登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

わたしの1歩

山を歩くのは大好きなのに。

楽しみで準備もしたのに。

 

登山口に近づくとなぜかユーウツになり、登り始めるとなぜか…

下山する言い訳を探している!

心の声が天使と悪魔に分かれます。

 

「なんか体調がイマイチ(な気がする)」

「いつもより足が重い(気がする)」

「温泉はいって、おいしいごはん食べて帰っちゃおっかな…」

 

不思議ですよね。

あんなに楽しみだったのに?

なんで?

 

そんなときは30分だけ歩いてみようって、ちょこっと頑張ってみるんです。

30分たってもやる気でなければ、本当に下山するつもりで。

 

でも下山したこと、一度もないです。

20~30分たつと、登りのつらさに体が慣れるんですよね。

 

日本の山って、登り始めが急なルートが多いそうです。

ほんとは緩やかな登りで慣らしてから、ぐんぐん登れればいいんですけどね。

なかなか。

 

あんなに言い訳していたのに、つらかったのに、目指していた場所にようやく着いたときには、すべて忘れてしまいます。

みんな満開の笑顔です。

静かにガッツポーズしている年配の方をみると、微笑ましかったり。

 

山は分かりやすいです。

1歩を前に出し続けさえすれば必ず、目指している場所にたどり着けるんですから。

 

私の1歩は小さいのに、とても大きい。

今日歩いてきた道を振り返ると「こんな距離を歩けたんだ」とじーんときます。

 

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あの頂から歩いてきました

 登山口付近が見えるのもテンション上がりますよね。

こんなに登ってこられたんだ…こんなに高いところまで…って。