鹿島槍ヶ岳から昇る朝陽を見て、朝食をいただいて、トイレを済ませて6:25。
ゆっくり出発しました。
けっこう風が吹いています。
お盆の天気予報は残念ながら、ずっと雨と風が強い予報。
キャンセルも多いでしょう。
山小屋にとって、本当に痛手だと思います。
6:35
分岐からすぐ、真砂岳(まさごだけ)△2861です。
景色を楽しみながら、ゆっくりゆっくり歩く。
もったいないから。
ここ内蔵助カールは、氷河に認定されました。
1年に2〜3センチ流れ下っているとのこと。
動いてないと、氷河と認定されないそうです。
そして、この氷河の厚さは…
最低でも25メートル以上もあるんですって!
どーん。
富士ノ折立へ。
けっこう登るなぁ。
7:15
富士ノ折立△2999
下から見ると「高いなぁ」と思ったけれど、ちゃんと着いた!
剱岳と同じ標高なんですよ。
富士ノ折立というだけあり、富士山が見えますね。
7:25~7:45
大汝山(おおなんじやま)の休憩所
トイレがありますし、軽食もとることができます。
ここからすぐ大汝山の山頂△3015
立山三山の中で最高峰です。
山頂は岩場で狭いので譲り合って。
振り返れば、歩いてきた道。
前を向けば、これから歩く道。
雄山神社まで続いている、素晴らしい散歩道です。
最高!
10年前歩いたときは真っ白で何も見えなかったこの道を、今日はこんなにもいい天気に恵まれて歩けている。
幸せ。
キリがないので8:00に出発。
8:20
雄山神社の真下で、神社を見上げると…
神社を中心に日暈(ひがさ)ができていました。
太陽の周りに虹色の輪!天気下り坂のサイン | ウェザーニュース
やっぱりこれから天気が崩れるのかな。
でも神々しくてきれいなんですよね~。
↓ 雄山神社のHPです。
700円お支払いしてご祈祷を受けます。
おみくじをひくときは「教えてください」と思いながらひくんですって。
覚えとこう。
神社の地面には丸い石が敷き詰められています。
河原などで事前に丸い石を探してきて、願い事を書いて持参していいそうです。
真ん中の平たい石は、山頂です。
以前はお神酒のふるまいがありましたが、コロナでやっていません。
「え! 落っこちないでくださいっ!」って思わず声をかけたくなるほど、宮司さんが塀から(?)乗り出すのもありませんでした。
御朱印もいただけます。
最近、神社やお寺に行っていないけれどめったに来られない場所だから…と御朱印帳も。
9:10
一ノ越山荘へ向けて下山します。
けっこうな標高差です。
ここを、普段、山に登らない人が登ろうと思うのか…すごいな。
上り下りと分けてあり、一方通行になっていて歩きやすいです。
すれ違いってけっこう危ないことありますし、時間もかかりますから。
雄山神社までが目的の人が多いと思うのですが、天気が良く、歩き慣れていれば、ぜひ富士ノ折立まで歩いてほしいなぁ。
9:45~9:55
一ノ越山荘△2700
ライチョウがお出迎え。
大汝山、雄山、そしてここ、一ノ越山荘と短い距離でトイレがあるのは助かります。
山ではあるけれど、子どもを連れた家族でも行きやすい場所なのでしょう。
夏休みということもあり、小さいお子さんもがんばって登っていました。
本当はこのあと、一ノ越山荘~龍王岳~浄土山~室堂と1時間半くらい歩こうと計画していましたが、昨日眠れなかったのでこのまま室堂へ向かうことにしました。
限界まで歩かない。
私にとって山は挑むものではありません。
限界まで歩いて、何かあっては周りに迷惑がかかる。
とくにここ数日、何度も救助で飛び立つ県警のヘリや山岳警備隊を目にしています。
自分の体力の範囲で山を楽しむ。
これからもそうしていこうと思います。
室堂へは石畳の歩きやすい道ですが、雪渓が残っており長いもの短いものありますが、6回横切りました。
子どもたちが「暑いのに雪~」と言いながら、つるつる滑る雪の上(足跡があるので、そこを歩けば大丈夫)を真剣な顔で進んでいくのがかわいくて。
見上げれば、ずっと歩いてきた道が見える。
今日だけでなく、昨日歩いた道も。
途中で会った年配のご夫婦、室堂に3連泊して毎日、雄山神社まで登っているとのこと!
すごい!
絶対やらない!
でも、にこやかで楽しそうで。
なんか、いいなぁって思いました。
そういえば、他にも何人かとお話ししたのですが、いちばん長い方は1週間泊まってるって。
私は正直、7日間ここに泊まってもどう過ごしたらいいか分からないのですが、上高地と同じでリゾート地として泊まる方もいらっしゃるのでしょうね。
10:30
立山室堂
最古の山小屋が保存してあります。
お隣にある立山室堂荘もすてきな建物。
みくりが池の深い青。
稜線から見ても美しかったけれど、ここから見てもいいなぁ。
みくりが池温泉にザックを置いて、散歩に行こうと思います。
続きます。