登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

西伊豆 安良里(あらり)でダイビング

今回のダイビングは、黄金崎(こがねざき)ダイブセンターさんで。

黄金崎ダイブセンター

今回潜った安良里は、以前よく潜っていた田子のお隣です。

 

ポイントは2本とも「沖の根」

港から7分ほどでブイに到着です。

近くていい。

途中、富士山が見えました。

波はなく、鏡のように見えていたけれど、船からポチャンと落ちてみたら、けっこう流れてる!

これは…

おそらくロープにつかまっての安全停止になる…

いやだよぅ…

【安全停止攻略法】安全停止とは?|ダイビングスキルアップ術|スキル|Marine Diving web(マリンダイビングウェブ)

青い、青いぞ!

先月潜った熱海の、濁った緑色が強烈で…

今日も青くなかったらやだなぁ、と思っていました。

透明度は10mほどですが、青きゃいい!

酔いやすい人は大抵、いちばんに潜り、最後に船へ上がります。

船のシルエット、けっこう好き。

 

着底して呼吸を整えたあと、一緒に潜る人たちが潜降してくるのを待ちながら、その辺をキョロキョロ。

あ、カマス

食べたい。

 

コイボウミウシです。

う〜ん、地味。

 

10cm以上ある、ソライボウミウシ

でかすぎる。

私は久米島で見た、キスジカンテンウミウシが好き。

その名のとおり、寒天に黄色い筋が入ったようなウミウシです。

 

メジナの群れ。

何度も何度も、周りを泳いでくれました。

 

白い花がいっぱい咲いているかのよう。

赤と白で、映えますね〜。

 

キンギョハナダイは、たくさんいました。

こういうのを撮るのって、難しい。

 

はぁ〜、美しいグラデーションです。

などなど、青い海を堪能して、そろそろダイビングも終わりです。

海面に上がる前に、体内から窒素を排出したいので、水深5mあたりで3分とどまる安全停止。

ガイドさんの指示は、やっぱりロープにつかまって、でした。

そうだよね、こんなに流れてたら、2秒で見えなくなる可能性アリだもん。

1本のロープの同じくらいの高さに、何人もつかまるので、グッチャグチャになった鯉のぼりみたいだ…

体がけっこう振られていますし。

「私はキビナゴシャワーに目を奪われている、酔ってない、酔ってない」

と暗示をかけようとするも、失敗。

やはりケポ。

人がたくさんいるから、こらえようと思った。

でも、3分もガマンできないですって。

 

2回のダイビングで、お腹がすっかりカラになりました。

吐いて元気になりましたので、迎えに来てくれたツレと、安良里漁港近くの「よこ田」さんで、おいしいお昼ごはんを食べました。

刺身、うまい!

 

次は、ボートダイビングじゃなく、ビーチダイビングにしようと思います。

ロープにつかまっての安全停止でトドメをさされる(=激しく酔う)のだから、ビーチなら大丈夫そう。

 

ニュー銀水から見えるこのあたりも、潜れたらおもしろそう。

 

今回一緒に潜った、神奈川県からいらした女性おふたり。

68歳でダイビングを始めて、今、77歳ですと!

68歳のとき、スポーツクラブが開催したツアーに参加したのが、ダイビングを始めたきっかけだそう。

12kgの重さがあるタンクを背負って、ハシゴを上ることもできるのです。

 

ご年配の方が潜るときは、器材の重さが負担にならぬよう、船から出ているハシゴにつかまって首から下を海中に沈めてもらい、ガイドさんがタンクをつけたベストを背負わせることも多いのです。

海の中では、重さを感じませんから。

おふたりは、船上で自分で背負っていました。

 

すごい、ほんとにすごいです。

休憩のときのお喋りも、今まで潜った海の話や

「物覚えが悪くなってから始めたから、未だに中性浮力がとれないのよ〜」

と、明るくて。

楽しかった。

これからもお元気で潜り続けてほしい。

また、どこかの海で!