登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

景信山へ秋のさんぽ

今年の1月、職場のみんなで高尾山の先、景信山で餅つきをしました。
そのときのブログです。
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「楽しかったから、またやろうよ〜」
ということで、計画しました。

ところが、1週間前からその日だけ雨の予報。
土日祝しか餅つきはできません。
このメンバーで行ける日は月に2回。
なおかつ土日祝のみなので、日にちを変えるのは難しい。
「まだ雨マークついてるね〜」
と、毎日言い合っていました。
前回は雪が積もっており、山歩きが初めてという人も含めて何人もスッテンコロリンをしており、
「雨なら行きたくない…」
そりゃそうだよね。
晴れてほしいなぁ…
天気図を見て降らないんじゃないか、とは思っていたのですが、他人を巻き込むわけにはいきません。
その後も予報の雨マークが外れることはなく、2日前にキャンセルさせてもらいました。
餅つきはキャンセルだけれど、私は登ろうと思っていました。
何人かが「お供します〜(桃太郎?)」と言ってくれ、勤務明けに高尾駅へ向かいました。

メンバーには、3月に定年退職した前所長もいました。
その前所長、自宅から4時間かけて高尾駅まで歩いてきました。
これから山へ登るのに、そんなに平地を歩いてこなくてもいいじゃないのよ…
挙げ句の果て、バスの時間を間違え(1時間に1本しかないのに)、のんびりファミリーマートで私たちのデザート買っていたそうです。
タクシーで小仏の登山口まで追いかけてきて、登山口の手前で追いつかれました。

自由すぎるおじさま達。
ひとりは、何度言っても厚着をやめずにすごい汗をかいている。
「水飲んだほうがいいよ」
と言ったら、持ってないし!
「おれの水分補給は、柿とみかんだ」
なんでよ。
みかんはともかく、柿?
柿って水分補給になる?
液体にしてよ。
しかも、小仏バス停から登山口までの間にある民家の前で売っていた梅干しを買っていた。
それを出そうとするから、
「梅干し食べたら、よけい喉乾くでしょうよ」
「そぉかぁ?」
そうだよ!

12:00 登山口
13:00 景信山

無風で17℃、晴れ。
暑すぎるのでダラダラ歩き、なんとなく到着〜。
景信山は、鬼滅の刃の柱のひとり、時透無一郎くんの出身地です。

富士山は見えないかぁ。
紅葉は始まっていました。

茶屋の方にご挨拶をし、

・野草のてんぷら(シュウカイドウやキクイモ)
なめこうどん(味噌仕立て、ゆず)
・もつ煮
・おでん

野草のてんぷらにかける塩、何種類かあるのですが、茶屋の方のオススメはこの塩!
肉はもちろん、焼きそばがおいしいと常連さんが話していたそうです。

なんでだろう、温泉卵の味がするんです。
もしかして、この塩をかけたゆで卵を食べれば大涌谷に行った気分になれるのではないか…
気に入ったので買いました。
野草のてんぷらを何度もおかわり。
注文のたびに、葉っぱが違う。
色が赤茶、ほんのり甘みを感じるフルーツのような爽やかな葉っぱもありました。

たらふく食べて、
「また餅つきに来ます」
と、茶屋の方にご挨拶をして

15:00 下山開始
15:45 一旦下って、登り返して城山の山頂

昨年の台風の影響で使用中止だったトイレも使えるようになっていました。
お酒を飲んだためにトイレが近いおじさま達を待っていたら…
虹!

雲の中に消えてしまい少ししか見えませんでしたが、なんか嬉しかった。

城山からは、いい道です。

16:10 一丁平
富士山のところには厚い雲。

薄暗くなってきました。
まき道を黙々と歩きます。
高尾山の山頂もまきました。
そのあたりで陽は落ち、暗くなりました。

ヘッドランプをつけます。
闇の中を歩くの、好きです。

17:50
稲荷山コースの登山口に到着。

餅つきはできなかったけれど、秋を楽しみ、おいしいものをたくさん食べて。
山はやっぱり楽しい!