登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

南アルプス 薬師岳小屋

キレイに建て替えらえれて、2017年の秋に再び営業開始となりました。

鳳凰三山を縦走するとき、甲府駅を9時に出るバスに乗ることが多いので、必然的にここに泊まることになります。

だから、なくならなくて良かった…「壊す」と聞いたとき、どうしよう!!って思いましたもん。

 

鳳凰三山 薬師岳小屋・南御室小屋

 

以前の山小屋では中2階の狭いスペースがお気に入りでした。

囲われている感じで、大部屋なんだけどなんとなく少人数で使えるというか。

男女別の配慮もしてくださるので、女性だけでそこのスペースということが多かったです。

 

さて、2017年と2018年に訪れたときは新築の匂いがしました~。

木のいい香り!

木材もこげ茶でなく、明るめの色なので全体が明るく感じます。

くつろげます。

広めの更衣室も設けられており、着替えやすいですね。

トイレは変わらず外ですが、すぐ近くにあり、屋根もつけられたので濡れにくくなりました。

 

プライバシーに配慮したのでしょうか。

以前より宿泊できる人数は減ったように感じますが、こまかく仕切りがあったり、カーテンがあるので大部屋というより、音は聞こえる半分個室。

それに、ふんわりした毛布と反発するマットレス

安眠できます。

暖房効果も高まるのか、寝ていて暖かすぎるくらいでした。

 

薬師岳小屋から10分の砂払岳。

白っぽい砂が目に眩しい大好きな場所です。

ここで温かい飲み物と簡単な朝ご飯をいただきながら、日の出を待ちます。

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この場所から何度ご来光を眺めたかな

南御室小屋も好きなのですが、そこからはご来光を見ることができないので暗い中を1時間ほどかけてここまで登ってこなければなりません。

だから泊まりたいんですよね~。

夕方は周辺をうろうろすれば、美しい景色に出会えます。

西側はけっこう開けていますので。

 

テント泊なら、テント場があること(薬師岳小屋にはテント場はありません)と、なんといっても水の豊富さで南御室小屋に軍配が上がります。

薬師岳小屋に水場はありませんので、南御室小屋でたっぷり補給していきましょう。

翌日ピストンするならまた通れるので問題ありませんが、地蔵岳方面へ行くようならその分も忘れずに。

鳳凰小屋まで水場はありません。