな表現を思いつきました。

遺跡です。

 

砂地にポツンとたつ、何千年のときをかけてここまでに?

と思うような、フカアナハマサンゴ。

 

もうひとつ、フカアナハマサンゴ。

さっきのよりは小さいけれど…

ガイドさんも初めて見たそう。

いつも戻るところを、1本先の通路まで足をのばしたらあったのです。

 

なんだろう?

電気ケーブル?

一瞬、ヘビかと思いましたよ~。

2日前のニセゴイシウツボを大蛇だと思ったので、ヘビつながり。

 

神殿みたい。

 

生きていたら、これも大きいだろうなぁ。

このポイントは、本当にサンゴがたくさんです。

 

昨日までの大雨で、海水と雨水が混ざり合い、海中がもわもわしているところがあります。

全部じゃないんですけどね。

何かと何かを混ぜ混ぜしている途中のような、混ざり合わない感じ。

写真にはうつらないのだけど…

 

ハマクマノミの幼魚。

三本線があるのは珍しいそうです。

 

キミオコゼ。

夜行性らしく、日中に出歩いている(?)のは珍しいらしいです。

 

次に見かけたのはサンゴをバリバリ食べている最中のゴマモンガラ。

本当に音が聞こえるんです。

近づいたらフイッといっちゃいました。

あたりには、砕かれたサンゴがその場にたくさん落ちていました。

歯形が残るものも。

 

元気なサンゴにつくそうです。

テングカワハギ。

かわいい~。

目元もキラッキラ。

 

アマミスズメダイの群れ。

 

明日の昼に飛行機乗るので、今日はもともと2ダイブでおしまい。

器材を洗って干して、昨日の「スリーピース」さんへ。

味噌󠄀そばでなく、普通のにしてみよう。

アーサ入りの久米島そばです。

ダイビングの船が出ていた泊港沖縄そばより、上品な味というか…

少し薄い。

久米島そばも沖縄そばも一緒だそうです。

このお店は、味付けが薄めなのかな。

泊港のほうが好み。

あの出汁の匂いもいい。

 

部屋に戻って、少し長めに湯船につかったのが悪かったのか、波に酔ったのか…

頭痛がひどい。

吐いても頭痛がしても、それでも潜りたいんです。

それくらい、海の中は飽きません。

 

今夜も「南島食楽園」さんへ。

海ぶどう、ぷちぷちだ〜。

でもお土産にしようとは思わない、沖縄で食べるからいい。

サクナ(長命草)の和え物、気に入ったので今日も。

せせり串。

砂肝の塩ニンニク炒め、奥は海ぶどうの天ぷら!

砂肝、大好き。

ニンニクがガツンでおいしい。

海ぶどうの天ぷらは、どんなか想像つかないから頼んだのですが…

う〜ん、失敗。

しょっぱいだけで、海ぶどうかどうかなんて分からないしなぁ。

生のぷちぷちがいいですね、やっぱり。

 

グミ、お土産に買ってこ。

 

あ〜、終わっちゃったなぁ。

来月また潜るぞー!