ケポしても、酔って頭が痛くなるかもしれないと思っても、海に潜りたい。
今年最後のダイビングです。
1本目「トンバラザシ」
頭が黄色いのに、アカハチハゼ。
いつも2匹でいるのに、珍しく1匹で外にしばらくいました。
近づくとすぐに穴に入ってしまいます。
ニジハギ。
派手。
「ウミウシ街道」と勝手に名付けている水路へ進みます。
ここの壁にはウミウシがたくさんいるのです。
また、キスジカンテンウミウシだ!
ちっこいのもいる。
なんてかわいいんだろ~。
ミゾレウミウシ。
コールマンウミウシ。
小指の爪の半分ほどです。
こんなの、よく見つけられる…
「慣れれば見つけられる」とよくガイドさんたちは言うけれど、本当にすごいや。
上のヒレが欠けていました。
ゴマハギの幼魚。
グルクンの群れ。
青いラインが光を反射してきれいです。
魚って大抵、無表情ですが…
怖くないですか?
バラフエダイ。
遺跡のようです。
カエンサンゴといいます。
漢字では「火炎サンゴ」と書くだけあって、飛び出ている部分に皮膚が触れると、火傷のように水ぶくれになって痛みます。
眠そう~。
まばたきがスローモーションでした。
これまたピントが合っていませんが、紫の透き通ったエビです。
ハートを見つけました。
光が射しこむ明るい海が好きです。
2本目「マンタステーション」
こんぺいとうに見えます。
ガラスハゼ。
まん丸目玉がかわいらしい。
昨日のホシゴンベと同じアングルですね…
イシガキカエルウオも哲学者に見えます。
雪の結晶みたい。
セナキルリスズメダイ。
背中が黄色いからですね。
覚えやすい。
動きがちょこまかしているので、ここまでピントが合ったことがないのですが、マンタの出現を待ってじっと動かないでいると、近くまで魚たちは寄ってきます。
イソギンチャクエビ。
今までは「派手だなぁ〜」と思うくらいで、マジマジと見つめたことがなかったベラ。
安全停止をしていたら、目の前に来たのでパチリと撮りました。
動きが速いのに奇跡的にピントが合いまして。
なんて美しい柄なんだろう。
もはや、芸術。
マンタを見ることはできなかったけれど、たくさんの魚を見られたし、なんといってもこのベラの模様が本当にきれいだったので、大満足でした。
今日は2本で終える予定だったけど、2本目の安全停止で少しうねうねしたのに酔わなかったので、3本目も行きたい、と申し出ました。
港でいつもの「沖縄そば 小」を食べて温まりました。
3本目はどこ行くのかな〜?
「もう一度、マンタ行く?」
えっっっ、いいんですか?
行きます!
行きたい!
嬉しい!
2本目で見れなくて、まさか3本目もマンタステーションいってもらえると思わなかったから、行ってもらえるだけで喜び倍倍倍倍倍増!
やった!
やった!
そして…
潜降してから、少し泳ぎました。
こちらを振り返るガイドさんが指している方を見たら…
マンタだ〜。
昨年、初めて近くで見たときと同じ。
周りの音が消えて、自分の心拍音だけが大きく体中に響いている。
30分近く、何度も何度も現れて、頭上を舞ってくれた。
見て嬉しい、楽しい魚はたくさんいるんです。
「ベスト10あげて」と言われたら、10どころでなく、それ以上ズラズラ言っちゃうくらい、好きな魚はたくさん。
それでも2日前、射し込む光の中に突然現れたツバメウオ。
今日のマンタ。
この光景は、特別でした。
山で美しい景色を見たときと同じように、体が震えてくるのです。
ありがとう、姿を見せてくれて。
ダイビングショップのみなさん、連れて行ってくれてありがとう。
また来年、久米島の海に潜りに来ます。
とっても楽しかった。