登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

みんなのザックの中身って?

自分で持てる重さしか、持っていけない。

 

 当たり前のことですが、自分が背負えて歩き続けられる重さしか持てないのです。

重すぎてもバテてしまいますし、軽すぎても必要なもの入っていますか?と心配になります。

重さを背負えるよう体力をつけることも大切ですが、初めのうちは

 

  1. 持って行って使ったもの
  2. 持って行ったけど使わなかったもの
  3. 使わなかったけど、持っていかなければいけないもの(ヘッドランプや雨具など)

 

を面倒がらずにメモしていくといいです。

山の本や雑誌には、持ち物リストが載っていますが、自分に必要なものを自分で決めていけるといいですね。

 

 

自分のしたい山歩きをイメージします。

「山頂でカップラーメンを食べてみたい」

だとします。

 

山頂に茶屋がある山なら、何も持っていかなくてもそれは叶います。

カップラーメンでなく、蕎麦やキノコ汁など温かな食事もいただけます。

でもこのイメージが、前回登った山で見た光景だとすると…

ガスでお湯を沸かし、カップラーメンにお湯を注ぎ、待つ時間も含めてなのです。

そうなると、カップラーメンはもちろんですが、お湯を沸かすための道具も持たなければなりません。もちろん水もです。

その分、荷物は重くなります。

汗をかきかき着いた山頂で食べるカップラーメン。

おいしいです。

私も大好きです。

山では汁を捨てられないので、もっぱらカレー味を濃く作って、どうにか飲み干しています。

 

でも、山は頂上まで登るためだけに行かなくていいと思っています。

大切な休み、どんな時間を過ごせたかー

私も、途中の景色がいいところで文庫本を読みながら、太陽の光を浴びてぽかぽかしていると、「今日はこれで充分楽しかったなぁ」と下山して温泉に直行してしまうこともしばしばです。