登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

山に行かない休日

山で過ごす休日は大好きだけれど、ここ数年たまにはお休みすることにしています。

 

30代前半、仕事が休みの日にはすべて山の予定を入れていました。

1度だけ台風で行けませんでしたが、それ以外は全部行っちゃいました。

年間休日100日ほどでしたから、それだけ山で過ごしたことになります。

 

空気イスで仕事をしながら(前から見ても、空気イスをしているとは全く分からなかったようです)太ももを鍛え、休日に山で全力を出し切ってもぐっすり眠れば、働くことに差し支えありませんでした。

 

その頃が体力のピークでしたねぇ。

今はそんな働き方できません。

お給料をもらえなくなっちゃいます。

体力に合わせて、生活を変えていかなければなりません。

山で過ごす日数はあの頃に比べると確かに減ってしまいましたが、続けて登ったからこそ、「山に登るための体力と歩き方」が身についたのだと思います。

だから今でも、山で何日も過ごしても疲れは残りません。

 

その山を歩くのに必要な日数別に分けてある「行きたい山ノート」があるんです。

もし急に休みをもらえたとしても、そこから選べば「あー、どこに行こう?」と迷わずに行けます!

これから数年かけて登るくらいの量ですが、毎年増えていってるので十年以上かかるかも…。

 

そして30代後半。

山ではない場所で、休日をどう過ごそうかなぁと考えました。

私は、バスや電車にぼぉ~っと乗るのが好きです。

携帯は見ません。

乗り物酔いするんですよね。下を向けない。

後ろに流れていく景色をただ眺めるだけで何も考えていませんが、そんな時間も好きです。

行先は…

「行ったことのない街」

電車の券売機の路線図を見上げると、聞いたことはあるけれど降りたことのない駅がたくさんあります。

営業の仕事をされている方は「ほとんど知ってるよ~」かもしれませんが、「知らない街が多い」という方がほとんどではないでしょうか。

 

ガイドブックなどは見ず、何も調べず、ただ歩きたいように歩くだけ。

知らない街って、たくさん歩けます。

体力もつきそう。

ただ、山に行かなくても、やはり緑に吸い寄せられるのでしょうか。

お寺や神社へ寄ることが多いです。

 

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こまかい細工に見入ってしまいます

 

たまたま入った路地、たまたま見かけた店で、おいしいご飯やデザートを食べたり、かわいい文房具や雑貨が手に入るととっても幸せです~。

 

そして夕方、地元の方でにぎわう肉屋さんやパン屋さんで夜ご飯を買って帰ります。

 

いい休日ですよ。