煙がもくもく。
薪の燃えるいい匂いがする〜。
今夜のごはんは、なんだろな。
テント場に2張り、小屋泊まりが3人。
こんないい山なのに…
少ないなぁ。
週末と連休は賑わうけれど、10月の平日は静かな山だそうです。
ランチも食べたかった。
おいしそう〜。
北アルプスは値上げしたのに、ここはしないのだろうか。
存続してほしいから、心配になります。
すぐ、そこに南アルプス天然水!
顔、洗う〜。
サッパリしました。
手がかじかむほどキンキンに冷えているので、体は拭かないでおこう…
小屋番さんによると、だんだん水源が細くなってきているように感じているそうです。
降雪量が減っていくと心配、と。
もう、毎朝の気温が氷点下ですもんね。
あと3週間ほどの営業です。
寒いけど、がんばってください。
炎の色が、目にも暖かい。
これも、ずっと見ていられる光景です。
今夜の寝床。
朝、通ったときに干してくれていた布団たち。
けっこうな頻度で干しているそうです。
だから湿ってないんだ。
快適でした。
売店。
ラムネやチョコもありました。
お湯もいただけて、ありがたい。
17:00
夜ごはんです。
ビーフシチューと白飯が、とくにうまい!
豆炭あんか、というものを初体験してみることにしました。
夜ごはんの最中に、布団の中にしのばせます。
低温火傷に注意しなければならないほどの暖かさになるそうですよ!
湯たんぽみたいな感じかな〜。
ほんとにあったかくなるんかいな、と思うくらい、抱えてみても温度を感じなかったけれど、1時間後、ちゃんと布団の中が温もっていました。
すげー。
寝る前にトイレへいっておこう、と食堂を通ると、日本海から太平洋まで北アルプス、中央アルプス、南アルプスを数日で走るトランスジャパンアルプスレースのダイジェストをやっていたから、寝られなくなってしまいました。
TJARとは? | トランスジャパンアルプスレース 2022 | Trans Japan Alps Race 2022
本当に信じられない。
私が1週間かけて歩く山々を、この人たちはたった1日で駆け抜けてゆく。
先頭を走っている人が北アルプスを走り終え、さらに中央アルプスを走り始めた頃、槍ヶ岳にまだ到達していない人も。
厳しい選考会をパスして出場権を得た人たちでも、差はついてしまうんだ…
小屋の中にある、夜だけ使えるトイレは、小限定です。
大は、あふれるので禁止。
夜以外は、小屋を出て少し歩いたところにトイレがあります。
テント場の方も、そこを利用します。
20:00 消灯
朝陽を見たいから、4時には出よう。
そう意識しているせいか、0時から30分ごとに目が覚めてしまう。
豆炭あんか、あったけぇ〜。
毛布もいらない、ダウンもいらない。
タイツも脱ぎ捨てました。
長袖1枚と、掛け布団だけで充分でした。
3時に起きて、そっと布団を畳み、昨夜のうちにパッキングを終えてあるザックを持って土間へ移動します。
扉で隔てているので、寝ている皆さんにご迷惑をかけることなく、支度できました。
さぁ、ご来光は見えるかな。
今は、頭上に満天の星。
4:00に出発〜。
続きます。