6:40 出発
登りで始まります。
うぉー、筋肉痛。
7:00 夏沢峠(ヒュッテ夏沢)
興奮!
静かに興奮。
ひとりだから大きく興奮してもいいけど、手をぶんぶんするくらいしかできない。
硫黄岳がどかーんと見えます!
ぼけーっと眺めていて、気づいたら10分たってました。
大丈夫か?
小さい虫がまとわりつくな…
鼻から吸い込んじゃうんですよ、私。
まさに北八ヶ岳〜、という感じの苔の道です。
勝手にランキング。
山を歩いていると、いろんなことを考えるのです。
どの山も、天気が良くて美しい景色を見たことがあるからこそなのでしょう。
今までたくさん登ってきたなぁ。
これから九州や東北の山も行ってみたいです。
<山頂で過ごすのが好きな山>
<形がかっこいいと思う山>
・富士山
・北アルプスの白馬岳
そして今、何度も振り返っている硫黄岳。
そんなことを考えていたら、硫黄の匂いが濃くなってきました。
それにしても本当に雨、降るの?
快晴です。
でも降るんだろうな。
朝、水をくんでいると、オーレン小屋の前をたくさんの人が登っていきました。
晴れるといいなと思う。
山に来たみんながみんな、いい景色を見られるといい。
事故なく、楽しく歩けるといい。
心底思います。
7:50
「野天風呂」という文字が見えます。
行ってみよう。
こんな道です。
分岐から3分、すごい風呂が現れました。
脱衣所も目隠しもなーんもナシ。
高天原温泉にもありました、こういう解放感たっぷりの湯船。
見上げれば硫黄岳。
絶景の野天風呂ですね。
恥ずかしげもなく裸になれたとしても着替えがない。
汗びっしょりの服や下着を再び着る不快感を思うとムリ。
乾いた服一式は、下山後にとっておきたいのです。
今回は特に、雨の予報ですしね。
ここで硫黄岳は見納めでした。
このあと振り返っても、雲の中。
道を戻り、本沢温泉へ向かいます。
野天風呂と本沢温泉は、10分ほどの距離がありました。
本沢温泉で少し休憩。
気温は18℃。
手ぬぐいを買いました。
混浴の図柄だ、こりゃ。
周りにザックが置いてあるのがいいわ~。
8:25 出発
少し行ったところにテント場がありました。
水が出ていたので、日焼けした腕を冷やします。
気持ちいい~~。
あやうく飲むところでした。
「煮沸してください」とうすく書いてあった…
8:45 分岐
「みどり池」へ進みます。
しらびそ小屋の前にある池が、みどり池なのです。
しばらくは登りでしたが、すぐにいい道になりました。
北八ヶ岳は、雨が降ると森がきれいに見えます。
雨でも楽しく思える山は、そうそうないと思うんです。
静かです。
鳥の声と、私の歩く音と息遣いだけしか聞こえません。
誰もいない。
山は、今日もいい香りがします。
9:40 しらびそ小屋
天狗岳はうっすら見えました。
ここの気温は15℃。
あ~、東京に戻りたくない…
「カレー食べられますか?」
「どうぞ~」
小屋の中に入ります。
暖炉だ、なつかしい。
ここで厚切りトーストを食べたなぁ。
15年以上前です、なつかしい。
カレーを待っていると、先に食事を始めた子がいました。
目の前の窓の向こうにリス。
ひまわりの種をまいてあるので、2匹がかわるがわる食べに来ていました。
仲良く食べればいいのに、追いかけてっちゃうんです。
え!
やったぁ、バスがある。
バスと小海線の時刻表が貼ってありました。
しかもちょうどいい時間。
嬉しい~。
ベーコンカレーとシフォンケーキをいただきました。
ここは食事が本当においしいんですよ。
必ずまた来ます。
10:25
稲子湯に向けて出発です。
苔の森を下っていきます。
倒木に苔がつき、緑の大蛇がたくさん横たわっているよう。
今は少し乾いているけれど、雨が降ればいい色になるでしょう。
10:50 こまどり沢
なつかしい~、これ。
うーん…
「はっても30分」って書いてなかったっけか。
ムリじゃね?って思った記憶があります。
11:15 林道
稲子湯まで1kmとある細い道を進みます。
11:30 ゲート
すぐに「みどり池入口」バス停です。
40分待てばバスに乗れる~。
登山靴を脱いで、サンダルに履き替えます。
これだけでホッ。
カレー食べたけど、甲府で鶏もつと蕎麦もいいなぁ。
調べると甲府駅に到着は半端な時間でした。
店、やってないや。
帰ろ。
小海線は、標高が高い駅がたくさんあるんですね~。
楽しかった。
今回もとっても楽しかった!