登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

愛知県 鳳来寺山(ほうらいじさん)へ その2

鳳来寺山の山頂から、棚山高原方面へ歩きます。

おとなりが「瑠璃山」です。

きれいな名前。

行ってみよう。

途中も、いい景色〜。

階段のあとは…

また階段、また階段。

これ、戻るんだよなと思いつつ…

ん〜?

もしかして、瑠璃山までけっこう距離ある?

ずいぶん下ってきてしまった。

標高が鳳来寺山と大して変わらないから、すぐかと思ったんだけどな〜。

 

戻ろっと。

山頂には、あまり執着しません。

いい景色が見られれば、それで。

今日は少し急ぎ目にしなくてはいけないことを忘れていました。

 

13:50 鳳来寺山

 

昨日の御在所岳とは全然違う〜。

東照宮から先で会ったのは5人だけです。


あ、きっとこの先、いい景色だ。

やっぱりだー!

音楽聴きながら、少しだけゆっくりします。

 

14:10 出発

この横が奥の院だったんですね。

 

14:25 鳳来寺

おまいりして、手ぬぐいを2枚買いました。

来年の干支の柄だ〜。

これ、かわいい。

鬼の伝説がモチーフになっています。

 

もう、石段を下って宿へ帰るのは現実的ではなくなってしまった。

鳳来寺から本長篠駅までのバスと、本長篠駅から湯谷温泉駅までの電車は接続しないので、待ち時間が長いのです。

夕食にはどうにか間に合うだろうけれど、汗を流せない。

のんびり休憩しすぎちゃったな〜。

山頂駐車場からのバスがあるからのんびりしてしまった、というのもあります。

計画どおりにしなかった。

できなかった、ではなく、しようとしなかった。

反省。

山頂駐車場の市営バスで戻ろう。

本堂の前で、さっき写真に撮ったガイドマップを見ていたら、お堂にいた女性が声をかけてくださいました。

「胎内めぐりをしてからでも山頂駐車場のバスに間に合うわよ」と。

ありがとうございます、そうします。

 

石段を少し下って、教えていただいたとおり、四国八十八ヶ所の石仏がある道へ入ります。

岩には、爪あとがありました。

科学的に説明がついたとしても、龍や鬼が引っかいたことにしておきたいな〜。

 

胎内めぐりです。

ザックを下ろせば、難しくはありません。

脇からぐるりと戻ってこられるので、入口に置いて入ります。

 

まだまだ紅葉がきれいです。

 

四国八十八ヶ所の石仏を見ながら、登り返します。

鏡岩という壁のような岩は大きすぎて、写真におさまりませんでした。

 

鐘楼です。

 

四国八十八ヶ所をまわってから、もう6年たつのか~。

またおまいりしたいお寺はいくつかあるけれど、あれから四国は、高知県柏島にダイビングに行くだけになってます。


本堂へ戻ると、先ほどの女性が

「そろそろ戻ってくるかな、と思って」

と、出てきてくださっていました。

「あなたが行きたがっていた石段も、とても雰囲気のあるところだから、またぜひね」

はい、ほんとは湯谷温泉に泊まって、明日の朝から1日かけて歩く予定でした。

でも雨の石段は滑るから今日にしたんです。

「そうだったの。駐車場まで行くときに、振り返って見てね。鏡岩がよく見えるから」

はい!

 

優しい人は本当に多い。

誰かを気にかけられる人も多い。

ありがたいです。

 

本堂の前を横切り、東照宮を左に見ながら山頂駐車場へ。

振り返ると、鏡岩と鐘楼が見えました。

あの女性とお話できて良かったな〜。

市営バスで湯谷温泉に、10分ほどで到着。

バス停から宿までも10分。

石段下りて、参道歩いて、タイミング良くバスいるわけないから、本長篠駅まで歩いて…

となったら、3時間近く後だったと思います。

もうひとつの反省点は、朝の食い意地。

朝ごはんをサッと終わらせて、7:01の電車に乗っていれば、下から歩けてたでしょう。


でも、もう終わったこと。

反省は、次に来ることがあればいかします。

たぶん。

それより今は、早く汗を流したい!

 

続きます。