登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

黒部五郎小舎

玄関前で念入りに手を洗い、消毒をしてから受付をします。

 

手ぬぐい、かわいい…

2種類とも買っちゃった。

最初は我慢したんだけど結局買った。

だってだって、来年買おうと思っても、ないってことあるかもしれないから。

そしたらどうすんの。

 

お昼ご飯は何にしようかな。

昨日食べ損ねたからラーメンだな。

あと、CCレモン

チャーシュー分厚い!

はじっこだからかもしれないけれど、1cm以上ありました。

肉を食べた!って感じがして大満足。

やっぱり山で食べるラーメンは最高です!

 

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暑いけれどベンチでぼけーっとします。

13:00過ぎると、さっきまでいた黒部五郎岳の山頂は雲におおわれていました。

やっぱり展望を望むなら、どんなに遅くとも昼までなんだな、と思いました。

以前、ここに泊まったときは山頂に行く前日でした。

山頂を目指す、と伝える(翌日の行動と当日の出発地を聞かれるのです)と小屋の方が

「8:00過ぎると雲が上がってくることが多いから、それより前に着くように出るといいよ」

と教えてくださいました。

真っ暗な中、小さなヘッドランプの灯りで山頂を目指しました。

今日下ってきたカールはだだっ広くて、白い〇印を見落とさないように歩いたのですが、真っ暗な中それを探してキョロキョロするのにけっこう疲れた記憶があります。

動物の気配に怯えながらも暗い中登った甲斐はあり、今日よりもくっきりとした絶景を独り占めでした。

 

ただ山頂を通過すればいいわけではありません。

そこからの景色を何時に見るか、ということも考えて計画をたてなければ。

 

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やばー、日焼けで頭皮がポロポロ剥けてきた。

帽子をかぶればいいのでしょうが、ベタつくので苦手なんです。

頭に白いものがついていて、不潔なヤツだと思われないかしら。

二の腕の後ろにいっぱいできた水ぶくれも気になります。

 

山小屋のコロナ対策はそれぞれですが、ここでは食事も対面にならないように配置されていました。

やっぱり、話すときの飛沫感染がいちばんリスクだと思います。

 

「今年は静かな山を楽しみましょう」

食堂にあった貼り紙です。

ずっとそうであってほしい。

いろんな楽しみ方があります。

静かに楽しむ人もいていいですよね。

食堂でお酒が入ってのワイワイガヤガヤ苦手です。

他人の山歩きに全く興味がわきません。

ご飯、おいしく炊けてる~。

 

 

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最大16人のスペースに4つしか布団が敷かれていません。

食べてすぐ横になります。

牛になるんだっけ?

これをしても、山から帰ると体脂肪が落ちているんだから、やっぱり運動量は相当なものなのでしょう。

今までの小屋は、シュラフシュラフカバーに入ってから布団を利用だったので脚を開くことができませんでした。

ここは不織布のカバーを敷いてくれてあり、くつろぐことができました。

ありがたいです、ほんとうにありがとうございます。

 

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それにしても…生理のせいだと思いたい。

ザックが重い。

体力がガクンと落ちてしまったのか。

前回重たかったから減らしたのに。

テント泊の人たちは、これにテントや食料を背負って歩いている。

10年前は背負えていたのに。

過去にできたことにしがみついても仕方ないと分かっているし、勝ち負けでもないけれど、なんだか自分にガッカリです…

スクワットかな…

 

ゆっくり眠り、4:30に起きました。

同室の2人はすでに出発していましたが、ここは日の出が見られる地形ではないので、私は朝食をいただくことにしていました。

 

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トイレを済ませ、ゆっくり支度をととのえて出発できます。

すぐ急な登りが始まります。

 

続きます。