登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

山の声

「○○山を制覇する」

「○○山をやっつける」
山の頂まで行くことをそんなふうに言う人がいます。
山は制覇するものでもなく、やっけるものでもないと思うのだけれど…
なんだか…山を、力を込めて踏みつけるような表現が気になってしまうのです。
 
私は、ずっとずっと「山に登らせてもらう」という気持ちは忘れたくない。
山に歓迎されない自分にならぬよう、できるだけ山を傷つけず、ゴミは落とさず下山したいと思っています。
 
山を歩くとき、必ずしも頂を目指しているわけではないけれど、そこに着くと
「よく歩いてきたね。ゆっくりしていくといいよ〜」
見える山々が、風が、空が、太陽が囁いてくれているように感じるときがあります。
ただただ、その美しい景色の中に溶け込んでいたくなる。
 
「生きててよかった」
「幸せだな」
「楽しいことのほうがずっとずっと多いな」
幸福感でいっぱいで、弾け飛びそうになります。
イメージとしては、食べ過ぎで満腹→ボタンが飛ぶ感じですね。
 

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