4:05 出発
無風なので寒くありません。
長袖1枚で歩き始めます。
三日月がきれいだー。
ヘッドランプを消せば闇ですが、緩やかな道を30分ほど登ったあたりで街の灯りが見えました。
5:05 夜叉神峠 △1775
約400m登ってきたことになります。
高尾山の標高差と同じくらいですね。
明るくなれば、先月登った北岳などが見えるんですよ~。
この写真では、シルエットがうっすらと。
出発したとき、ほかに3人いらっしゃいました。
車で仮眠をとっていたようです。
私が先頭だったため、後ろからの光が気になりまして。
夜叉神峠にはトイレもあるので、少しゆっくりして抜いてもらいます。
ひとりで静かに歩きたい。
5:30を過ぎたあたり、空が美しい…
木々の間から、空や富士山を見ながら登っていきます。
5:45 ご来光
この標高だと、黄葉はまだまだこれからですね。
6:25 杖立峠
毎回思う。
ここまで1時間なんですよ、地図では2時間となっているんですが。
ここまで、ずーっと林の中。
展望が大きくひらけないので、少し飽きてきています。
でも、風や雨の日は助かるんですよね~、こういう道。
翌日の天気が良い予報であれば、天候が悪いときは森や林のところだけ進んでおくっていうのもいいですよね。
松ぼっくりのこども?
7:20
おぉ、励ましてくれている。
ここで標高2400mくらいです。
南御室小屋まで、あと1時間くらいかな。
7:30
森の中に、やっと太陽の光が届きました。
ゆっくり歩いているので、少し汗ばむ程度です。
気温が低くなるこれからは、夏よりも汗冷えが怖いので、着るものの調節はこまめにします。
でも、そもそも長袖1枚なので調節しようがありません。
なんで、こんなに暑がりなのか。
他の方のコーディネートを見ると、フリースなど上に着てるんです…
7:40 苺平
ここも地図では、杖立峠から2時間ってなってるんですよ。
なぜだろう?
私、そんなに速くないんですけどね。
そして、汗をかかないようゆっくり歩いているんです。
「まだ着かない、どうしよう」ってなるより、いっか。
早く着くのは。
7:55
うん、がんばるよ。
冷たくておいしい、南アルプス天然水を励みに。
お腹もぐーぐー。
小屋へ向けて、下っていきます。
いい景色!
南御室小屋ではauは、つながりません。
小屋から3分ほど登ったここで、どうぞ。
8:10 南御室小屋に到着 △2420
じゃんじゃん出てます。
これでも「水源が細くなってる気がする」と、小屋番さんは言います。
ペットボトルが秒でいっぱいになるくらいの水量なんですけどね。
とても冷たく、手を濡らすとかじかむくらいです。
でも、気持ちいいのでジャブジャブ洗います。
予定より1時間以上早いので、ゆっくりおにぎりをいただきます。
右から、鮭、梅、ワカメ。
夜叉神ヒュッテのご主人!
鮭がめちゃくちゃおいしいです。
今朝いただいた、鶏そぼろご飯にも添えられていましたが、おいしい。
焼き方が上手なのでしょうか。
2人分作ってもらえばよかった…
6個くらい、ペロリだったと思うのです。
9:00
森は、いい香りに満ちていました。
葉っぱもきれい。
9:45
砂払岳の手前で、先月登った北岳が見えました。
ここから最高のお散歩が始まります。
名前のとおり、砂。
砂浜のようだ、といつも思います。
山の上と思えない景色です。
赤い矢印を見ながら進んでいきます。
どこでも歩けてしまいそうですが、登山道の崩壊や落石なども問題になっていますので、できるだけ外れないように歩きます。
富士山、白いマフラーを巻いているみたい。
10:00
薬師岳小屋です。
荷揚げのため、お休み~。
結局、ショートメールにも返信なしでした。
南御室小屋に一緒に泊まった他のグループも同じだったようです。
ストックにキャップを付けていない人を数人しか見かけませんでしたが、例えばご近所の北岳と比べたら、そもそも登山者の数が違います。
こんなにいい山なのに、山の中で出会った人数は20人にも満たないんですもん。
夜叉神峠往復だとキツイかもしれないけれど、青木鉱泉や御座石鉱泉から登れば日帰りでも歩けるし…
たくさんの人に歩いてほしい山です。
ごほうびのような景色、空!
10:15 薬師岳 △2780
南御室小屋からは360m、登ってきました。
片側は砂地、反対側はハイマツ。
気温は0℃、稜線に出るとやはり風を感じます。
さすがに長袖1枚だと寒いか?
この前買った、上着を着ます。
確かに通気性がある、そして適度に暖かい。
急な登りだと、私には暑すぎてしまうけれど、稜線を散歩するにはちょうどいいです。
この道を、これから歩いていきます。
いい天気!
嬉しい!
続きます。