登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

黄葉の大菩薩嶺(だいぼさつれい)へ

大菩薩嶺、何年ぶりだろう。

10年はたってないけれど…

大菩薩嶺の由来・歴史・語源

 

中央線で甲斐大和駅へ。

大菩薩嶺の登山口へは、甲斐大和駅塩山駅からバスです。

大菩薩へのアクセス|だれと行く、大菩薩|東京から日帰りで行ける百名山

時間がちょうどよかったので、甲斐大和駅からの始発バス(8:10)にしました。

改札を出て

「バスいる~」

と思ったら、その中型バスはすでに満席で、外にまだ並んでるじゃないの。

平日とはいえ紅葉シーズンの快晴、みんな考えることは同じですね。

 

温泉に入りたいし、ラッシュの前に最寄り駅に着きたいので、歩行時間約3時間半の最短ルートで計画していたけれど、登山口に着くの何時になるんだろう?

運転手さんが電話で、臨時バスを出してくれるよう会社に要請しています。

満席のバスが出発してから20分ほどで、観光バスのような大きさの車両がやってきました。

ありがたい。

並んでいた全員が乗車できました。

細い道をグングン走ります。

良かった、休憩を短くすれば14:00のバスに乗れるな。

 

う〜ん。

人がいっぱいいるとやだなぁ。

静かに歩きたい。

ということで、上日川峠(かみにっかわとうげ)手前の「小屋平」で下車。

これで、みんなとずらして歩けます。

すでに標高が1450m。

気温は5℃をきっていて、ヒンヤリして気持ちいい。

計画していたのと逆回りに歩くことになりました。

終点まで行けばトイレがありましたが、ここにはありません。

小屋平で下車するなら、甲斐大和駅のバス乗り場のトイレを利用してから乗ればよかったのですが、もう遅い。

2時間後には山小屋に着きますので、それまでトイレのことは思い出さないようにしよう。

 

9:15 出発

ここから登り始めてよかった~。

私のほかに、1人しか下車しませんでした。

1時間半は静かに歩けるでしょう。

 

20分で、林道に出ます。

眼下には大菩薩湖(上日川ダム)、その先には富士山だー!

登山道に入ってもしばらく、木々の間から富士山が見えています。

これからどんどん白くなるのでしょうね。

秋ですねぇ。

美しいです。

歩きやすい道です。

ときどき眺望がひらけます。

 

10:10 石丸峠

 

いや~、どこまでも登りたくなる道です。

振り返れば富士山。

森の中は、いい香りが満ちていました。

 

バスがあれば、冬もここに来たいけれど、平日は11/25(金)まででした。

土日祝は12/11(日)まで。

残念だなぁ。

 

10:35 大菩薩峠(介山荘)△1900

急に人がいっぱいで驚きました。

よかった~、こっちから登って。

南アルプスの峰々が目の前に大パノラマで鎮座しています。

富士山は全体を見ることができませんが、今年登りたかったけれど登れなかった山を順番に眺めながら、サンドイッチとおやつを食べることにしました。

サンドイッチ、あと2パックは必要だったな…

今日のおやつは、先月潜りに行った高知で買った「田野屋 塩二郎 シューラスク」。

一切、火力を使わずに潮風と天日のみで半年かけて作られた塩を使った塩キャラメルのラスクでそうです。

かさばるので、ジップロックにうつしてきました。

座りやすい岩がいっぱいあり、みなさんくつろいでいます。

そろそろ、山で鍋の季節だな。

 

目の前には、北岳、甲斐駒、仙丈、鳳凰三山

もっと体力つけて、静岡側からも登ってみたい。

山深いんだろうな。

来年も登りたい山がいっぱいです。

 

11:00 出発

 

11:15 賽ノ河原

 

行き違いしやすいように道が分かれてついているので、人が多いのにあまり立ち止まらずに歩けます。

でも平日でこれじゃあ…

休日はすっごい人出だろうな。

 

11:30 2000m地点

 

いい岩みっけ~。

30分しか歩いてないけれど予定より早く歩けてるし、音楽聴いてのんびりしちゃう~。

 

雲が形を変える。

その時、その場にいないと、こういう景色を見ることはできません。

まさに一期一会です。

「写真うまいね~」とほめていただくこともあるのですが、スマホでパチリですもん。

その場にいることができれば誰でも撮れるんです。

 

11:50 雷岩

ここの景色もいい!

 

ここから山頂まで往復15分。

眺望がないのは知っているけれど、久しぶりだから行くか~。

△2056

 

12:05

雷岩へ戻ってきました。

唐松尾根を下山します。

最後が急登ですね。

しかもザレ場。

スニーカーで来ていた若い子たちが難儀していました。

下りででは20分かからないけれど、登りはけっこうキツイかも。

すぐに、いい道になります。

 

木々の間からのぞく斜面が秋の色。

 

12:50 福ちゃん荘△1700

ここからバス停まで15分。

バスは14:00だから…

きのこそばを食べる時間がある!

ほうとうや馬刺しなど、時間がかかる料理を注文したい場合は、登るときに予約すれば下山したときに出来上がっています。

 

ここからバス停までは、車道と登山道で道が分かれています。

きのこそばを食べながら見ていると、並行につけられているので距離はほとんど同じのはずなのに車道を選ぶ人が多い。

食べ終わりました。

もちろん登山道へ。

 

黄色い葉が太陽を透かしています。

 

並んでいた人数が中型バスにおさまりました。

う~ん、悩む…

やまと天目山温泉|だれと行く、大菩薩|東京から日帰りで行ける百名山

アルカリ性温泉なので、肌がつるつるになりそう。

今朝、バスに乗った人数が気になります。

全員がこの路線で帰らない(違う山へ縦走して下山)だろうけれど…

温泉につかったあと、次のバスに乗りたくても、すでに満員で乗れない可能性がでてくるよなぁ。

平日だから次のバスが最終だし、ここへタクシー呼ぶのも、ひとりだからもったいない。

よし、あきらめよう。

サッパリしてから帰りたかったなぁ。

ここの温泉に寄るの、けっこう楽しみでした。

 

甲斐大和駅へ到着。

時刻表を見ると…

上りの電車と接続はしていないのね。

吹きさらしのホームで30分待ちます。

寒い季節はこれが嫌なんですよね。

動いていれば半袖でいいんだけれど、じっとしてたらもうダメ。

きのこそばを食べたのに、帰る途中でお腹が空いて途中下車。

結局、ラッシュ前に帰ることはできませんでした。

 

今日も、いい景色を見ることができました。

今月と来月は、秋と初冬の山を満喫したいと思います。

 

 

オクトパスホルダー

ダイビング中に自分が呼吸するホース「レギュレーター」のほかに、もう1本呼吸できるホースがタンクとつながっています。

オクトパスと呼ばれています。

目立つようにでしょうか、だいたい黄色です。

誰かの空気がなくなるというような非常事態に吸わせたり、自分のレギュレーターが吸えなくなったときに使います。

上記の時以外は使わないので、引きずってサンゴを傷つけたりしないためにストラップのようなものでとめています。

しかし、むき出しだとマウスピース部分から砂がはいることがあるんです。

ホースの内部が砂をかむとシューっと空気が漏れっぱなしになり、気づかないと空気の消費が早まってしまうのです。

この前、タンクをセットした後にかすかな音が聞こえて漏れに気づくことができましたが、気づかなければエントリーしようとしたときに減っていることもあるでしょう。

替えのタンクが船になければ

「潜れない!」

となってしまう事態。

エントリーの時に気づけなければ、潜っている最中に

「今回に限って、なんでこんなに減りが早いの?」

と焦るでしょう。

「残圧80~100(ガイドさんや、潜るポイントに寄って幅があります)になったら教えてください」

と言われているので、ダイビングが楽しめないということになります。

 

かわいいカバーをつけている方がいて、聞いてみると種類があるとのこと。

マネさせていただくことにしました。

「オクトパスホルダー」で検索するとシンプルなのもありましたが、あんなのがいいなぁと。

日本最大級のダイビングショップ|mic21

新宿店に行きました。

その方がつけていたハコフグのほかにハンマーヘッドやマンタなど数種類あり、私はジンベエザメにしました。

帰ってさっそく取り付けてみます。

かわいい!

次のダイビングが楽しみです。

 

高知 柏島でダイビング その6(2022-2)

帰る日になっちゃいました。

働かない日も、やっぱり4時前には目が覚めます。

習慣ってすごいですね。

いつも寝る時間に寝てれば、目が覚める。

 

まだ真っ暗だったので本を読んでストレッチをし、5時過ぎに器材干し場へ。

ウェットスーツを裏返して干し直し、散歩に出かけました。

戻ってくると、お父さんが

「ちょっと釣り行ってくるわ〜」

お見送り。

暗くて撮ることはできませんでしたが、今朝もイルカの親子が船着き場まで来ていました。

一度、大きくジャンプもしてくれた!

お客さんは私ひとりのショーでした。

 

大満足で部屋に戻り、読書。

明るくなってから、また散歩。

もうイルカの親子はいませんでしたが、橋からキビナゴやらなんやら、いっぱい見えます。

 

まんまるだ〜。

 

嬉しいことがありました。

今回、高知に来るのを決めたのは全国旅行支援が始まる前でした。

その後、制度の開始が発表。

往復の飛行機+高知市内での1泊を予約していたので、全国旅行支援に申し込みたかったのですが、「出発日が近い人から順番に対応している」との文言を信じて待つもJALパックからは連絡が来ず。

日にちがせまってきたので電話で問い合わせるとメッセージボックスでの問い合わせにしてほしいとのアナウンスが流れます。

メッセージボックスに2通送りましたが膨大な件数をこなしているからでしょう、返事ナシ。

結果、申請期日には間に合いませんでした。

8000円の割引+3000円のクーポンは惜しいけれど、もともと開始前に予約してたからしょうがないや〜、とあきらめたのです。

柏島での宿泊は、ダイビングショップ併設の宿だったので、そういった割引やクーポンはないと思っていました。

そしたらあったのです!

あると思っていなかったので嬉しい〜。

 

さらに、高知駅柏島の最寄りの宿毛駅まで往復1万円弱かかるのですが、5000円まで補助があるとのこと…

これは高知県独自の観光支援策です。

嬉しい!

 

「ダイビングみたいなお金がかかること、よくやるね」

と若い頃から言われます。

でも私は、お酒を飲んで記憶が飛ぶことに何千円もつかうなら、海に1時間潜りたいなぁ。

お金の価値は、人それぞれです。

確かに1時間潜るだけに何千円もかかるのは、高い趣味かもしれません。

でも宇宙飛行士でもないのに、浮遊感を楽しめるんですよ?

射し込む光も本当に美しいんですから!

魚に興味がなかったダイビングはじめたての頃も、これだけで幸せでした。

「お金持ちなんでしょ?」と言われたりもします。

使いたいことに使うために、他をやりくりしているんだけどなぁ。

だから、この5000円の旅費補助もすごく嬉しい!

ありがとうございました。

宿毛駅から高知駅へ向かう途中に「須崎」という駅があります。

昨年柏島へ来たとき台風が発生したので、1日早く帰りました。

その日、南国市から来た女性たちが一緒に潜っていたのですが、

「せっかく高知に来たのだから」

と、途中の駅へ送りがてら観光に連れて行ってくれたのです。

そのときに、鍋焼きラーメンのことも聞きました。

気温が下がってきた今、食べてみたいと思い途中下車。

【高知】須崎名物「鍋焼きラーメンのお店」5選!おいしい食べ方や特徴をご紹介 |じゃらんニュース

次の電車まで、約1時間。

猫舌の私が食べきることができるのだろうか。

なるべく駅に近いところにあるかな…

あ、駅前にあった。

う〜ん、どこにしよう?

いちばん近い店でいいや。

「千秋」に入りました。

 

食べ終わって駅を振り返ったら、次の電車が来る時間じゃないのに、電車がいる?

さっき降りた特急でした。

信号トラブルで、私が食べている間ずっと停車していたそうで…

じゃあ、またこれに乗ろう。

特急券を買って、同じ座席に座り高知駅へ。

このまま空港へ向かうだけでは移動だけで終わっちゃう。

1時間くらいで寄れそうなのは…

高知大神宮へ。

狛犬ならぬ、狛鶏です。

ニワトリいっぱい。

おまいりをし、サンゴのお店を見ることにしました。

ガイドさんのお父さんから、宿毛駅に送ってくれるときに土佐の一本釣り宝石珊瑚の話を聞いて見てみようと。

珊瑚は色が濃いほど値がつくそうです。

私は朱色や淡いピンクのイメージがありましたが、黒に近い赤色のものが1番なんですって。

へぇ、知らなかった。

お店には、イヤリングやネックレス、ブローチなどさまざまに加工された珊瑚がありました。

ブレスレットを買いました。

珊瑚は魔除けになるそうです。

母がこの夏に怪我をしたので、早く元気になるよう根付けを贈ろう。

 

羽田に着いてしまった。

あ〜、ほんとに楽しかったなぁ。

また来年、柏島で潜る〜!

 

 

高知 柏島でダイビング その5(2022-2)

柏島ダイビングサービス フィンハウス

朝そこそこ食べてしまうと1ダイブ目から吐いてしまうので、昨日の夜ごはんのとき、おにぎりを1つ作らせてもらいました。

これと熱いお茶でちょうどいい。

ここでダイビングをしても、ホテルなどに泊まる方もいます。

昨日宿泊したのは私だけだし、毎日3食、人に出すものを作るのは大変なことと思います。

私は本当に、朝はおにぎりだけでいいのです。

その代わり、昼と夜、いっぱい食べさせていただきます!

 

朝の散歩をしようとボートのところまで行くと、大きな波紋が広がっていました。

なんだろ?

あぁっ、イルカの親子だ〜。

朝夕、たまにここまで入ってくるとは聞いていましたが。

船にちょんちょん体当たりしてみたり、親子でゆっくり遊んで、養殖の枠の方へと帰っていきました。

 

1ダイブ目は「シシナカセ」

どぼん。

昨日よりヒンヤリ感じました。

いつものようにアンカーロープの根元で集合。

いつもはだいたい水深10mくらいですが、ここは少し深いですね。

16mです。

ロープの先に、微かに船の影が見えます。

 

ガイドさんを待っていると、タコがいました。

瞬きする間に、色を変えます。

威嚇されてるのかしら。

 

昨日見た、マツカサウオのちっこいの!

私の親指よりも小さい。

でもやっぱり派手。

ぴかーん。

ウツボと同居。

食べられたりしないのでしょうか、心配になりましたが、ガイドさんは「おそらくそれはないと思う」とのこと。

 

シマキンチャクフグ。

大きいのはよく見ますが、このサイズ感はかわいい…

これも親指ほどの大きさ。

 

ソフトコーラルの森。

さわると、ぷにぷにしてます。

 

ソフトコーラルとハタタテハゼ。

ハタタテハゼだけは、わりと近寄って撮れるんです。

 

クマノミがハタゴイソギンチャクにいるのをよく見かけますが、なんかこのクマノミ、おかしい…?

ライトを当てて撮らなかったので、青いですがおかしいのはそういうことではなくて。

なんで奥へ奥へと、グイグイ入っていくの?

真ん中の穴に消えていきました。

次の瞬間!

広げた風呂敷を真ん中に向かって折りたたむようにイソギンチャクがとじてしまいました。

クマノミは出られるのか?

近づいていると開かないかと思って、2分ほど離れて待ってみましたがとじたままでした。

 

イロドリカエルアンコウ

やっとつかまってます…みたいな感じが好きです。

 

色がなんでこんなになってしまったのか分かりませんが、イラってこんなに口が大きく開くんだ?

こんなふうにガアァッって来るから、よけながら撮りました。

 

普段はこんなですよ?

大きいし、けっこういるので、体験ダイビングの人に必ず名前を聞かれるとガイドさんが言っていました。

おちょぼ口に見えるのに…

 

サンゴの中に、カスリフサカサゴ

よくぞ、お顔を見せてくれました。

 

同じくサンゴの中に、アワイロコバンハゼ。

名前がすてきです。

そしてサンゴにピントが合います…

 

オレンジや黄色のオキゴンベが好きです。

 

2ダイブ目は、初めてのポイントでした。

「サルガウド」

お尻からボチョンと海に落ち、潜降を開始したら目の前にカメ。

おぉ〜、ビックリ。

カメもビックリしたのか、すぃ〜っと去っていきました。

ごめん、驚かせて。

上からなんか降ってきたらビビるよね。

 

岩肌にガンガゼがいっぱい。

トゲトゲしてますね〜。

長いトゲです、危険。

トゲの中に、口内保育をしているマジマクロイシモチがいました。

安全地帯ですね、ここは。

これまたピントが合っていませんが、卵で口がとじてないのが分かります。

 

ヌノサラシ

なんとなく、いったんもめんが連想される名前です…

タイガースカラーの魚、多いなぁ。

 

パッチワークのようにイソギンチャクをいくつもくっつけたヤドカリです。

おしゃれ〜。

夜に潜ると、イソギンチャクが開いているそうです。

それは見てみたい。

きれいだろうなぁ。

 

やっぱり耳が変だ…

1ダイブ目で、耳がなかなか抜けなくて、強めにフンッてやったのがよくなかったんですね。

2ダイブで終えることにしました。

「あと1ダイブしたかったな、でも悪化したら困るしな…」

 

陸に上がったら、カレーの香りがしてきました。

そういえば、先月一緒に潜った人たちが

「ここはカレーもおいしいんだよ。イノシシの肉でね〜」

と言っていました。

確かにそのとき「食べてみたいなぁ」とは言ったけれど、人数が多いときしか出ないと聞いていたので、平日に潜りにくる私は食べる機会はないだろうな、と思っていたのです。

今日は気温も20℃きってるし、ダイビングで体が冷えたから、カレーいいなぁ〜なんて思いながら器材を洗って干しました。

 

まさかまさか、カレーの香りがここからだったとは!

辛口と甘口が用意されていました。

ミックスする人が多いそうです。

確かに辛口は、けっこうスパイシー。

そしてカツまで登場〜。

 

もうダイビング終わったから、思う存分食べる!

イノシシの肉、おいしーい。

3杯おかわり。

さっきまで

「あと1ダイブしたかった…」

と、しょんぼりしてたくせに…

柿とグレープフルーツをデザートにいただき、熱いお茶を飲みながら、撮った写真の整理やお魚図鑑を読んで過ごします。

図鑑は読みだしたら、なかなかとまれません。

 

時間があるので、近くに見える山に登ってこようと思ったら、全く展望がない山とのこと。

往復2時間くらいだろうから、ちょうどいいと思ったのになぁ。

 

猫たちのくつろぎっぷりがすごいです。

近づいても目を覚ましません。

覚ましても「なんだ、お前か」くらいの表情、すぐ眠りの世界へ。

 

夜ごはんです。

まだ、カレーでお腹ふくれてる…

そう思ったのに、おいしくてスルスルはいっていきます。

ブリのカルパッチョ〜。

 

夜の散歩に行くか…

お腹重い。

 

続きます。

 

高知 柏島でダイビング その4(2022-2)

柏島ダイビングサービス フィンハウス

ダイビングにつれていってくれる「大福丸」です。

3艘あって、それぞれ「豆大福」「塩大福」「大福」と名前がついています。

お父さんが漁に出ているので、1艘ありません。

 

今日の1本目は6:50に出発。

朝の海は静かです。

向こうから太陽が昇ってきました。

ほんとに波がない…

昨日までのザッブンザッブンは、いったいどこへ?

風向きだけでこんなに変わるんだ。

太陽が上にないから、海の中は少し暗いです。

 

ゴールデンイールモレイとワカウツボ

名前に「ゴールデン」とつくだけあり、真っ黄色ですね。

これを撮るとき、いつもピントが合いません。

動いてないのになぁ…

 

白いハダカハオコゼ。

 

テングダイのペア。

鼻(でいいのか?)が長いから「天狗」なんですね。

 

港に帰ってきたら、漁を終えたお父さんがバケツを持って戻るところでした。

「いい鯛だぞ〜、カルパッチョにするか? 刺身か?」

やったぁ!

刺身がいいです!

 

私が海から上がって、朝ごはんをいただいたり長い休憩をとっている間に、体験ダイビングをした人がいました。

海の中はどうでしたか?

「水族館の中に落ちたみたいに、周りが魚だらけでした!」

体験ダイビングは、おととい潜った竜の浜に行くことが多いそうです。

水深5mでもたくさんの魚が見られるから。

初めて潜るときは、海面が見えていたほうが安心できますし、陽射しが届いて明るいですからね。

浅いところでのんびりが一番!

良かったですね、初めてのダイビングが楽しくて。

 

2ダイブ目は「勤崎(つとめさき)」

ハナヒゲウツボの幼魚。

真っ黒ですね〜。

黄色のラインがくっきり。

オトナになると、鮮やかなブルーと淡い黄色のラインになります。

黒から徐々に青みがかっていくそうです。

 

先月も見ました、ホウセキカサゴです。

なぜホウセキカサゴというのだろう?

目が宝石のようにきれいだからだと思うのですが…

 

ガラスハゼです。

3cmくらいですが、よ~く見れば見つかります。

 

クラカトアウミウシ

親指の爪の白いところ(とっても小さいことを伝えたい)よりも小さいんですよ…

ガイドさんの目ってどうなってるの?

なんでこんなの見つけられるんだろう?

 

ムラサキウミコチョウのペアです。

これも小さい。

 

安全停止を兼ねて水深が浅いところへ戻ってきました。

マツバギンポ

なんてかわいいの〜。

ピントが合ったのが嬉しいです…

 

潜り始めて40分近くたっています。

あと10分くらいかぁ…

と、目の前に現れたアオリイカの群れに、ほぉ〜となっていたら!

うわぁ!

すごいすごいすごい!

キビナゴと光のシャワーです。

私の周り360°、キビナゴだらけ。

数枚写真を撮って、あとは数分間、その中に浮いていました。

こんな大きな光景、小さな液晶画面を凝視するのではなく、自分の目でちゃんと見たい。

キビナゴたちは何度も何度も揃って向きを変え、銀色の体が光を浴びて輝きます。

 

ガイドさんはこのとき、柏島では珍しいモンツキカエルウオを見つけていたようですが、私がキビナゴに見とれていたもので、おずおずと知らせてくれました。

でもそれどころじゃないの。

ごめんなさい。

数秒見つめて、またキビナゴの中へ戻りました。

だって目の前をサーッと過ぎることはあっても、周りをぐるりと乱舞しているのはもう見られないかもしれないから。

忘れられない数分間になりました。

 

3ダイブ目は「後浜1」

ダゴンベの白✕赤のカラーリング、かわいいなぁと思います。

 

ゆらゆら、オオウミウマ。

手のひらよりもずっと大きなサイズ。

一点を見つめていたのに、ギョロリとこちらを見た気がしました。

 

フリソデエビのペアと、赤ちゃん。

ちっちゃくても、ちゃんと模様がある〜。

 

マツカサウオは、ド派手です。

目立ちます。

 

ユカタハタかな?

はさまってるように見えます。

 

パンダダルマハゼ。

サンゴの中に隠れています。

撮ろうとすると、サンゴにピントが合ってしまう。

これでもマシな方なんです…

 

先月いた、不動明王の後ろにある炎みたいな体つきのボロカサゴ

また見たいなぁと思ったら、台風で行方不明になってしまったとのこと。

新しい魚が来る一方、いなくなってしまうこともありますね…

 

 

イボヤギミノウミウシと卵。

卵は、白い花びらのよう。

 

本日のダイビングを終えてシャワーをあび、昼ごはん。

ブリの漬け丼と手羽先です。

船の名前と同じ、大福がデザートでした。

 

ログ付けをしてから散歩に行きます。

昨日までは波に酔っていて、そんな元気ありませんでした。

近くの橋から見下ろしただけでこの透明度。

本当にきれいです〜。

あ、キビナゴだ。

さっきはありがとう。

本当にきれいで、この中にずっといたい…と思いました。

 

散歩の途中、漁師さんが

「あの枠の中では鯛を、あっちの枠ではマグロを養殖してる」

と教えてくれました。

マグロは北海道の大きな会社が主体でやっているとのこと。

枠の中に入れるツアーがあればいいのになぁ。

エサと間違われますかね。

これは千葉の館山でサメまみれになったときの写真です。

興奮しましたね〜、このときは。

こんなふうに、もみくちゃになったらどうしよう…

 

マグロの養殖の枠の終わりあたりまで、海に沿って歩きました。

防波堤に寄っかかり、波の音を聴きながら目をつぶる。

風が気持ちよくて寝そう。

北からの風じゃないだけで、こんなに暖かいんだ。

そして海面は、鏡のよう。

いい時間でした。

海も好きだなぁ、やっぱり。

 

このエリアには、こんな柄の猫がいました。

猫、多いなぁ。

 

戻ると、若い男の子10人くらいが向こうから歩いてきました。

橋から下をのぞいています。

「なんだ、ありゃ!」

先月来たときの「バケモノがいるぞ〜」を思い出しました。

あのあと、バケモノってなんだろうね? と当てっこしてて。

私はヘラヤガラだと思う、と言ったのです。

先月はダイビングから戻ってくるときのボート上でその声を聞いたので、何かを確認できなかったのです。

今回は、私も橋の上にいたので確認できました。

ヘラヤガラ2匹だ。

やっぱり!

あまり、見たことのない形でしょうね。

今回のダイビングでは写真を撮れなかったので、以前撮ったものを載せます。

 

フォルダにはないので、ブログから探す

ヘラヤガラに追われたキビナゴが海面を飛びながら逃げるのも見れました。

 

けっこう歩いたので、お腹がすきました。

夜ごはん〜。

タイとブリの刺身です。

タイのお頭も最高!

「今夜は一品少なくしてくれたんだ〜」

と思ったら、ふっくら焼いたタイが追加で出てまいりました。

 

続きます。