登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

宮古島へ その1

中央道の三鷹料金所あたりが6時過ぎから混み始めるので、その前にそこを通過しなければ、と5時台のバスで羽田空港へ向かいました。

順調に着くと、搭乗時刻まで4時間以上あるんですけどね…

先月、久米島へ向けて出発する際には、タイ航空の飛行機が滑走路のど真ん中、変なところにいるなぁ、と展望デッキから眺めていました。

そのときは知らなかったけれど、2機の飛行機が接触して翼が損傷したため、動いていなかったのです。

 

今日は飛行機が着陸しているところがバッチリ見えました。

どんどん来る、でも見飽きない。

着陸も上手い下手がある気がする…

すごいよなぁ、あんな大きいものが飛ぶんだもんなぁ。

朝早いせいか、気温が低く風もあり、ぼんやりと眺めてたら2時間たっていました。

目の前で、朝早くからたくさんの人が働いている。

自分ができない仕事、やれない仕事、やらない仕事。

それらをしてくれる人がいるからこそ、毎日暮らせて、好きなところへ行ける。

たくさんの人に助けてもらっている、ありがとう、と思います。

私は私の仕事で、山に行く人のお役に立とう。


100周年のディズニーの機体だ!

かわいい。


私はアウトドアのお店で働いています。

富士山も山開きし、

「今年こそは!」
という思いの方が多いようで、週末の2日間は大忙しでした。

「富士山に登るので、ザックを買いに来ました」

「月末に、屋久島へ行きます。何が必要か聞きたくて…」

などなど、こちらまでウキウキしてしまうような楽しげなお客さまばかり。

こちらが「ありがとうございました」を言わなければならないのに、お客さまから
「たくさん教えてくださって、気に入ったものを買えました。ありがとうございました!」
とお礼をいただくことも多く、本当に本当に幸せな気持ちになります。

「いっぱいいっぱい楽しんで、無事に帰ってきてほしい」

心からそう思いながら、商品をお渡ししています。

海の事故がすでに多発していますが、山の事故もゼロにはできないでしょう。

山開きしてから数日しかたっていない富士山でも救助要請が多発しているとニュースでやっていました。

軽装で登って無事に帰れれば、それはそれでいい思い出になるでしょう。

ノリで登ったよなぁ〜、って。

でも簡単に命を落とせるのです。

疲れて歩けなくなったとき、防寒着をもっていなければ雨具をもっていなければ、体温の低下をくいとめられず、死ぬこともある。

 

歩くペースをゆっくりにしたり、寝不足で登る弾丸登山はやめたり、必要な装備をきちんと準備することで、防げる事故や遭難だってあるはず。

経験からそう思うので、買ってもらえるもらえないは別にして、それがなぜ必要なのか、を必ずお伝えしています。

「すごいプレゼン力… これは今回はいらない、これは絶対に必要っていうのがよく分かりました」

そう言って買っていただけるのが本当に嬉しい。

そして登ったあとに

「買ってよかったです」

「山、楽しかったです」

と報告に来てくださることもあり、またまた嬉しい。

しゃべりすぎて、仕事が終わる頃には喉も頭も痛くなるのてすが、それでも毎日嬉しいのです。

 

「山のものは高いんですね〜」

おっしゃるとおりですが、手入れをすれば長い間使えるものも多いんですよ。

でも、登る山によっては、不要なものもある。

登って実感してから買ったほうがいいものもある。

最初から全部揃えれば、それはそれは快適に登れるかもしれないけれど、荷物が増えたことでザックが重くなり、歩き疲れてしまうようでは楽しめないでしょうし。


「サポートタイツやストックも揃えなきゃ…。2人分だからけっこうしますよね」

とおっしゃるお客さま。

膝が痛いわけでもなく、まだお若い。

いらないですよ、サポートタイツもストックも。

ストックは、脚のかわりに腕をつかうのですから、変な力がはいって腕が疲れてしまう人もいます。

「脚力が弱いかも」

「長い時間歩くと膝が痛い」

歩いてみてそう感じたのなら、買えばいいのです。

そうやってご案内をしています。

雨具をのぞいて、つかわないかもしれないもの(今回で言えば、サポートタイツとストックお2人分で7万円)を揃えるなら、山小屋でそこにしかないグッズを買ったり、山小屋の名物を食べて、思い出にしてほしい。

「これもいりますよ、あれも買ったほうがいいですよ」

そう言うのは簡単です。

初心者の方ならなおさら不安で買ってくださると思います。

お店を続けていくにはいっぱい売らなきゃいけないのかもしれないけれど、

「欲しいから買った」

ではなく

「売りつけられた」

と思われてしまったら、もう信用してもらえないと思うのです。

そんな店に、私は二度と行きたくないし。

不要なことをお伝えして、それでも

「心配だから、つかってみたい」

とお思いになるのであれば、いちばんいいと思うものをご案内します。

独りよがりではいけない。

自分がやったことのない厳冬期のアルプス登山や沢登りなどは、経験豊富なスタッフにお任せしています。

知識としてはあるけれど、経験に勝るものはないと思うから。

 

そんなことを考えていたらお腹がすいてきた。

飛行機の時間までまだ2時間あるし。
京急の改札近くのパン屋さんへ行くか?

あ、スタバにしよう!

今までの人生で片手で数えるくらいしか行ったことないし。

以前もブログに書いたのですが、出発ロビーに近い3階のスタバは狭く混んでいます。

だから私は穴場の5階のスタバへ。

おしゃれな廊下だよなぁ…

こちらのスタバは席も広く、ゆったりしており、さきほどの展望デッキよりも間近に飛行機が見えるんですよ。

着陸だけでなく離陸も見える、まさに特等席!

オススメです。

また来よう。

なんか、豪華なのにしちゃった。
モカフラペチーノ、すごく甘い。

けど、おいしい!

パンもおいしい。

 

スターウォーズ、離陸していきました。

 

あっ、さっきのディズニーの機体。

違うディズニーの機体(ディズニーランドが40周年だそうです)も!


なんか嬉しいぞ。

いってらっしゃーい!

早く着きすぎちゃうんだよなぁ、どうしよう…と思ったけど、いっぱい楽しめた。

 

さて、宮古島へ。

上空から富士山が見えました。

今も山頂を目指して登っている人たちがいる。

みんな、がんばれぇー!

梅雨だけど、こんなに晴れてるんですもん。

上は涼しくて気持ちいいだろうなぁ…

富士山を過ぎると真っ白けっけの視界で揺れましたが、那覇の上空あたりからはスッキリ青空。

まるで波がたっているかのような雲が広がっています。

きれいな海。

パッチワークだ〜。

 

宮古空港で昼ごはんにしよう。

宮古そばをいただきます。

なぜ、具がないかというと…

説明書がありました。

ソフトクリームにはいろいろな塩をかけて味変しながら。
もともと雪塩ソフトクリームなんですけどね。

 

まもるく〜ん!

今回は原付きを借りる予定がないから、まもるくんたちを見てまわることはできないなぁ。

 

今回もなんか買おうかな。

 

ペンション川満に到着。

すごくきれい!

ビックリしました。

無人なので、鍵の受け渡しはキーボックスで。

チェックインは、事前にメールで済ませています。

ダイビング器材が重いから、1階でありがたかった。

あ〜、物干しは、やっぱりないかぁ。

器材を最終日に干したかったけど。

洗濯機があって嬉しい。

連日潜ると、水着をいくら手洗いしても磯臭いんですもん。

 

潜るとき以外はマスクをして、楽しく元気に過ごそうと思います。

夜になったら、初夏の夜にだけ咲くサガリバナを見に行きます。

沖縄で見たいもののうち、ひとつが叶う!

楽しみだ〜。

 

続きます。