登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

2023年秋 久米島でダイビング その4

久米島のダイビングショップ / JiC久米島

ケポしても、酔って頭が痛くなるかもしれないと思っても、海に潜りたい。

今年最後のダイビングです。

 

1本目「トンバラザシ」

 

頭が黄色いのに、アカハチハゼ。

いつも2匹でいるのに、珍しく1匹で外にしばらくいました。

近づくとすぐに穴に入ってしまいます。

 

ニジハギ。

派手。

 

ウミウシ街道」と勝手に名付けている水路へ進みます。

ここの壁にはウミウシがたくさんいるのです。

 

また、キスジカンテンウミウシだ!

ちっこいのもいる。

なんてかわいいんだろ~。

 

ミゾレウミウシ

 

コールマンウミウシ

小指の爪の半分ほどです。

こんなの、よく見つけられる…

「慣れれば見つけられる」とよくガイドさんたちは言うけれど、本当にすごいや。

 

上のヒレが欠けていました。

ゴマハギの幼魚。

 

グルクンの群れ。

青いラインが光を反射してきれいです。

 

魚って大抵、無表情ですが…

怖くないですか?

バラフエダイ

 

遺跡のようです。

カエンサンゴといいます。

漢字では「火炎サンゴ」と書くだけあって、飛び出ている部分に皮膚が触れると、火傷のように水ぶくれになって痛みます。

 

眠そう~。

まばたきがスローモーションでした。

 

ナデシコカクレエビ

これまたピントが合っていませんが、紫の透き通ったエビです。

 

ハートを見つけました。

 

光が射しこむ明るい海が好きです。

 

 

2本目「マンタステーション」

 

 

こんぺいとうに見えます。

 

サラサゴンベ

 

ガラスハゼ。

まん丸目玉がかわいらしい。

 

昨日のホシゴンベと同じアングルですね…

イシガキカエルウオも哲学者に見えます。

 

雪の結晶みたい。

 

セナキルリスズメダイ。

背中が黄色いからですね。

覚えやすい。

動きがちょこまかしているので、ここまでピントが合ったことがないのですが、マンタの出現を待ってじっと動かないでいると、近くまで魚たちは寄ってきます。

 

イソギンチャクエビ。

 

今までは「派手だなぁ〜」と思うくらいで、マジマジと見つめたことがなかったベラ。

安全停止をしていたら、目の前に来たのでパチリと撮りました。

動きが速いのに奇跡的にピントが合いまして。

なんて美しい柄なんだろう。

もはや、芸術。

マンタを見ることはできなかったけれど、たくさんの魚を見られたし、なんといってもこのベラの模様が本当にきれいだったので、大満足でした。

 

今日は2本で終える予定だったけど、2本目の安全停止で少しうねうねしたのに酔わなかったので、3本目も行きたい、と申し出ました。

港でいつもの「沖縄そば 小」を食べて温まりました。

3本目はどこ行くのかな〜?

 

「もう一度、マンタ行く?」

えっっっ、いいんですか?

行きます!

行きたい!

嬉しい!

 

2本目で見れなくて、まさか3本目もマンタステーションいってもらえると思わなかったから、行ってもらえるだけで喜び倍倍倍倍倍増!

やった!

やった!

 

そして…

潜降してから、少し泳ぎました。

こちらを振り返るガイドさんが指している方を見たら…

 

マンタだ〜。

昨年、初めて近くで見たときと同じ。

周りの音が消えて、自分の心拍音だけが大きく体中に響いている。

 

30分近く、何度も何度も現れて、頭上を舞ってくれた。

 

見て嬉しい、楽しい魚はたくさんいるんです。

「ベスト10あげて」と言われたら、10どころでなく、それ以上ズラズラ言っちゃうくらい、好きな魚はたくさん。

それでも2日前、射し込む光の中に突然現れたツバメウオ。

今日のマンタ。

 

この光景は、特別でした。

山で美しい景色を見たときと同じように、体が震えてくるのです。

 

ありがとう、姿を見せてくれて。

ダイビングショップのみなさん、連れて行ってくれてありがとう。

 

また来年、久米島の海に潜りに来ます。

とっても楽しかった。