25番 津照寺(しんしょうじ)へ。
かわいい山門だと思いませんか?
そして、金剛杖の御守りをここで発見!
杖を持ち歩かない人、歩きのお遍路さんにもいると思うんです。
杖を空海さんだと思って一緒に歩く、というけれど…私はこちらがいいな。
弘法大師おみくじをひいたら大吉でした。
「堅忍不抜(けんにんふばつ)」とありました。
つらいことに負けるな、我慢強く。
逃げてばっかりです、ごめんなさい。
これは直筆のようです。
原付の走行距離が2,000kmを超えました。
お寺からすぐの魚屋さんの店先に、アカシュモクザメを含むサメが数匹転がされていました。
本当に買う人がいるのだろうかと、隠れて店先をしばらくうかがっていましたが、それならこの写真を撮らせてもらったときにご主人に聞いてみればよかったのです。
分からないまま、魚屋さんを後にしました。
次の目的地、「御厨人窟(みくろど)」と「神明窟(しんめいくつ)」へ向かいます。
御厨人窟は空海さんが生活した場所、神明窟は修行した場所です。
ともに風化、落石のため入ることはできませんでしたので、空海さんが見ていたのと同じ景色は見られません。
ここからは「空と海」しか見えなかったそうです。
近くに「青年大師像」もあるのですが、ここには日本で最初の「金箔をはった涅槃像」があるのです。
9番で涅槃釈迦如来像を見て以来、なぜか「涅槃像は見なければならない!」義務感にとらわれており、300円払って入りました。
入って良かったんです、結果的に。
この青年大師像の下で胎内めぐりができたんです。
美しい菩薩さまの絵がたくさんありました。
2時間以上いました。
私しかここにはいなくて、息をつめてずっと、じっと眺めていました。
札所1~88番のご本尊のお姿の絵もありました。
すごく興奮していたようで、外に出たときは頭がガンガンして汗びっしょりでした。
美しい。
本当に見ごたえがありました。
「あ~、いい1日だった」と思っていたら、まだまだ幸せでした。
24番 最御崎寺(ほつみさきじ)へ至る道。
どんどん高度を上げ、海が視界いっぱいに広がります。
あまりに幸せでニヤニヤがとまりません。
夕陽に染まる海、黄金色の道がずっと続いています。
24番の「へんろセンター」に宿泊したのですが…まさかのおつとめナシ!
これだけの人数が泊まっていて「休み」って…お寺に泊まる人はそれに参加したくて泊まっているのだと思いますよ?
「え~~」って声、上がってましたもん。
部屋にトイレや洗面所あって過ごしやすかったけれど、それだけは残念でした。
37番の宿坊でのおつとめ、よかったなぁ。
ご住職の太鼓、天井絵、思い出します。
明日も100km以上、走るぞ~。