登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

2023年秋 久米島でダイビング その1

曇とにわか雨の予報が、ピーカンです!

嬉しいな。

 

今回も、ここでお世話になります。

久米島のダイビングショップ / JiC久米島

朝、ダイビングショップの迎えの車を待っていたら、急に名前を呼ばれました。

ん?

あらー、7月に行った宮古島で同じボートだった方々ではないですか。

船に乗り合いしたガイドさんと、そのお客さんでした。

ビックリです。

今回利用するダイビングショップは違いますが、同じ宿でした。

なんでだろう。

山より海のほうが初対面の人とも話しやすいし、次に会ったときは昔からの知り合いのようになっている…

 

さて、出港です。

この大きな船は、那覇久米島を1時間で結んでいます。

 

強い北風を避けて、島の南側のポイントへ向かいます。

波は3mなので、けっこうパチャパチャ。

酔いませんように…

ツレが持たせてくれたメガネを装着。

2023年11月7日 | 久米島のダイビングショップ / JiC久米島

 

この山々は、アーラ地区と呼ばれている場所です。

神様が住んでらっしゃるそう。

登る道はないそうです。

 

右に、ぽつんとある岩がトンバラ。

あそこもダイビングポイントです。

 

途中にあるポイントの「マンタステーション」

船が1艇ありましたが、ウネウネしていました。

見ているだけで酔いそう…

 

 

1本目「キャニオン」

透明度いいなぁ〜。

 

ヌノサラシ

日本シリーズを制した阪神タイガース柄ですね。

黄色✕黒の魚、けっこう多いように思います。

 

シマキンチャクフグ?

ノコギリハギ?

どっちだ?

尻ビレが小さいので、シマキンチャクフグかな…

 

サンゴの花畑。

たくさん咲いていました。

とてもきれいです。

 

触れるとふわふわ、ツツウミヅタ。

お花にしか見えません、これは。

 

岩を覆うように咲いていたのは、クダサンゴ。

 

手のひらくらいの大きさのナマコが、粘液を出していました。

これに触ると、くっついてとれません。

波に揺られて周りの石にくっつき、からまりそうな状態に。

 

なんでしたっけ?

ネッシーでしたっけ?

後ろ姿っぽい。

 

ふかふかのベッドが気持ちよさそう。

 

真ん中の穴から、こちらを見ているのはヒナギンポの子ども。

私の撮影技術では、これが精一杯でした…

 

ちょっと遠いですが、グルクンの群れです。

おいしいんですよね。

 

水温は25℃で、海中では寒さを感じませんでしたが、船に上がって濡れた体が北風に吹かれると寒い!

ボートコート(私のはウエットスーツ素材の、はおりもの)持ってきて、ほんとによかった〜。

 

 

2本目「親子岩」

写真では重なって見づらいですが、後ろの山ではなく、海にある岩のこと。

左の小さな岩と真ん中の大きな岩が、親子です。

光が射し込む地形ポイント、親の岩の洞窟へこれから潜ります。

どうか、曇らないで!

 

羊の横顔のよう。

 

オビテンスモドキだ。

ちょんちょんと動くのがかわいいのです。

 

洞窟へ〜。

 

入口を振り返ると…

 

舞台を照らすスポットライトのようです。

 

光のシャワー。

 

イボヤギヤドリイトカケという、イボヤギを食べる貝です。

かじられて黄色いスポンジみたいな部分が露出しているイボヤギが、そこかしこにありました。

 

 

3本目「ナングチモドキ」

インリーフのポイントで、台風の後などでも潜れるところだそうです。

 

カンザシヤドカリ。

サンゴの穴を見れば、けっこういます。

 

サンゴに群れるデバスズメダイ

薄い水色がきれいです。

 

写真は撮れませんでしたが、小指の爪ほどのヒメイカがいました。

こんなに小さくても、ちゃんと墨をはきながら泳いでいました。

 

ハナヒゲウツボの幼魚です。

黒にくっきり黄色のラインが目立ちます。

これが大きくなると薄い青になるんです~。

↓ こんなふう(柏島で撮影)。

どういう経過をたどって、この青になるのか。

黒から薄い青って、色の変化が想像できません。

 

 

なんと!

波があるのに、船での休憩時も酔わなかった。

メガネのおかげだと思います。

暗示にかかっているとしても、酔わなければそれでいいのだ!

私の酔いっぷりを知っているガイドさんも驚いていました。

 

 

近くの「島の猿」で夜ごはん。

カウンターがあって、ひとりでも入りやすいのです。

車海老の唐揚げが食べたかった。

高いお店も多いですが、ここはサイズも価格も、ひとりで食べるにお手頃です。

頭から殻ごとパリパリ。

 

島らっきょうの焼き鳥。

 

ふーちゃんぷる。

少し味が薄いので、焼き鳥に添えられていた塩と七味をパラリ。

 

注文して待つ間、メニューを眺めていたらポテサラも食べたくなった。

明日の夜もここにしよう。

 

ごちそうさまでした。

高い建物がない開放感、どこまでも見える空、サトウキビがそよぐ音。

鼻歌を歌いながら、宿へ帰りました。

 

続きます。