登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

氷見へ その2

氷見の町の地図です。

昨日、シャトルバスに乗っているとき、喪黒福造がいるベンチが見えました。

私も、喪黒福造の隣に座りたい!

 

藤子不二雄Ⓐ先生のふるさと氷見市!まんがワールドの見どころ紹介 | ふぉとやまライター | 【公式】富山県の観光/旅行サイト「とやま観光ナビ」

洗濯物や読み終えた本、登山靴などを宅急便で自宅へ送り、リュックひとつでお散歩に出発〜。

まず、ホテル前からシャトルバスで氷見駅へ。

午前中は晴れの予報ですが、頭上は晴れているのに水平線には厚い雲。

そうなんです、立山連峰の予報は雲が優勢でした。

でも、これから晴れるかもしれない。

だから、雨晴まで行ってみる。

行かなきゃ、あの景色は見られないのだから。

氷見駅から 2つ目の「雨晴(あまはらし)」駅で下車。

きれいな道の駅がありました。

お土産買うの大好きです。

 

今朝の気温は4℃でした。

でも、風がないのでダウンを着ていればホカホカ。

富山湾の向こうに立山連峰は…

やっぱり見えません。

少したつと、うっすらシルエットは見えてきましたが、写真に撮れるほどではない。

でも、あの先に、あの山々があることを私は知っています。

目をつぶって、波の音ををききながら、何度も思い出したあの景色を今、ここ雨晴で思い浮かべる。

真っ白な稜線を、また見ることは叶わなかったけれど、来て良かったと思えました。

振り返ると、まぁまぁきれいな空なんですけどね〜。

 

次の次の電車まで待ってみたけれど…

下の方の雲がなかなかとれません。

 

帰りは、ハットリくん車両でした。

車内放送もハットリくんです。

立山連峰が描かれていますね。

 

そして、車内もかわいい!

 

氷見駅から「ひみ番屋街」まで歩きます。

途中にも、見どころがたくさん。


さて、昔食べたお店を探しに行きます。

あ、ここだ。

アッサリわかりました。

富山県氷見市割烹しげはま | 氷見の魚を贅沢におもてなし 割烹しげはま

まだ営業時間ではなかったので、少ししてから電話をして、ブリのコースがあるようなので夜ごはんを予約(地元の方から言われたのは、直前でとれたのが珍しいほどの人気店だそうです)しました。

コースはシェアしてちょうどいい量らしく、ひとりなのでミニコースをすすめられましたが

「おいしそうだから全部食べてみたいんです。ミニコースだと、どのメニューが削られちゃうんですか?」

接待で来店される方も多いそうで、そんなときはシェアできないため、ひとり用のコースとして一品一品の量を減らして出すのがミニコースだそうです。

なら、それで! 

ミニじゃなくてもいけると思うけど〜。

そしたら、追加するもん。

 

お散歩を続けます。

氷見と比美。

どちらもあるんですね。

 

お昼ごはんは、回転寿司にしようと決めていました。

え〜、オススメにあるのに売り切ればっかり。 

この時間(お昼)で?

カワハギとかブリトロとか、食べたいのが全部売り切れ。

楽しみにしてたのに~。

漁に出られなかったのかなぁ。


フードコートで、氷見うどんかき揚げにしました。

夜、ブリのコースで本気出すから。

デザートは、氷見産ハトムギのソフトクリームです。

香ばしいです。

きなこっぽい感じ。

 

あ〜、上下はさんでいるます寿司だ。

きっとおいしいに違いない。

両親へのお土産にします。

前払いしておいて、明日製造のものを受け取れば日持ちが3日間。


外に出たら…

あぁっ、立山連峰が見えている!

嬉しい〜。

展望台があるのです。

剱岳、奥大日岳、富士ノ折立、雄山… いい景色。

空が白っぽいので、昔見たときのようにくっきりしてはいないけれど、この景色もいいなぁ。


チェックインの時間まで、本を読みながら足湯。

熱くもなく、ぬるくもなく。

雨晴海岸の道の駅でドラえもんの手ぬぐいを買っておいてよかった〜。

無料なので、けっこう混み合っています。

 

今夜の宿は「たきの荘」

ひみ番屋街から5分ほどでした。

ここは温泉ではないので、荷物を置いて、足湯の隣にある日帰り温泉施設の「総湯」へ。

ここのお湯は、粘土のにおいがしないなぁ〜。

源泉が違うのかな?

夜ごはんに行くまで温泉につかろうと思っていましたが、さすがに湯あたりするだろう。

登山と移動で脚がむくんでるから、20分だけ休憩がてら足つぼやってもらお〜、とお願いした方が、私にとってはゴッドハンドでした。

すぐに延長しました。

ほぐしてもらい、体が柔らかくなり、つかなかったところがピッタリつくようになり、驚き!

施術中のおしゃべりで「ブリ宣言」というのがあることを知りました。

もうシーズンには入っているのでブリはとれているが、宣言はまだ出てないそうです。

数と大きさが揃ってこないとダメらしく、宣言が出ないままの年もあるとのこと。

海流が変わって北海道でとれるようになったと以前、ニュースで見たっけ。

海水温が上がってるからだろうな。

氷見の特産が、あぶないではないですか!

 

さてさて、体も絶好調。

ブリのフルコースへ!

メニューを見ただけで、ウキウキ。

店内の雰囲気は、変わった気がする。

でも、ご主人に見覚えがあります。

 

珍味、うまー!

なに、これ。

3皿ずつ、欲しい。

少しずつ食べねばと思うのに、箸がとまりません。

 

お刺身です。

失礼ですが、昨日食べたのと全然違う…

なんで?

 

ブリ大根は、骨まで食べられる柔らかさ。

2日かけて煮込んでいるそう。


塩焼きって…

こんなにふっくら、うまいもの?

 

しゃぶしゃぶ〜。

半生、最高!

追加(単品で注文)、お願いします!

幸せ…

あと5人前は軽くいけるけど…

ほんとに美しい。

切り身に「美しい」という感想をいだいたのは、初めてです。

 

あら煮です。

とろっとろ、ぷるっぷる。

目玉のまわりが、うまい!

汁はご飯にかけてね、と。

 

えらの唐揚げ。

 

ごはん。

まず白メシのみで。

米もうまいなぁ。

おかわりして、鰤汁と。

またおかわりして、あら煮の汁をかけて。

 

あぁ、幸せ。

ブリのフルコース、最高!

 

続きます。