登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

高知 柏島でダイビング(2023年)その3

柏島ダイビングサービス フィンハウス

今朝も虹が見えました。

今日もきっと、いい日です。

満ちてるなぁ。

今はヒョイとうつれる高さにあるボートですが、潮がひくとハシゴを下らないと届かないところまで下がります。

 

漁から戻ってきた、ガイドさんのお父さん。

「今夜が最後やろ~?」

え、私、そうなの?

もう4泊になるの?

「最後の夜ごはんだから、ごちそうな~」

いえいえ、毎晩ごちそうですって。

そして、お腹いっぱい食べているのに、魚だからか太りません。

ダイビングで楽しむことが水圧ダイエットになっているのか、帰ったら3キロも痩せてました…

筋肉量は落ちずに体脂肪と内臓脂肪だけ減った!

健康診断前なので、ありがたいです。

 

 

1本目「勤崎(つとめさき)」

ガラスハゼ。

目がまんまるです。

 

ミウサギガイ。

黒のビロードで包んでいるかのよう。

穴から透ける白がとても美しい貝です。

 

モンハナシャコ。

鮮やかな色、グラデーションがきれいです。

 

セクロスギンポかな。

ニヤリとしている表情に、こちらも笑えます。

 

ちっちゃなモクズショイ。

目の前に落ちてきたのです。

手にのせてみたら、ちゃんと動いています。

 

また、キビナゴにまかれました~。

幸せ。

 

 

2本目「後浜3.5」

初日も潜って、水深10mの楽園だー! と思った「後浜3」のすぐお隣のポイントです。

ここも好き。

 

写真はイマイチですが、ピグミーシーホースを初めてちゃんと見ることができました。

 

隠れんぼ上手なワニゴチ。

砂地にうまっています。

でも目が飛び出てるから、すぐにわかっちゃう!

ライトあてると、こうです。

 

おもしろかったのが、クライミングするカメ。

片手でぶらさがってる!

リラックスしながら、周りの魚たちを眺めているような表情に見えます。

 

水深4~6mの魚が群れている場所でキョロキョロ楽しく過ごしているうちに、安全停止が終わっているんですよね~。

全部ではありませんが、柏島にはそういうポイントが多いです。

みんなで同じくらいの高さでロープにつかまって、強い流れの中、鯉のぼりのようになって3分待つのって、私にとっては本当につらい。

気分が悪くなるのもつらいし、吐きたくてもそばに人がいて…

流れが強くても自分で動いていれば酔わないこともあるのですが、つかまって振られるともうムリ。

なので、柏島のように、安全停止がいつの間にか終わっているというのがいちばんの理想です。

 

 

昼ごはん。

今日は鯛めしだ〜。

おかわりし放題です。

 

 

3本目「後浜1」

海底に落ちている瓶の中に、ベニミジンハゼ。

思っていたとおりです、ピント合わず!

すっごくかわいかったんだけど。

 

オオウミウマ。

昨年もいた個体だろうか、でかいなぁ…

私の手のひらと同じくらい、大きいのです。

何考えてるの? と顔をのぞきこみたくなる。

 

チンアナゴが3匹。

近づくと引っ込むので、遠くから観察。

ピントが合ったのが奇跡。

 

シマキンチャクフグ…だよね?

ノコギリハギ?

ふたりはよく似ています。

ミナミハコフグと同じくらい、顔が好き。

 

4本目「民家下北北(みんかしたきたきた)」

またまた、カメ。

ブイの根元にいました。

優しい顔~。

 

カメは、毎日見ました。

1日に5回見た日もあります。

カメ好きの方、柏島へどうぞ。

 

最終日までに見られなかったらリクエストしようと思っていたら、いたー。

かわいい応援団、キンチャクガニ。

しかもペアだ〜。

なに、このかわいさ!

もっているポンポンは、イソギンチャクからちぎりとったものだそうです…

 

シンクロした動きがおもしろい、イシヨウジ。

フィギュアのペアのように、呼吸が合っています。

 

アオサハギの幼魚。

これも、表情がかわいいのです。

 

 

夜ごはんです。

今日もナイトダイビングいくけど、なんか絶好調。

潜る直前は食べる量を減らすのですが、昨日もおいしくいただけましたし。

おいしそうだから、いっぱい食べちゃう。

カツオのたたきにのっているのは、ピンクのガリ

ガリの存在感が大きいと思うかもしれませんが、よく合う。

うまい〜。

この刺身、1人前ですよ。

 

昼間に4本潜ったのに、疲れていません。

楽しくてあっという間でした。

酔わずに吐かなければ、私、いくらでも潜れそう。

深場にいかないのもいいのかも。

他のお店で40mより下へ潜っているところもありましたが、その水深にしかいない珍しい魚がいようとも、深場になればなるほど、そこにいられる時間も短い(各自で管理します)ですし、私は好んで行きません。

浅い明るい海で50分くらいのんびり潜る、ここのスタイルが好きです。

今回、いちばん深くて33mでした。

そこからすぐ深度をあげたので、気分も悪くなりませんでした。

 

何日も滞在するので、同じポイントに何度か行くことになるのですが、それでもおもしろいのです。

台風がこない限り、いつも同じ場所にいる魚たちもいますが、群れとの出会いは一期一会ですし、見ることができて嬉しい魚たちばかりですから。

 

さぁ、ナイトダイビングだ〜。

続きます。