登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

2023年秋 久米島でダイビング その2

久米島のダイビングショップ / JiC久米島

北風から東風に変わっただけで、こんなにも体感温度が違うのか!

風はまだ強いけれど、昨日と比べるとぽっかぽかです。

 

出港〜。

1本目「トリノクチ」

潜るポイントからは見えない岩が、鳥のくちばしの形をしているそうですよ。

 

セグロチョウチョウウオ

背が黒い … か?

 

ミノイソギンチャク。

なんでこうなったんだろうなぁ、という形をしているウミウシはたくさんいます。

 

カールおじさんがいっぱい。

「カールおじさんホヤ」と呼ばれているそうですが、ほんとの名前はなんだろな。

知らないままでいっか。

カールおじさんって呼び名、かわいいし。

カールが東京で売られなくなって久しいです。

「東京には売ってないんだ」と言ったら、いつも柏島で一緒に潜っているご夫婦が送ってくれました。

 

シャコ貝の中、微かに光っているようなぼんやりした色が好きです。

ちょっと開いているシャコ貝を見つけると、必ず寄ってしまう。

 

 

2本目「ハーフウェイ」

 

この佇まい、かっこいいではないですか。

顔がコンニャクみたいだなぁ、と毎回思うのですが「ホシゴンベ」というお名前です。

でも、心の中では「コンニャクゴンベ」と呼んでいます。

このゴンべだけでなく、メガネゴンベサラサゴンベたちは、サンゴや岩にスチャッとはさまって、いつも哲学者のような顔をしています。

 

コクハンアラ。

 

朱色が鮮やかなウコンハネガイ。

光っているようですが、ライトを当てなければこの色に見えません。

 

悪役レスラーの覆面のようなホヤです。

まだ名前がついてないそう。

「カールおじさんホヤ」とか「ガイコツパンダホヤ」とか、そのまんまのネーミングなんだから、これは「覆面ホヤ」とかでいいんじゃないの?

 

透明度が高い海は最高!

 

ここもきれいだなぁ〜、と写真を撮ろうとしたら…

ツバメウオが、スイッっと降りてきました。

しばらくいてくれました。

あまりに美しい光景だったので、みんなでぼーっと見ていました。

体が震えるくらい、とても美しい景色が目の前にある。

この瞬間に、ここにいられることを感謝したくなることが、海でも山でもたくさんあります。

 

海面を見上げているだけで、とても幸せな気持ちになりました。

 

 

3本目「親子岩」

昨日はマンツーマンだったので、いくつかの洞窟をめぐりましたが、今日は初心者の方もいらっしゃったので、ひとつをじっくりと。

昨日より、降り注ぐ陽が力強い。

穴に入って振り返ると、光が際立ちます。

 

ヒラムシが中層をヒラヒラ。

動きがかわいい〜。

小指の爪くらいですよ。

ピントが合ったのが奇跡です。

ちゃんと目的地までいけるといいね。

どこなんだろか。

 

カンムリベラの幼魚。

オレンジが鮮やかですね。

 

大好きなテングカワハギ。

小さくても、目の周りキラッキラだなぁ。

 

ワモンキセワタ。

珍しいウミウシだそうです。

 

最後に、大好きなキスジカンテンウミウシも見れて大満足~。

 

3分間の安全停止をしながら海面を見上げると…

クラゲか?

なんか、すごく優雅できれい。

近寄りたい。

ガイドさんをチラッと見たら、すでに浮上してた。

ついていきます!

浮上!

ピッタリとくっついている魚はなんだろう?

ホシカイワリの幼魚ですって。

イボクラゲっていうのかぁ。

すっごくきれいだった。

興奮して50枚くらい写真を撮っていました。

ピントが合ったものがそのうち10枚ほどあり、どれもお気に入りの写真になりました。

 

いろいろ教えてくれるガイドさんと潜ると、本当に楽しい!

 

 

夜は、昨日と同じく「島の猿」へ。

ポテサラ頼みたかったけれど、北海道のジャガイモが入ってこないらしく…

残念。

じゃあ〜、タコライス

焼かれたチーズがいい香り!

ガツガツかっこみます。

 

半分残して、最後にデザートとしてもいただける、じーまみ豆腐の揚げ出し。

これ、好きなんです。

ふわとろ、あま〜。

ほかに、

アスパラベーコン

・鶏もも島らっきょう

・車海老

ふぃ〜、お腹いっぱい。

宿へ戻って、今日撮った写真を見返す時間が楽しくて幸せです。

 

続きます。