結論からいえば、二晩ともサンゴは産卵しませんでした。
その兆候ともいえる、チョウチョウウオが群れる(食べにくる)こともなく。
でも、すっごく楽しかった。
潜ってよかった。
やっぱりナイトダイビングはいいな。
また来年、夜も潜ろう。
静かに船着き場を出て、いつもポイントへ向かうよりもゆっくりのスピードで船は進みます。
エンジン音をうるさくしないためです。
今夜も、サンゴにいちばん近いポイントへ一番乗りでした。
ひとつのブイに船は1隻しかつけないので、ほかの船はサンゴから少し離れたブイになります。
昨夜は私たちだけでしたが、泳いでいる途中で他にも潜っているグループを見かけました。
水中で呼吸するホース(レギュレーター)から、夜のカツオのタタキに添えられていたニンニクのにおいがする…
おいしかったなぁ。
ダイビングはもちろん、ここは食も楽しみで。
泳いでいたら、黄色のヤガラ(の長いくちばし)に、正面衝突されました…
えー、なんで?
夜は見えてないの?
しっかり見えてると思っていたのに~。
横に目がついているから、正面は弱いのかな?
理由を簡単にまとめると、肉食のヤガラは他の魚に警戒されずに獲物に近づくために、自分の体と色が似た草食の魚にくっついて移動するのをよく見かけるからです。
自分の色も分かっていて、なおかつ同じ色の魚を選べるってことですよね。
「その2」で書きましたが、今回の柏島では黒いヤガラを見ました。
これは以前撮ったものです。
今回ぶつかってきたのと同じ、黄色いヤガラです。
ちゃんと黄色の魚についてますね。
昼間、「隠れてもすぐ分かっちゃうぞ」と思ったワニゴチが、またいました。
怪談を話す人が顔を照らすアングルになってしまった。
ワニゴチより、こっちの方が怖いです。
カサゴが画面の中にいますが、どれかお分かりでしょうか。
うっかり手をついたら、大変なことに。
タコ。
寝てるのかなぁ。
色も変わらないし、ぴくりとも動かなかったです。
セミエビ。
ほんとにセミみたい。
昼間、手の甲にのっけたモクズショイ。
この大きさだと、ごついクモみたい。
直径は10cmを超えています。
夜のカメ。
ゆったり泳いでいました。
ヤドカリ。
引っ越しの瞬間を、いつか見てみたいものです。
どれだけの時間がかかるんだろう。
またブダイが寝ていました。
やっぱり繭にはくるまれてないかぁ。
照らしてごめんね。
楽しかった。
ほんとうに楽しかった。
寝床に入ってからも、何度も思い出す。
続きます。