登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

山中湖そばの「石割山」へ

梅雨入り前の貴重な晴れの日だというので、最高気温31℃の予報だったけれど行ってまいりました。

 

バスタ新宿から、富士五湖行きの高速バスに。

途中で河口湖や富士急ハイランドを通るので、国際色豊か&若い人たちがたくさん乗っています。

複数台で出ることもあるくらい。

中央高速の三鷹料金所より西にお住まいの方なら、途中のバス停(深大寺や日野など)からも乗車可能です。

乗り換えがなく指定席なのがいい(電車でザックを背負ってると、混んでいるときなんとなく座りづらい)のですが、土日だと到着時間が読めないので平日にしか乗りません。

 

乗り込んでシートベルトをしめた途端に爆睡。

気がついたら富士急ハイランド

あんなクルクルしたすごい乗り物に乗れる人の人生と、私の人生は全然違いそうだなぁ。

そして、富士山がどーん。

雪がもう少ない。

あと1ヶ月もしないうちに山開きですもんね。

 

10:30頃、平野バス停で下車。

観光案内所でお手洗いを済ませ、しばらくは舗装路を進みます。

緑の濃い匂いがして嬉しくなります。

 

11:00

鳥居から続く階段、ながっ…

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気合を入れます

「登り始めは意識してゆっくり」を鉄則にしていますが、意識せずとも400段を前にして、歩みはカメ。

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ぜぇぜぇ数えながら上ります

15分かけて、400段の階段を登ります。

途中から幅が広くなり、2歩で1段…。

若い頃、妹と登ったときは手すり不要でしたが、今は「お助けを…」とすがります。

頭のてっぺんから太ももまで汗がとまりません。

水はちょこちょこ飲みます。

いっぺんに飲むと体に負担だし、ちゃんと吸収されないそうです。

この日は本当に暑く、麦茶2リットルを飲み切ったのに、水分が足りていませんでした。

 

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この色が好きです

階段が終わるといい道です〜。

こぼれ落ちる陽の光や、陽を透かした葉っぱがきれい。

周囲の人の声をうるさく感じてしまったら…

ほんの数十秒、休んだり、歩みを遅くするだけで静かな山歩きができます。

山で何を話そうと自由ですが、隣の家の屋根が雨漏りしてて、とかそんな話を山で聞きたくないのです。

鳥の鳴き声や、風で葉っぱがすれる音…

聞いていたい音はたくさんあります。

お茶でも飲んで、休んでるフリをして、抜いてもらいましょう。

後ろにいなければ意外と聞こえないものです。

登山口から出発するときも、周りと重ならないようタイミングをずらしています。

 

11:40 石割神社

大きな岩が御神体です。

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岩の後ろを通れると願いが叶うとか。

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狛犬のこども

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ここから20分ほどで△(標高)1412m 石割山の山頂です。

富士山は…

雲の中かぁ。

気温が高いから、雲が出ちゃうんですよね。

仕方ありません。

次の平尾山へ向かいます。

すぐに急坂。

雨の翌日だとかなり怖そうな下りです。

ロープがありがたい…

また助けてもらいましょう。

頼り切るのではなく、あくまでも補助で。


道の真ん中が、細い水路のようにえぐれている道は滑りやすく急です。

その道しかないときは仕方ないですが、並行して緩やかな道があることも。

足元ばかり見ずに、たまに視線を遠くにやると歩きやすい道が見えます。

急坂は5分ちょっとで終わります。

そこからは、またいい道の始まり。

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静かだなぁ。

太陽が頭の汗を乾かしてくれました。

風が心地いい

 

30分ほどで△1318m 平尾山

山中湖をスワンボートがすいすい進むのが見えます。

ここからは、丸太の下り階段。

最初の400段もきつかったが、逆ルートでこれを上るのもきつそうです…。

丸太の階段を少し登り返します。

丸太の階段って、丸太の上に足を置けない(滑ったり、金具が緩んでいれば不安定ですし)から、脚を高く上げなければならず、いいトレーニングになります。

 

バスで席が隣だったおじさんと、途中ですれ違ってからお互い振り返り「あ~」って。

「逆ルートだったんですね」と、笑い合いました。


30分ほどで△1295m 大平山 

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空気の澄んでいるときに、また来よう

だぁーれもいない山頂で休憩することにします。

大して歩いていないですが。

ここから、また下る丸太の階段。

丸太の階段、飽きてきたな…

風や緑の匂いが気持ちいいから、目をつぶって深呼吸しながら歩いていたら、葉っぱにぶらさがっていた毛虫に顔から突っ込んでしまった。

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松ぼっくりがたわわになっています

30分後、 舗装路まで下りてきました。

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今まで見た中で、いちばんゆっくりな道です

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ご当地(?)マンホールが好きです

山中湖へ向かいます。

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白鳥ボートと白鳥

湖でくつろぐ、たくさんの白鳥。ぷかぷか浮かんだり。けっこういました。

 

歩いて20分ほどの「山中湖高アルカリ性温泉 紅富士の湯」で汗を流します。

アルカリ性なのにマイルドな泉質という珍しい温泉だそうです。

視力回復手術のおかげで、温泉の説明書きも時計も見えます。

 露天風呂は、あつ湯42℃とぬる湯37℃があります。

あつ湯で体を温めてから、ぬる湯でのんびり。

夕方、雲がとれた富士山が見えました。

内湯では29℃の源泉と、隣の気泡風呂を交互に入ります。

この入浴法は体が温まる、と近所のお風呂屋さんで教わり、実践しています。

普通の水風呂より10℃ほど高いので無理なく入れました。

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売れているのでしょうか

帰り際、券売機に「平日限定 岩盤浴セット1000円」とあるのを発見。

入浴料プラス300円ぽっちで岩盤浴できたのか!と悔しいのはもちろん、岩盤浴に入ろうとしていたのに、今まで忘れてた私って…。

入浴料10%割引券がホームページにあり、曜日関係なく使えます。

富士山を眺めながらの露天風呂 | 山中湖温泉 紅富士の湯

 

ここから「富士山 山中湖(ホテルマウント富士)」バス停まで歩いて20分。

高速バスで寝ながら帰ります。

いいお休みを過ごせました。