登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

夏も必要、防寒具。

2018年の夏は特別でした。

温暖化?

標高2500メートルの山でも連日、気温が30度近くある本当におかしな気温でした。

これからずっと、こんな夏が普通になってしまうのでしょうか。

 

コバイケイソウは数年に一度の当たり年だったようです。

7月に扇沢近くの登山口から種池山荘へ登ったところ、いっぱい咲いていました。

右手前の斜面の白っぽい花です。

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北アルプス蓮華岳方面。針ノ木の雪渓も、高い気温で解けるのが早かったです。

 

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コバイケイソウ

 

いつもは…標高が高い山小屋の中では、真夏だってストーブついているんですよ?

朝の気温が10度をきることもあるんですよ?

 

ただ、夜明け前はさすがに冷え込みました。

防寒具がないと、太陽を待てません。

真っ白い息をはきながら、日の出を待ちます。

 

防寒具にもいろいろあります。

ダウン、化繊、フリース。

それぞれに長所と短所があります。

 

寝袋にもいえることですが、

ダウンは軽いけど濡れに弱く、濡れたら保温力はダウン。

化繊は重くかさばるけれど、濡れに強い。

 

山に長期間こもる場合は、化繊の寝袋の方が多いようです。

毎日干せないし、汗もたくさん吸いますからね。

どうしても濡れは避けられません。

 

ただ、化繊も軽くなってきていますし、濡れに強いダウンも出てきています。

 

フリースは、ダウンほど小さくならないので携行性は低いです。

しかし、肌触りがいいため暖かさを即感じられます。

 

いずれにしろ、防寒具の上にレインウェアをはおれば風の侵入を防ぎ、保温力がアップします。

 

フード付きにすれば、首の後ろも頭も耳も保温できます。

でも、薄手でもいいのでニット帽などはあった方がいいです。

歩いている途中に強風でかぶりたくなった場合、防寒具を着て歩くのは暑いからです。


ダウンやフリースに限らず、夏に防寒具を買おうとすると選択肢が限られてしまうことが多いので、冬に選ぶことをオススメします。

消耗品ではありますが、数年つかえるものがほとんどなので気に入ったものを着たいですよね。